涙が止まらない・・・

yoshi-blog2011-03-12

一夜明けたら想像を絶する被害だった・・・怖くてテレビが見れなくなった。これは現実じゃないよね?明日起きたら夢だよね?何度も頬を叩いたけど現実だった。そして受け止めきれない自分がいた。

昨日日記にも書いた件。福島の原発が爆発した。
避難勧告は3KMから20KMまで広がった・・・
あの爆発を見ると尋常ではない事態だというのが伝わる。

大丈夫だろうか?いや、大丈夫であってほしい・・・
考えれば考えるほど、涙が止まらない。
男なのに嗚咽しながらニュースを見続けてしまっている自分がいる。

その人は、そのエリアの防災的な関係者。
つまり、逃げるのも移動するのも絶対に最後になる人。
僕は、そんな人と1年以上ずっと仕事をさせてもらっていた。
その仕事が今月で一区切りになる。

先日、メールで
「Yoshiさんは最後の契約完了日来ないのですか?会えなくて残念です。」
と言うメールを人づてでもらっていた・・・

すごく気さくな人で、仕事相手だといっても自分たちはイチ業者。それでも毎回
「わざわざ東京から来てくれてすいません。落ち着いたら飲みに行きましょうね」
そんな会話をしていたのに・・・

「5月くらいになると桜も綺麗な住みやすい街なんですよ。どうです?Yoshiさんも住んでみませんか?住んでくれるならYoshiさん雇ってもいいですよ」

冗談か、本当かわからないけど僕は飲む約束をしていたのに・・・
たまたま、本当にたまたま10日出張を取りやめた。もう、残念ながら冷静に判断すると、あの土地に行く事は永遠にないだろう。せめて、無事に逃げ切ってほしい。本当に避難しているよね?まさか、最後まで自分が最後だからって言ってないよね?もう、本当に心が折れる・・・テレビ画面を見てられない・・・どうか、助けてほしい。

そんな事もありつつ我が家。
昨日12時に帰ってきてからアドレナリンが出ていたのか興奮して一睡も寝れなかった。でも、やるべき事がある。それは最低限のライフラインを確保しないといけない・・・そんなの眠いだのへったくれだの言ってられない。今は余震収まるかもしれない。だからといってこの東日本が壊滅的な打撃を受けている状況でいつ食材の配送が止まるかもしれない。考えられる事は手を打っておこうと思った。すでに当座乗り切る食料も水もある。でも、長丁場になったらマズイと思ったの車の流れが切れた朝4時。まずガソリンスタンドでガソリン満タンにしてきた。でも、当面車に乗るつもりはない。車なんて今の時期使わない方がよい。あれは最後のライフラインになる・・・だから、朝満タンにして、車の中に3人が3日生き延びられる災害キットのアークスリーを1箱念のために突っ込んでおいた。

アークスリー
http://www.espoir-oq.com/mart/ark3.html

あと5箱ある。これだけでも計算上数日生きられる。それ以外にも十分確保している。マスク、水、食料、燃料、電源、でも、念のため・・・と思って近所のスーパーに開店と同時に行って、みんながカップ麺、パン、おにぎりに向かっているなか、一人冷静に別の物を確保。水(大いに越したことはない)、缶詰、ガムテープ(目張り用)、チョコ、チーズを抑えておいた。あとシリアルバー。これはカバンの中に突っ込んでおく通勤災害の際の移動時の燃料。

家に戻って色々準備。携帯の充電をしたりサブマシンの充電。その間に嫁さんにはお風呂に水を張ること、お米を炊いておくこと、冷蔵庫の中身を確認して電気が止まった際の腐りやすい順番から食材を開けていくことを指示しておいた。そして、我が家の基本方針は「籠城」避難場所は確認しているけど近所の小学校。築うん十年のボロ校舎で段ボールの上でガクガクブルブル震えるくらいなら、築年数が若い自宅で籠城した方が安全と言う事も確認。我が家はすべて耐震ゲルとかベルトで固定しているので被害はゼロ。子供達にはパパかママが机の下に行きなさい!って叫んだ時はテーブルにもぐるように指示をして練習させた。

それから、備蓄庫を開けて残数と状況確認。どうやら単二電池がない。あと、この時は原発爆発してなかったけど、その事も考慮に入れると、ビニールとか、あとイソジンが必要だな・・・って思ったので追加の買い物。

一旦、交代で仮眠とってから、夕方停電になるかもしれないとニュースでやっていたので早めにお風呂に入れたり夕飯を準備したりバタバタしていて買い出し、ホームセンター行ったら騒然とした感じでみんなカップ麺に群がってた。自分は電池が確保できず、その後何店か回って最後に確保。

今日1日こんな感じ、
今の所記者会見だと原子炉内に損傷はないと言ってますが念のため皆様きをつけてください。