フィクションその2
昨日の出来事
http://d.hatena.ne.jp/yoshi-blog/20110208
その続きから・・・
某月、某日。某所の話。
今朝は横浜でも雪が降った。いつもより早めに起きてカーテンを開けたらちらちらと雪が舞っていた。はるくんもあいちゃんも犬のように部屋で騒いでいる。自分はただ、
「ああ、これじゃ集客率落ちるんだろうなあ・・・」
と、つぶやく。あれから電話はない。便りがないのは無事のしるし・・・そう思って集合時間気持ち早めに家を出た。一応念には念をいれ、自分も最後、あれが使えるかも・・・と、とあるものをカバンに忍ばせつつ、雪まじりの車窓をながめ目的の場所に到着。雪はみぞれまじりになっていた・・・
徹夜作業の突貫工事で会場は一応完成していた。設営スタッフの皆様は壁に寄りかかり疲れている・・・すでに朝一から乗り込んでいるプロのアナウンサーチームと、会場の進行ディレクターがただっぴろい場所でナレーションのリハーサルとか、進行の打ち合わせをしている。
「お疲れ様でした。・・・どうです?大丈夫でした?」
「・・・やっぱ夜中トライしたんだけど失敗だった。」
「・・・そう、どうします?残り3時間あれば切り替えできる段取りは用意しているけど・・・」
「いや、大丈夫。今最終調整中だから絶対になんとかするから、だからYoshiさん達は当初の予定通りに進めてください」
そういわれたので、もう何も言うまい・・・そういうなら信じましょう。ただ、
「わかりました・・・」
と、だけ伝えて・・・
「昨日寝れたの?」
「うん、明け方の4時に、ちょっとだけ・・・」
見れば周りは目が充血している人が多いこと・・・いろんな人のいろんな立場、気持ち、複雑に絡み合っていて、多くの人が動いている・・・そんな場の空気が少し重かった・・・
自分は、朝チームスタッフとミーティングをしてから、関係する別の会社さんと合流して最終打ち合わせとリハーサル。もう、当日の変更はない。予定通りのセッティングだって事を伝えて、淡々とセッティング開始。他のチームもてんやわんやで会場準備が始まって徐々にスタートする雰囲気。
そして手間取っていた部分もトラブルも解消され、なんとかギリギリのタイミングで無事セッティングが完了したので、自分のチームはしばし休憩とお昼。でも、仕事は、これだけじゃなくて別の仕事も動いているのでお昼食べながら、あーでもない、こーでもない、と別件の打ち合わせをしたり控室がバタバタしているなかで進む仕事。
ほどなく時間になって続々とお客さんがやってくる。自分は後輩にブースでの対応を任せて、プラプラしていたけど、関係者も多くて、知っている人もたくさんきてて、みんな
「なんで、Yoshiがここにいるの?」
「ええ、今日アルバイトのスタッフなんですよ・・・」
なーんて、雑談もしちゃいましたけど、そこから4時間のイベントは結果的に大きなトラブルもなく問題なく無事に終わりました。(まあ、内容は細かくかけないので勘弁してくださいな)
ずっと立ちっぱなしで気の遣いっぱなしで、あとは途中システムにトラブルが出ないかひやひやしていたので終わった後、どっと疲れたよ・・・途中自分の担当ブースでトラブルが発生していたんだけど、万が一の予備機をさっと取り出し、交換したことでリスクコントロールはできていたし、元々Yoshiさんのチームがブースに置くものって今回のイベントには関係がほとんどなくて、人もそんなに集まらないかなあって思っていたけど以外に評判よくてびっくりだった・・・
それにしても、やっぱプロのイベンターはすごいね・・・リーダがいて、きちんと統率されてさ、みんなシステマチックに動くわけさ。受付のお姉さんなんて、行進してんの?ってくらい同じ服装、同じ歩き方、同じ表情でびっくりしたよ・・・やっぱ餅は餅屋。なまじ素人が手を出す範疇じゃないなあって思った。
でね、ひとつだけ愚痴。
やっぱり、何かと苦労って駆ってでもしろっていうでしょ?あれ、本当だよね・・・そして、周りはよく見ている。準備段階でやるべき事をやってない人がきて、さも自分がんばってますけど、何か?みたいな立ち振る舞いをしていてもさ、「はあ?あの人何もやってないのに何やってんのよ?」って思われるわけ。Yoshiに苦言を言う人もいたけどさ、何にも反論できなかったよ・・・
目立つのは悪くはない。そこを否定するつもりもない。
ただ、目立つのは、結果的に目立つだけであって、目立とうと思うのは単なる自己アピールにしか過ぎないのよね。そのアピールも結果的に薄っぺらいものになっちゃうし、それをしていても、周りは冷たい目線を送っていることになるとはなんとも切ないなあと遠目で見て思った。
色々思う事はあったけど、その後華やかな場所では偉い人とかいろんな人がパーティ会場になだれ込む間、自分は撤収作業。あんだけ手間取った準備とかトラブルとか関係なくあっさり荷物の搬出も終わってしまったねえ・・・
がらーんっとした会場と静かに響く解体作業の音のギャップがなんとも言えなかったね・・・
「Yoshiさん、この後お疲れ様会的な打ち上げあるけど、どうします?」
「ん〜いいや。パス。なんか疲れちゃったし・・・」
そう言ってパスしたけどさ、うちのチームほとんどパスしてたよ。
何はともあれ、ここの所のイベント関係はこれで終了。しばらくなさそうです。
明日は残務処理的なものして終わりかな?あー疲れた。本当に精神的に病んできた。
誰か、飲ませてください(+o+)
自分はどこに立ち位置と居場所があるんでしょうね?
よく分からなくなってきたよ・・・
そして、大人の世界は本当に汚い世界だ。
華やかな舞台がある場所で、それ以上に裏方っていうのが大事で本当に輝いている場所があるってのもわかった。
本当の意味で「ありがとう。おつかれさま」と言うべき人は、華やかな舞台には一人もいないって思った。
でも、光を際立たせるには影がくっきりしてないと映えないってのもわかっているけど、
自分には、なんとも咀嚼のできない気持ちだけが残っちゃったなあ・・・
何にしろ、自分お疲れ。そして、周りの皆様お疲れ様でした。
さーて、今日は寝れそうもないから、しばらくゲームだ!w
今日はこんな感じ
ではでは。
追伸
思わず、駅から家まで口ずさんじゃったよ・・・
http://www.youtube.com/watch?v=DC21soj2X8g
深いねえ・・・
さあ、深呼吸して明日からがんばろうっと・・・