Repressed Memory・・・

yoshi-blog2009-02-15

嘘と冗談は全く違う。


嘘と冗談の間に引かれている線は「とりかえしがつかない」ということ。


嘘をつくには多かれ少なかれ、必ず失うものがある。


今まで一度も嘘をついたことがないという人は嘘つきだ。


でも、「自分は嘘つきだ」と言う人も本当の意味では嘘つきだ。


嘘をつくには理由はある。


例えば、自分の気持ちを語る言葉に理由はない。


嘘をつくにしても最低限のルールがある。


それは、


全部嘘をついたらゲームオーバーだということ。


100ある出来事の中で2くらい嘘をつくのが一番分からない。


100のうち75嘘をついてしまえば誰でもわかってしまう嘘に価値はない。


この割合のバランスがその人のセンスだと思う。


嘘をつくために語る言葉が多ければ多いほど、


その人の嘘は言葉以外の所から分かってしまう。


目は口ほどに物を言う。


だから、嘘をつける人は目をそらす事が得意な人なのかもしれない。


なぜ嘘をつくのか?


その場を取り繕うため?


何か守らなければならないものがある?


自分の自尊心?虚栄心?それとも、かけがえのない何か?


嘘の理由は千差万別だけど、


たった、一つだけ許された嘘が1つだけある。


それは、


「笑顔にするための嘘はついてもいいということ」


でも、笑顔にするための嘘は、かなり難しい。


それは、その嘘で、


自分自身は笑顔になれないから。


自分のためではなくて、誰かのための嘘。


そんな嘘をつかなければならない時、


精一杯の演技をした所で、100%完璧な演技は誰もできやしない。


生まれて初めて笑顔で嘘をつかなければならなくなった時、


あなたはニッコリ笑顔をで嘘をつけますか?


僕は最低な大根役者だった。


出来ることなら、そんな嘘をつく事はしたくない。


でも、それで誰かが笑顔になるなら、


嘘をつくべきだと思ってた。


でも、


誰も笑顔にはなれなかった。


嘘つきとは最高の褒め言葉。


でも、最大の慰めの言葉でもある。


それを知った時、僕はほんの少しだけ大人の階段をのぼれたのかもしれない。


今日、ふと、思い出した。


どうやら、まだ僕はウイルスに病んでいるようだ。


そんな春のような暖かい日。


明日からも、また、ほんの少し、


人並みにがんばろう。




PS
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