大人の心理戦・・・

仕事でもプライベートでも何かと「出会い」と「別れ」を感じずにはいられない季節。何事も「合う」「合わない」はあるけれども、合わないことから目をそらす事も逃げ出すことも出来なくなってきたけれども、「合わない」のは「合わせる」ことが大事だなあと年を重ねるたびに実感するYoshiです。こんばんは(ーー;)

どこの会社にもあるよくある光景ではありますが、うちの会社もそれなりに転勤とか人事異動というのもがありまして一応Yoshiさんも今日辞令をもらったんですが大きな影響もなく、引越しも伴わない単なる部署の名前が変わるってだけの辞令だったんで自分自身はそうでもないけどボスが代わったり、周りが変わったり出て行く人がいれば入ってくる人もいるわけで、しばらくはバタバタしているのかなあと思ったり・・・

秘書的業務もそこそこあるけれども、新しいチーム編成も考える時期だったのでちょっと軽いミーティング。業務所掌をどうするのか?って打ち合わせしていたけど、なんていうか、難しいね。人間関係って・・・特に身内は。

若い頃は「こんな仕事俺やりたくねーし、俺の仕事じゃねーし・・・」って言うだけは簡単だったな。何かと自分の枠を決めてその中でガッツリがんばっていればいいんだもの。けれども、さすがに最近そういうポジションじゃないから時には嫌だという人にお前そんな事言わないでやれよ!と叫ばないと前に進まない時もあるし、だからと言って若いものだけじゃなくて自分よりも10も年上のおっさんに仕事を指示しなければいけない時もあるし、なんだかんだ言って調整とかそういう仕事やっぱり苦手だな。

今日もそんな打ち合わせ。自分が先日ブチ切れた件だったけど、結局自分も同僚のささやきで冷静になれたこともあり、チーム編成的には相手の希望を丸呑みした感じでとりあえず案を出してみた。でも、そこは交渉術。肉を切らせて骨を絶つじゃないけど、やっぱりガツガツごり押しする方法もある。そんなのは非常に楽。でも、それは、対会社と言うか身内の中でやってしまったら、角が立つし、何より遺恨が残る。だから当初ぶちきれていたので、先方も打ち合わせに構えてのぞんでくるわけ。「Yoshiが何を言うのか分からないけど、油断しないぞ!」って意気揚々で参加したものの怒っているYoshiさんと思ったけど、冒頭

「色々考えたけど、皆さんの意向を出来るだけ反映することにしました」

って言いながらオーダー表を出してみる。でも、ここからは交渉術。まずは譲れる場所は

「ここの部分は、皆さんの意見はこうでしたが、僕はこうでした。でも、皆さんに合わせます。なので、ここはみなさんの言うとおりにしましょう」

なんか、きょとんとする空気。でも気にしない。

「ここは、僕はいいと思うんですけどね。〇〇さん(上司)はきっと、NGと言いそうなんですが、このまま出してみてNGだったら〇〇さんの意見で整理していいですか?」

そりゃ、上司が決めるといったら誰も反論できないよね?苦笑 でも、残念ながらYoshiさんは4枚も5枚も上手なのよ。この時点ですでに上司とはプランA,B.Cと出してYoshiの希望と文句言われた時のバックアッププラン、そして裁量権をすべて上司からOKもらっているわけ。でも、Yoshiがこうするというよりも、上司が決めたといえば角がどがっているものも丸くなるかなあと・・・

回りももちろん、それなら仕方がないね的な雰囲気。しめしめ。そしてYoshiが譲れない部分。Yoshiがやりたかった仕事をキャンセルされている一番頭に来ている部分。そこだけは自分の手に取り戻しておかないと後が苦しいので

「ここ、自分が外れている理由を説明してもらえますか?」

まずは、傾聴。そして相手の言いたいことを聞く

「なるほど、そうですか・・・たしかに、そういう考え方もありますね」

同意。自分も同じ意見です的な雰囲気。たしかに・・・と言った相手の事も理解してますよ的な雰囲気。でも、100億パーセント納得もしてないし同意もしていない。単なるポーズだけど、元々大嘘つきは大きな嘘をつくのではなくて小さな嘘をつけば良い事は分かっているです。

「うーん、僕はこういう風に思ってました・・・」と相手が反論できないように、なんとなく文句言えない感じでとりあえず事情を説明。

「まあ、でも分かりました。じゃあ僕じゃなくてもいいと思うので引継ぎ書書きますね。誰やります?まさか、新しく来る新人さんに押し付けられる分量でもないと思いますので、誰か変わりやれます?みんな忙しいと思うけど・・・」

って言えば、誰も積極的にやるやつなんているわけがない。なぜなら、この仕事は僕の脳みそにしかないノウハウもあるし、仮に誰かがやると言っても自分ちゃんと引継ぎする気ないもん。結局

「じゃあYoshiさんに引き続きお願いした方がいいんじゃないかな?」

だって。苦笑 ま、そういうのも織り込み済みだけどさ・・・なので、今回の交渉ごとはYoshiさんの思惑100%でフィニッシュです。もちろん、後はタイミングを見て

「〇〇さんと相談した結果、こんな感じになりました。もし、調整が必要だったらYoshiか、〇〇さんまで言ってくださいね」

って感じにしたけど、まーそういうのも裏で調整できるってのも上司との日頃の信頼残高でもあるってわけなので、遺恨が残らず無事終わったのかな?会議終了後自分は足早に会議室出たんだけど、とある人が出て行くときにYoshiが聞こえてないと思ったのか

「なんか、意外とすんなり通ったね」

って言ってたけど、それ違うのよね。すんなり通ったと思わせているけど、実はYoshiのほうが「しめしめ思惑通り」って思ってるんですが、まーそこは大人の事情ってやつですかね・・・今回はたとえるなら

算多ければ勝ち、算少なければ勝たず。而るを況や算なきに於いてをや。
(勝算の多い方が勝ち、少ない方が負ける。勝算がなければどうなるかは言うまでもない。)

Yoshiが譲ったように見えているかもしれないけどかなりの計算と性格を考慮した深慮深い打ち合わせ。だっていうのはYoshiの胸の中だけに秘めていること。

それでも、そうは問屋がおろさないのが大人の世界なので、もうYoshiさんは裏で別のプランが進行中。いわゆる骨抜きってやつと、圧迫ってやつ。そこまでいうならやればいいし、そこまでいうなら、その場は任せますし、でも、そこの場は重要な位置づけだったものを別の場でセッティングしてしまえば、そこは形式ばったものになってしまうし、やれるというならとことんやってもらえばいし、まあ、どちらにしろ自分は自分のペースでコツコツやるからいいんだけどね。もう、知らない間に外堀と内堀が埋まっていて、心象がそこまで良くない仕事だって言うのが気がついた時は後の祭り。

やっぱり、仕事は肩書きとか名前についているものではなくて、人についてまわるもの。

だからこそ、「あなたにお願いしたい」とか「あなたにお願いしてよかった」と思われる仕事じゃなきゃだめなのよね。そういう風に言われるには日ごとの積み重ね。単にやりたいやりたいだけ言った所で実績がなければ、単なるお飾りになってしまうんだけどなあ・・・

なので、お飾りついた箱物的な外枠はお渡ししましたが、すでにYoshiさんが抜けた時点で、腐り始めてます。回りもすこしづつ形態を変えていくので、そんなものに意味がないといつか思う日が来るでしょう。でも、いいの、いいんです。それで、がんばれるならがんばればいいし、万が一それで大成功を収めたとしたら素直に拍手はしますけど、まーどうなることやら。

そして、静かに、静かに、少しずつ、裏側で本人達が気がつかない形でプランXのプロジェクト開始。

心の底では悔しいので、まずは、こっちで結果を出して見返してやろうと心に決めたので、まずは黙々と仕事しようっと。
なので、昨日までの付き合い方は終しまい。ビジネスライクに表面上は営業スマイルで対応するけど、まー人間って信頼とか信用はこうも簡単に崩れ去るものなんだなあと思った。自分も気をつけよう。

でも、自分はまだ救われますわ。

「え?Yoshiさん関わらないの?それは困る」

とか

「えーじゃあ、そっちの仕事は無理して進めなくていいや。どうせもめそうだし・・・」

って言ってもらえるだけでもありがたいよね。やっぱり人は「頼られているうちが華」これに尽きますね・・・

腐らず、小さいことからコツコツやってがんばることが、成功の近道と言い聞かせてがんばります。

今日はこんな感じ
ではでは。