今日から4月1日ですね。新しい年度の始まりです。今日という日を心待ちにしていて、不安まじりと期待を膨らませた4月。今日からYoshiの生活が若干変わります。色々悩んだ上の話ですが今日はこれを見ていただいている皆様と、マイミクの皆様に少しだけYoshiの独り言に付き合って頂きたいと思います。
話は少しさかのぼり、4ヶ月前。とある人からプライベートなメールアドレスへ一通のメールが届いてました。
拝啓、Yoshi様
いつも、ブログを拝見させていただいてます。そこで、少しお話したい事がありますので一度お会いいただく事は可能でしょうか?
また、チェーンメールかな?そんな事を信じるわけもなく若干放置気味で1週間、再度その人から連絡があって、今度は電話番号がメールアドレスに入ってました。メールアドレスと連絡先を見るからにしっかりした会社の人みたい・・・まあ、なんだろう?という事で一度お電話をしてみたのですが、結論から言うと
「実は、Yoshiさんのブログの中で育児に関するテーマがあり、前々から興味があって拝見させて頂いてました。私どもは育児雑誌の編集をしているのでよくこういった内容のブログも拝見するのですが、Yoshiさんのテーマは周りの人がめったに取り上げないテーマが多く、かつ共有できる点も多数ありました。突然のお願いで恐縮なのですが、ぜひうちの雑誌でYoshiさんのご家庭のこと、育児の考え方など、一度取り上げさせていただけないでしょうか?」
あまりの突然のオファーにびっくりしました。
「いや、そんな事言ってもごくごく普通の家庭ですし、人様に紹介できる内容もありませんのでお断りします」
そう電話を切ったのですが、その後も何度かメールを頂き、取り上げたい内容、なぜ自分なのか?その辺の話を長文で頂き相手も真剣だって事がわかったので1ヶ月前に編集者とまずお会いする事になりました。
1月下旬。都内の某ホテルの喫茶店で編集の方とお会いしました。年は僕よりもちょっと目上の方でした。そこで今編集している雑誌の内容や取り組むテーマ。そしてどういう方向で自分にお願いしたいのか?等々をお聞きし、悩んだのですが
「わかりました。じゃあ、とりあえず1回だけお受けします。そんなに万人受けする内容でもないと思いますし・・・」
「ありがとうございます。Yoshiさんの負担にならないように最大限配慮させていただきますので」
根負けしたと言うか、押しに負けたと言うか、まずは誰かのために役に立つ話をまとめて書かなくてはいけない・・・前々からちょっと興味はあったけど実際そういう立場になるとこれは非常に難しいなあと思ったのです。
自分に与えられた期間は約3週間。と言っても実際は仕事しているので丸々使える時間はなく、仕事の行き帰りとか家に帰ってからとかお風呂場の中とか、色々空き時間を見つけては考えることとしました。
雑誌と言うのは簡単に言うと育児雑誌です。結構有名な・・・そのコーナーで初めて子供を持ったお父さんから見た育児とか、悩み事、考えている事など毎回テーマが違うみたいなんですが、自分に与えられたテーマは
【1歳くらいの子供を持つ、お父さんが今一番したいこと。】
簡単なテーマほど実際書くとなると難しいのです。なんでそれにしたのか?どうしたらできるのか?そんなその辺にお散歩行きたいとか、なんか買ってあげたい的なつまらないネタでは面白みもなんともなくて、かといって実現しないような夢物語すぎでも読んでいる人の琴線に響くわけもなく、結構真剣に考えたんですよね・・・・
だいたい5000文字くらいで書いてくれって事だったのでそれも結構苦痛で、ある程度ストーリーを考えないと5000文字なんて消費できるわけないじゃないですか・・・だからテーマを決めるのに1週間くらい。書き始めるとそんなに時間はかからなかったんですけどね、それでも自分で納得した物が出来るのにそこから4日。やっとの思いで編集さんのメールで送ったんですけど
「Yoshiさん、お願いしている手前すいません。書き直してください。こんなに飾らなくていいんです。もっと素直に、自分の気持ちを表現してくれた方がいいと思いますよ?」
その一言と、真っ赤になって返ってきた自分の下書き原稿にすっごい凹む。
「あー俺って文章の才能全くないね・・・プロから見ればこの程度の内容でもここまで真っ赤に入れられる物なんだ・・・」
めっさ落ち込みました。こんなに赤ペン入れられたのは小学校の頃にやっていた赤ペン先生以来。ちょっと自信もなくし、書く気も失せてやっぱりやめようかな〜なんて嫁さんに話をしたら
「やめたいならやめてもいいけど、せっかくお願いされたんだから書いてみれば?私だって育児雑誌読みながら参考になる話とかあるし、それにYoshiの場合は結構がんばっているから他のパパも参考なると思うんだけどなあ・・・」
「そうかな・・・うーん・・・どうしよう・・・」
「自分でやりたいようにすればいいんじゃない?」
「そっか・・・わかった。もうちょっとだけがんばってみるよ」
やる気のなかった気持ちもなんとなくがんばってみようかな???とアクセルを踏みなおし、もう一度色々考え直して原稿を作り直しました。途中データとかも必要になって図書館で調べたり、編集さんに頂いたりして週末が何度かつぶれました。でもなんか書くためには何が必要で、どうしたらいいのか?その辺の参考になる話も頂いて、自分にとってもためになったような気がします。一番参考になったのは病院に行って先生のお話を聞いてみたり、理学療法士の人からアドバイスを受けたり、意外と自分も父親になった気になっていたけど、知らない事はたくさんある。それを実感したような気がします。
苦労のかいもあってなんとかまとまり編集さんからも
「Yoshiさん、お疲れ様でした。これでOKです。なんども手直しさせてしまってごめんなさいね。でも、とってもいい内容ですよ^^」
「本当ですか?こんな内容でいいんですかね?」
「ええ、多分この内容は実際に体験したYoshiさんしかかけませんし、他の人が読んだら涙が出ちゃうかもしれませんね」
と、お褒めの言葉の後に
「じゃあ、後は撮影の日ですが・・・」
「ちょっと、まって撮影???何?そんな事聞いてませんよ?」
「原稿書いた人を横に写真載せる事になっていますので・・・言いませんでしたっけ?」
「いや、聞いてない・・・」
「まあ、記念ですから^^;」
完全にだまされた。名前だけだって言うからOKしたのに・・・苦笑
「せっかく桜の時期も近いですし、桜の樹の下でご家族で写真取りましょうね」
と言われていたんです。でも桜なんてなかなか咲かなかったんですけどね・・・今日は満開なんです。
そう、今日がその撮影日。
とある大きな公園でカメラマンとか編集さんとか待ち合わせになっていたので行って来ました。
「うわ〜かわいいですね。Yoshiさんのお子さん」
そんな言葉で始まったわけなんですけどね。たかが1カットのために、何人関係者がいるんだか・・・
・カメラマン
・カメラマン助手2人
・スタイリスト(メイク兼)さん
・編集者さん
に囲まれつつ、自分と嫁さんそして、はるくんは、いかにもチャーミーグリーンのCMに出てきそうな家庭を演じているような写真を撮られました。こんなポーズこそやらせじゃないの?と編集者さんに言うと
「Yoshiさん、緊張でガチガチの家族を写真にとってもおもしろくないですよね?これはやらせじゃなくて演出です」
もっともらしい事を言われてしまいましたけど、1時間ちょっとの撮影時間も終わり。その後はスタッフの皆さんとお疲れ様会を兼ねた花見見物をしてました。桜が舞い散る場所でお酒を飲むって言うのは本当にいい気分です。
そんなわけでYoshiが4ヶ月ちかくコツコツとがんばってきた成果が世の中にお披露目されるわけなんですけどね恥ずかしい反面。うれしい反面。なんだか複雑な心境です。でも、これを読んで誰かの参考になってくれたり自分の想いを共感してくれる人がいるっていうだけでもいいのかな?と思いました。
と、前置きが長くなってしまいましたが・・・
もし、Yoshiが何を書いたのか知りたいと言うの人は今月の15日に本屋で発売される雑誌を探してみてください。きっとYoshiの間抜けな顔が乗っていると思います。
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【最後までこれを読んでいただいた皆様へ】
最後まで読んでいただいてありがとうございます。今日何の日でしょうか?(笑) 何の日か考えれば、これがどういう意味を表すのかわかるはずです。(笑) だまされた?? えへへへへ。
ちなみに、昨年のネタはこんな感じでした。
ロト6当選!?桜吹雪と春の空・・・
http://d.hatena.ne.jp/yoshi-blog/20060401
さらにその2年前は・・・
思い出の地の空は広かった・・・
http://d.hatena.ne.jp/yoshi-blog/20040401
意外と毎年律儀にこのネタなんです・・・苦笑
今日は自分の実家に行ってのんびりしてましたとさ^^
今日の写真はズーラシアでトラをバックにうつるはるくんです。