新しい風に向かって旅立ちなさい・・・

yoshi-blog2007-03-30

「新しい」と言う言葉は素敵な言葉です。後ろ向きな自分も、塞ぎがちな思いも、踏み出せない一歩を前に進める事が出来るミラクルな言葉で、新しい何かを得る為に自分の置かれている場所に風を吹き込む事はその時わからなくても後で「この瞬間が空気を入れ替えた瞬間なんだなあ」と思える日を人は「別れ」と言うのではないかと感じたYoshiです。こんばんは(ーー;)

年度末。働いていない人にはさっぱりわからないでしょうけど年度末は仕事上の大晦日みたいなもので4月から新年度と言います。さしずめ学生さんは新学期と例えた方がいいのかもしれないんでしょうけど、諸々の処理とか手続きとか今日までにやらないとアウトという日なんです。決算処理とか関係してくるので今日までに契約をまとめたり請け負った契約の支払い手続きを進めたりそれはもう社内はバタバタしている日なんですけどね、そういうYoshiはやや一歩引いたポジションなのでそういう仕事の役割は与えられてないけどこのクソ忙しい日にお客のシステムのクリティカルな工事があってその作業を手伝っていました。朝から機材準備したり手順確認したり、そうこうしているうちにお客にOKをもらっているダウンタイムになって作業開始。ものすごい集中した時間と緊張しながら行う作業工程。残り時間も気になりつつ手に汗握りながらお昼も食べずに作業して約束の時間15:00少し過ぎちゃったけどなんとか無事に終了。冷や汗物だったけどこれでYoshi的な年度末の作業は終了でお疲れちゃーんでした。

そのお客のキーマンが4月から人事異動になるって聞いたので急遽お客の所に行って来てご挨拶。なんかねこのお客とはあしかけ3年付き合っているんですけどね、これで今のシステムを構築した時に喧々諤々のやり取りをしたメンバーが転勤してしまいました。なんだか感慨深い物があって時間の進み方を気にしながら自分は生きているんだなあ・・・と思いつつも今日の仕事終了。その後また送別会なのでプレゼントを買いにヨドバシカメラへ・・・

昼間のすごいヤバイ試験工程の間に同僚と何をプレゼントするのかメッセンジャーでやり取りして

「買ったの?」

「いや。まだ」

「買ってくればいいじゃん。今なら外出しているんだし」

「そうなんですけど、何買っていいかわかりませんし」

「これなんかいいんじゃない?」

「でも、こっちのほうが・・・」

みたいなやり取りずっとしながら決めたのがこれ

CITIZEN パルデジットクリアL 電波目覚し時計 8RZ010-019

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本人が欲しい物だっていうのと人気NO1と言う事で決定。それにしても今週はすげー金使ってるよ。送別会ばっかりでさ・・・そして、その後はまた送別会でした。

送別会と言っても、今日のメンバーは3人。同じ仕事をしているメンバーで最後の晩餐と言う事でちょっと静かなお店を予約しておきました。本人の希望で手羽先が食べたいと言うので鳥吉でしたけど個室的な雰囲気のお店で飲んで食べてきました。思えばこの3人が始めて飲んだお店も鳥吉。鳥吉で始まったメンバーも鳥吉で終わりです。なんとも感慨深い・・・思えば足掛け4年ですかね?5年かな?詳しくは覚えてないけど色んな出来事があってとっても一言では言い表せないくらいの時間と仕事を共有していたメンバーなんだなあと飲み会の時にちょっとしんみり。

よくよく考えてみればよくここまでがんばってきたなあと思うわけです。上司からこの業界に特化した仕事をしなさいって言われた時に正直やりたくなかったんです。だってその前の仕事の方が楽でしたからね。それにその時のリーダになる人が家庭の都合とか諸事情でこのプロジェクトを辞退されてこのチームどうなるんだろう??と不安になりつつも目の前のやらなければならない事。決められた目標に向かってやるしかないという気持ちでいっぱいでした。

ちょうどその頃自分は掛け持ちで大きなプロジェクトも平行してやらなければならない時期があってしばらく缶詰になったり、冒頭書いたお客の事なんですけどね、打ち合わせが多かったりちょっと負荷も多くなっていて心のどっかで

「いっそ、こっちの仕事フルでやってあっちの仕事はさよならしようかしら・・・」

そう思っていた時期もありました。でも、その辺は完全におんぶに抱っこで自分のわがままと言うか水戸黄門の印籠よろしく

「こっちの仕事が忙しいから・・・」

と断れない理由をつけては仕事をぶん投げてしまっている自分に後ろめたさがありつつも、何も言わず自由にやらせてくれて周りから文句言われないで好き勝手やれたのもこのチームのおかげなんだなと思い返してみれば実感するのです。事実こういう大きな案件はすぐにお金にはならない。でも、かたやコツコツ大きな案件じゃないけど日銭を稼いでくれているから上司にも周りにも「あのチームががんばっている」と言われるようになっていたけど、実際はその間がんばってくれた二人のおかげだっていうのは言うまでもありません。

それから仕事の進め方もいつも僕は心の中で決めていたんです。「同じキャラクターがいてもしょうがない」なので、どこか振り子のような相反する考えをいつも持とうを思っていました。脳みそは3人いるから違う考え方が出来てそれが結果として良い方向にむいたんじゃないのかな?って思うのです。とはいっても、チームリーダは非常に精神的に負担のかかるポジションで大変だったんでしょうね。最初の頃はどこかアクセルを吹かしすぎな所もあって周りが思い通りに動かないもどかしさ、苦しさ。そして、結果も出るまでちょっと時間がかかったけど踏みとどまってくれたからこそ結果がついてきたんじゃないのかな〜と思うんです。

そんな事を走馬灯のように思いながら、たわいのない話で最後の晩餐は終わってしまったけど、振り返ってみると非常に良いチームワークと役割分担が出来たからこそ、結果も出せて晴れてご栄転になったと思うので悲しさ一杯と言うより心のそこから晴れやかな気持ちで「おめでとう」と言いたい気分でした。

こんな自分はダメなメンバーでしたが、多くの事を学んだし自分の存在価値を見出してくれたのはあなたでした。やりにくいメンバーだったでしょう。コントロールしにくい自分をうまくコンロロールしてくれて感謝の言葉はいくつも浮かぶけれども後悔の言葉は一つも浮かびません。ただ、ただ、この数年間一緒に仕事を出来たという喜びともう一緒に仕事が出来ないんだ・・・という悲しみが交錯しつつも、次の職場でがんばってほしいと思うわけなんです。

自分も転勤をしているし、転勤される方を送別しているけど、本当に大事な人が転勤する時ほど僕はいつも思うのです。

「別に今生の別れじゃないんだし、また会えるさ」

と、なので実はあっさりしちゃうんですよね。苦笑 でも、やっぱり数年間同じ仕事をしているって事は恋人とか奥さん以上に時間を共有している訳でそんな人がいなくなるって事は心のどっかにぽっかり穴が開いた状態になってしまうんでしょうねえ・・・実感ってすぐわかなくて何かをきっかけに大きな存在であったと実感するんです。今その実感がないって事はこの転勤は僕にとって最大級のダメージなのかもしれません。

本人は感極まって帰りの電車で泣いてしまったようですが、キャラクターに似合わない事するなあと笑いつつも、初めての転勤と新しい職場への不安が入り混じっていると思いますが、いろんな人を見てきたYoshiから見てもYoshi以上に優秀でYoshi以上に仕事に前向きで口では色々いうけど、実際はしっかり考えて行動している人なので多分悪態ついてもがんばるだろうと思います。ただ、人はすべて自分に向いているわけじゃないし、郷に入れば郷に従え的な慣習をはじめて体験するので不安はあるでしょうけど自分と相手に正直に生きていればきっと出世する人になると思います。(笑)

本当はすごい根がピュアな人だって、わかっていたんですけどね・・・^^;

とにかく、何はともあれ、今までありがとうございました。そしてこれからもがんばってください。多分、こんな事言わなくてもがんばってると思いますけどね。なにせ、出世ですから・・・

最後にこの言葉をプレゼントとして、おきたいと思います。

素直に「ありがとう」といえなくてごめんなさい。そして、これからも間違いなくどこかで仕事を共にする機会も会うと思うのでその時はよろしくお願いします。


PS この曲、使いすぎだね。正月のストリーミング配信でも使ったもの・・・orz