卒業延期・・・

yoshi-blog2006-11-14

試験が追試になった時、「あー落ちちゃったよ」と嘆くよりも「もう一度試験できるチャンスが出来たじゃん」とポジティブに考えた方がより自分も楽になるよな・・・そんな事を思いながら小雨降る帰り道。心の中も霧雨が降っていたYoshiです。こんばんは(・へ・)

それにしても、車洗うと3日持たない伝説。これは本当にギネスブックに申請したい気分。もう車がドロドロですよ。まあそのうちそんな事を気にする余裕も無くなるだろうと思うけど、今日は仕事の事なんてそっちのけの日。

今日は、これの結果の続き(前回も同じ書き方してるな・・・俺

http://d.hatena.ne.jp/yoshi-blog/20060905

はるくんの検診の日でした。残念ながら自分は仕事で病院に行く事は出来なかったけど、あれから2ヶ月。あっという間のような時間が過ぎるの遅かったような・・・毎回この病院に検診という日は自分の事じゃないけど、自分の事のように朝から心がどっかいっちゃってるそんな感じの日になるのはなぜなんだろう・・・前回からどれだけ進歩しているのか?どこまで成長しているのか?その状況次第では今日この病院を卒業できるかもしれない・・・そんな淡い期待を抱いた日でもありました。朝ご飯食べながら

「今日14:30だよね」

「うん」

「多分平気でしょ?」

「そうね。もう一人でお座りできるようになってるし、心配する事ないんじゃない?」

何気ない会話をして、家を出ていく時にはるくんに

「はるくん、今日はがんばれよ。先生困らせちゃだめだぞ」

頭を撫でながら家を出たけど、まあちょっと軽い気持ちだったんですよね。そして仕事中はそんな事もすっかり忘れてて、午前、午後とお客と打ち合わせしたりして、携帯全然見れてなくてお客と打ち合わせ終わった後に携帯に嫁さんからメールが1通入っていて

「次は1ヵ月後に検診。発達がゆっくりだから念のためつかまり立ちがしっかり出来るまでと言う事になりました」

というメールが入ってた。でもなんだろうな〜不思議と落ち込んだり、凹んだりそんな気分じゃなくて、心の中で

「ああ。そうなっちゃったか・・・まあ仕方ない」

どこか割り切っている自分がいたけど、きっと先生も様子を見てくれてると言う事だろう。そう納得する事にしたんです。この病院は一応、一人でお座りできるまでは検診をしてくれる事になってるけど、はるくんの場合は発達がゆっくりなので念のため経過観察をしてくれてるみたいです。それが1ヶ月伸びようが、伸びまいが何が変わるというのさ・・・なので、今日の事実を素直に受け入れる事にしました。

幸い、主治医の先生が良く見てくれるし、たまに自分が病院行ってもしっかり見てくれるしお話もちゃんと聞いてくれてて、何よりこの人のおかげで今のはるくんがいると思うと別に文句も何もないって感じなんですよね。本当はこの子の成長にはなんの関係もない親の都合で今月卒業できたらいいなあ〜って思ったんだけど、そういうわけにも行かず。その辺の理由は先生に説明したんだけど

「そうなの・・・じゃあ、来月大丈夫?」

「ええ、それは全然大丈夫。」

嫁さんはそう答えたらしいけど、まあ自分が会社休めば済む話なので、きっと年明けは少しゆっくりできるでしょ・・・なので、まあとりあえず卒業まで1ヶ月延期です。

今、一人でズリハイからお座りできるようになって、つかまり立ちもできてるけど、このつかまり立ちは手の力を使って強引に立っている。そんな感じがあって自分の脚で立っているという感じじゃない所をみると、この子はやっぱり下半身の成長がちょっと遅いみたいです。けれどね、たまに別の赤ちゃんとかと遊んだりしてるとこの子が凄いのはズリハイのスピード、ほぼ匍匐前進なのにものすごいスピードで移動するので見たお母さん達は驚いてますよ。最近ようやくたまに四つんばいで歩くようになったけど、それよりもズリハイの方が早いのを自分でも知っているみたいでよほど接地面がじゅうたんとか畳じゃないと四つんばいのハイハイはまだしてくれないんですよね。

でも、その代わりつかまり立ちは自分の興味のある物がある所では必ずしてて、最近じゃちょっと高い所においてあるオーディオセットのスイッチを押すと「ピロリロリン♪」って音がするのが好きみたいで、どこのボタン押せばその音が出るのか分かるんですよね・・・それ押してクレヨンしんちゃんがいたずらした時に「ウヘ、ウヘヘ」みたいな顔する時あるけど、そんな感じの顔をして一人ニヤリとしてるとなんだか妙な脱力感を感じでしまうんですけど、この子の成長を促す為だけじゃないんだけど、やっぱりキーワードって好奇心なのかな?って思うんですよね。まあ困ったチャンだけど、それがそのうち家中走り回って何か壊されるよりかはまし。今なんてかわいいものですよ。夜電気のついてない部屋に向かって走って暗がりで叫んでみたり、人のパソコンをバシバシ叩いたり、椅子の足をカジカジしたり、まあ正直なれましたよ。それ以外にも俗にいうオイタはかなりするけど、だからといって、やらせないって事はしないようにしたいんです。これは、自分が親になったらできるだけ「いけません」「ダメ」という事は言わないようにしたいな〜って思ってたんですよね。だって、せっかく好奇心もって何かしている所をさえぎっちゃったらそれがきっかけで本人に何か心の琴線が動いてたらもったいない・・・それにその行為で失敗したとしても自分が体で覚えるだろうし、だからもうちょっと大きくなったら包丁持たせてもいいし、高い所登ってもいいし、まずはやりたい事はできるだけやらせてあげたいな〜って思うんですよね。まあ最低限、命系と人に迷惑かけない系のダメって話はしますけどね。

まあ、幸い、この子は他の子より、多くの人に心配してもらえてて、病院もそうだし、役所もそうだし、親、親戚、みんなそれなりに心配してくれてて親としては正直うらやましい・・・苦笑 今日も病院に行った時間とお昼寝の時間が重なってたので病院での機嫌は最悪で大泣きして、「お前は病院行く度に泣きやがって少しは愛想振りまけよ」って思ってるんですけどね、まあ看護師さんからは「また、君は泣きむしはるくんなのね」なんて絶対思われてると思うんですよね・・・はるくん笑うと天使の笑顔って思えるくらい(ハイハイ親バカですよ(ーー;)なのに、泣くとすっごいブサイク。そんなに泣くなら言いたい事いえよ!と言いたいんですけど、やっぱり泣くのもかわいいなあと思ったりして・・・

そんな感じで病院も引き続き行く事になりますけど、それ以外に役所の方の保健師さんの勧めで今月からフォローアップの為の運動とかその辺の講習っていうのかな?ようは役所で何かやる会があってそれに参加する事になりました。保健師さんもフォローをしてくれるみたいですし、その時に発達フォロー系の先生もつくみたいなので、主治医の先生と相談して、こっちの面からもチャレンジしてみようかな?って事になりました。なので、まずは、あせらず、ゆっくり見守ろうかな〜って。だってね、もうすでに他の子より成長が遅れてるんです。それは変えられない事実だし、だからなんなの?別にいいじゃん・・・って思えば痛くもかゆくもなくなりました。

そりゃ歩いてくれれば買い物もお出かけも楽だし、他の子と同じ感じで成長してくれれば一緒に遊べるかもしれない。でもポジティブに考えて見れば「その分抱っこしてあげる機会が増えるしパパと遊んでくれるじゃない」って思った方が気持ちも楽なんじゃないのかな?って思いません?先の事は分からないけど、まずは目の前にある小さなハードルをゆっくり、手をつないでがんばっていこうと思います。

話がものすごく飛躍するけど、最近、自殺とか世間のニュースをにぎわせているけど、本人にとってはすごく苦しい決断をしたのかもしれない。でも、そんなに簡単に命を捨てていいの?って思うんです。ちょっと前までは「死にたい奴は他人に迷惑かけないように死ぬならしょうがない」と思っていたけど、子供が出来て特に、自分の大切にしているはるくんは、周りの人のおかげで救ってもらえた命。だから命を簡単に捨てるとか言わないでほしいな・・・って考えるようになってるんですよね。自殺してしまう人だって、自分一人の力で生まれてきたわけではないし、まあ望む、望まれないはあるかもしれないけど、少なくとも生まれた瞬間はすべての人が笑顔でこの世に迎え入れてくれたかけがえのない命だから、苦しいかもしれないけどその刹那の灯火は消していけないものなんじゃないのかな?って思うんですよね。まあ、人それぞれ耐え難い苦しみはあるかもしれないけど、だからといって、簡単に命は捨ててほしくないなあ〜と最近のニュースを見て思うんですよね・・・

ちょっと堅い話になってずれちゃったけど、まあ気落ちせず、また来月がんばりましょうね。家に帰ったらはるくんは寝てたけど、とりあえず枕元で「今日はお疲れさん。来月までにちゃんとつかまり立ち出来るようにがんばろうね」と言っておきました。

最近寝る時は親子三人川の字で寝てるんだけど、はるくんと手をつないで寝てるんですよね。はるくんと手をつないで寝てるとなんか落ち着く。はるくんもきっと落ち着いてくれてぬくもりを感じてくれるみたいだけど両手で自分の腕にしがみつかれてる顔を見てると、なんだか世の中のどうでもいいくだらない悩みで悩むくらいなら、この子の為に悩んであげたいなあと思うわけです。嫁さんの友達にも

「世の中にはできちゃった婚とか望まれないで生まれた子がいるのに、はるくんは幸せだよね。望まれて生まれてきて、こんなに多くの人に心配してもらって、見守ってもらっているんだもの」

そういわれたけど、まさにそうだな?って思います。少なくとも、嫁さんと僕はこの子が思うこと、感じること、その気持ちをこれからも大切にしてあげなきゃなあと思うんですよね・・・なんだか長文になると結論とまとめがまとまらないという悪い病気を発症してますが、まずは、延期になったけどそれでも一歩前に進んだと思ってすべてを受け入れて、また日々、一緒に手を取り合ってがんばりたいと思います。

追伸 来月はきっと、病院に行くだけで精も根も尽きたという予感がします。