今日の花火は誰の為に咲いているのだろ。誰もが見上げる綺麗な花火も、見たくない場所で光る花びらは切ない旅への始まりかもしれない・・・そうせつない気分になって凹んだYoshiです。こんばんは。
今日の内容は非常に個人的な内容が含まれてます。よって、気分を害される方がいたらあらかじめお詫びします。
前々から調子が悪かったおばさん。おばさん。正確には母親の妹。母親姉妹は昔からおばさんとよばせたくないのでみんな「ちゃん」付け。だから今でも「●●ちゃん」と呼んでいるだけど、小さいときからすっごく良くしてくれた。別にこれと言ってこっちは何かしてたわけじゃないけど、おばあちゃんの家に行くとたいていいく日は親戚一同集まってる機会が多くて、しかも初孫の僕はそれはそれは可愛がってもらったものです。
そんなおばさんが先日体調が悪いということはブログでも書いたところ。そして、ちょっと前に母親から電話がかかってきてました。
「これから、抗がん剤治療始めるから・・・そしたらしばらく会えなくなるからお見舞い行くなら今週どう?」
そういわれてました。心のどっかで
「ああ、それって・・・もう次はないのかな・・・」
嫌な方向ばかりに考えが浮かぶ・・・詳しい病状は根掘り葉掘り聞くのも悪いので詳しくは聞いてないけど喉のポリープが悪性らしい。最悪声を失う事もあるとか、とにかく聡明でてきぱきとした人で人一倍健康に気をつけてただけに「なんで、この人が・・・」とただ、ただ、思うばかりでした。
せめて、気持ちだけでも前向きに、元気になってもらいたい。そう考えてお花屋さんでビタミンカラーの花束を作ってもらいました。今の僕はこれくらいしかできない。もっとも何かをするっておこがましい事はできないけど、遠くから本当に見守る。この言葉だけが唯一の僕の救いの言葉かもしれません。
そして、今日。
一旦実家に行ってから嫁さんと母親とおばさんのいる病院にお見舞いに行ってきました。地元の病院じゃ手に負えず大きな病院に転院してきて、個室におばさんはいました。個室なんてうらやましい・・・そんな冗談も言える状態じゃなく、個室じゃないと病気的にだめらしいです。他の人に迷惑かけてしまうとか、強烈な吐き気とかあるみたいで、個室の扉をノックして、ゆっくりと部屋に入った時、おばさんはそこにいました。
僕は思わず唾を飲み込んだ。今まであったおばさんのイメージが全部音を立てて崩れて、そこには物凄く細くなって、物凄く弱弱しい、元気のないおばさんがいました。
「よくきてくれたわね」
か細い声でなんとか出した声も、本当は泣きそうで、泣きたくて・・・でも、そんな心の涙は見せるわけにもいかず、一生懸命はるくんの成長振りを見せて元気を出してもらおうとがんばってた自分がそこにいました。病室には10分くらいしか入れなかったけど
「今日は花火大会なのよね、ここでも見れるのよ」
そんな言葉も聞いて胸が詰まりそうだった・・・何もここで見たくはないだろうに。景色が絶景でも心の中のキャンパスは今真っ白なはず。音も雰囲気も情緒もない光の瞬きだけみても心に感じる事はポジティブなことじゃないだろう・・・
今は、ただ、心のそこから「どうか、がんばって・・・」それしかいえない。
でも、絶対治るはず。
治って欲しい。
そして来年はちゃんと花火、見れるという事を祈りつつ。病院を後にしました。
その後は実家でのんびりしてたけど、明日こそ家にいて何もしない日でありたいです・・・