ガイガーカウンター(放射線測定器)を購入・・・

おことわり。
本日の日記は見る方によっては、不快な気分にさせたり、嫌な内容が含まれている可能性があります。そのような内容に苦手な方は本日の日記を見ない事をお勧めします。



さて、今日は真面目系なお話。
すでに日記のタイトルにも書いてありますが、思う所あって我が家にもガイガーカウンターを用意しました。
ネタで買ったんでしょ?と思う方もいるでしょう。基本的に毎日日記をつけているとネタ不足感は否めなくて、そのためにネタ品を買ってみたり、話題性の高い物に飛びついたり・・・でも、今回購入した理由は「ガチ」で買いたかったので買った。つまり、そういうことです。

もうさ、原発災害終わったと思っている人もいるでしょう?
全然終わってないし、むしろこれからだからね・・・そう思うと手元にガイガーカウンターはあって損でないんです。
「いや、だって、行政でちゃんとはかってくれているじゃん。」という話もあるかと思います。でも、

線量計600台契約解除 文科省「精度低い」、業者反論
http://www.asahi.com/national/update/1118/TKY201111180480.html

文部科学省は18日、福島県内の学校や公園で放射線量を計測する「オンライン線量計」を発注した業者との契約を解除したと発表した。測定精度が低く、結果の送信ができないなどのトラブルで納期が守られなかったためと説明している。この業者は東京都中野区の「アルファ通信」(豊田勝則社長)。朝日新聞の取材に「納入が遅れたのは文科省から大幅な仕様変更を求められたため。訴訟も検討する」と反論している。

なんてことはない記事ですが、ここのサイトさんなんぞ見てみてください。

文科省放射線量低く見せろ」要求応じず解約になったオンライン線量計
http://www.j-cast.com/tv/2011/11/24114166.html?p=4
このことが指し示している最大の問題点は、文科省が発表している放射能の線量は人為的に操作され、低く出るようにせよとメーカー側に要求し、それを飲まなければ切るという理不尽とも思えるやり方をしていることである。

必ずしも公式発表が正しいとは言えないんですね。残念ながら・・・

まあ、人それぞれ考え方もあって、意見もちがうでしょう。ですが、Yoshiは、

「リスクは可能な限りとれるものならとるための努力はする」

と、いうタイプなので、幸いな事に比較的距離はあるけれども、自分でも測れるようにはしておきたい・・・と思ったのがきっかけでした。

ただ、実際問題私は放射線の知識は「ド素人」です。調べたからと言って、何か出来るわけでもないし、実際にすごい高い値が出たとしてもどうする事も出来ない事の方が多いでしょう。でも、やっぱり、知っているから出来る事も少なからずあるんじゃないのかな?と思っていたのですが、そこは気にしいのYoshiと、気にしない嫁さんの間で数か月、いる、いらないの議論は続いてました。

ま、どうして買えたのか?と言うのは、ここんところのありえない残業時間で稼いでいるし、嫁さんのお友達のダンス用のビデオをDVDに編集してあげたお駄賃的なという意味で大蔵大臣の許可をもらって買ったと言う事なんですがね。本当に欲しかった理由として

・この先仕事で原発の近く(と言っても郡山とか福島だけど)に行く機会は必ずある。
 →っていうか、原発に近い所にある会社さんと付き合いあがあり仕事で311まで毎週通ってたし
・仕事柄、今後も東北地方の出張は避けられない。
・残念な事に嫁さんの実家の近くがホットスポットになってる。
・子供を遊ばせる時に見ず知らずの場所で何かあった時に調べたい。

と言う理由。それに、欲しかった震災直後に比べて在庫も値段も安定して為替も円高気味で価格が手に届く範囲になったっていう色んな状況が揃ったので今回購入したんです。

やっぱりね自分の事考えたらどうでもいいけど、子供の事を考えたらちょっと不安。もっとも今は外部被爆より内部被爆の方が心配だけど、この先、また地震が起きて3号機4号機も・・・なんて可能性もゼロではない。だから、万が一というBCPじゃないけど、ここは投資に値すると思うわけです。

で、ド素人なりに何を買うかずっと悩んでいてまして、購入する判断基準として

・予算は5万円以内。
・買うからにはそこそこの製品で、中国製じゃないもの。
セシウムだけじゃなくて、ストロンチウムプルトニウムのようなベータ線に対応している。
・持ち運び安いサイズ
・計測時間が短い。

と言うもので、評判が良い物って事で、これを買う事にしました。

ロシア製最新型放射線測定器 SOEKS 01M
http://item.rakuten.co.jp/akiba-inpulse/01m/

これを選んだ理由は
・実売が15000円前後まで落ちている。
β線γ線の両方が測れる。
・計測が毎10秒
・アラーム機能がついてる。
・日本語マニュアルがある。
・ネットでの評判も高い。

と言う事と値下げキャンペーンやってたので、買っちゃいました。こういうのって、欲しい時に買わないと、後で本当に欲しい時にかえなくなるようなもの。この先どんどん値段がさがったとしても、そこは安心をお金に変えたって思えばは個人的には超納得。子供小さいからね・・・そして、買ったものが本日到着。パッケージはこんな感じです。

ちょっとしたMP3プレーヤーみたいなもの。サイズは小さく持ち運びも便利。

エネループ単4縦に2本よりちょっと大きい程度、厚みは携帯電話より薄いかな?こんな小さい物ですが、GM管(放射能を測定するパーツ)がそこそこ大きいので検出精度はなかなかだそうです。ちょっと前に日記にも書いたエステーで出しているエアカウンター

http://www.st-c.co.jp/topics/2011/000387.html

これ買おうとしたんだけど、福島で仕事している人に聞いたけど、ありゃおもちゃだって・・・測定に数分かかるし、誤差の範囲が広い・・・だったら、ツタヤでガイガーカウンターレンタルした方がいいよ。と言うコメントもらって買うのやめた。なので、今回実績もあるやつを用意したってわけです。

さっそく家の中でスイッチオン。設定も日本語マニュアルがあるのでロシア語分からなくても使えます。(っていうか、英語モードもあるので、その辺問題なし)

ガイガーカウンターに汚染物質が付いてしまうと正しく測れなくなるので、ジップロック必須です。家の中は全く持って問題なし。ちょっとベランダに出てみても、一番ホットスポットになる可能性が高い玄関でも、靴の裏に近づけても数値の変化はあまりありませんでした。一安心・・・

でも、この数字実は、正しい数値じゃないんですね・・・というのも、この機器についているGM管は、セシウムではなくコバルト60の値でCPM(1分間の放射線数)をシーベルトに補正しているので、今日本で原発事故で漏れまくっているセシウム137と134の正確な値にするには、出た数字に「0.772」と言う係数をかけてあげないと正しい数値がではないというのと、空間線量を測るには、元々この機器はβ線を遮断してγ線を測定する必要があるため、裏側のスリットを3mm厚のアルミ板で覆わないとだめみたいです。なので、そのアルミ板はヤフオクで500円で売ってたので一昨日落札したので明日届く予定。そうすると、地面においてもバックグラウンド(元々放射されている放射線)を遮った値を調べる事が出来るみたいです。

そこまでしなくても、今測っている部屋内の数値より高い、低いという目安値でも使えるので十分と言えば十分なんですけどね・・・ま、子供と公園とか行って、ホットスポットがないか?とか確認する程度にも使いたいので・・・(まあ、知らない公園は出来るだけ行かないし、行く時は行政がちゃんと測定しているか?って言うのを調べてから行きますけどね)Yoshiとしては、これ非常に満足ですわ。

しばらく会社の行き来でも電源ポチットなとしながら、ためしに測りながらあるいてみたいと思います。

ご近所の皆様、リアルなお知り合いの皆様、「うちでもちょっと調べたいので貸してほしい」というご要望ありましたら、タイミングが要調整ですが貸し出しは可能です。(笑)

なかなか近場にそんなもん持っている人いないでしょ?苦笑

ただ、この子の最大の欠点は、「しょうもないくらい電池の消耗が激しい」と言う事。

電源いれっぱなしだと10時間持たない・・・んなつけっぱなしにしないから気にしないと言えば気にしないけど、まあエネループを入れておくとパソコンからも充電できるし電池も長持ちすると言うので早速エネループも4本購入しておいた。なので、しばらくは様子見かなあ・・・

と言うわけで、心配症のYoshiさんは今日からガイガーカウンターもちです。

バカにされても結構。笑われても結構。それで、何もなければ、なおよろし。

本当は、こんなものが活躍するような世の中になってほしくなんです。
でも、万が一という備えは必要だと思っているので、まずは買ってみました。

どっか遠出したり、なんかホットスポット見つけたら日記に更新していきますわ。

まずはご近所かなあ・・・


今日はこんな感じ
ではでは。