悲しさと切なさと心弱さと・・・

yoshi-blog2011-04-15

ええ、今日の日記は完全に愚痴です。愚痴。
愚痴でも書かないとやってらんないわ・・・と言うわけで、さらっと流してくれれば幸いです。

守秘義務もあるし、相手もある事だし、本当の事はかけないもどかしさ。
でもね、Yoshiさんも仕事中はアイスマンだの、冷酷だの、色々言われててもそれでも人間なので気持ちが入って仕事しているわけですよ。最近色々世の中暗い事ばっかりで、でも、少しでも前を向いて仕事するとか、前向きになるとか、今のうちに先行投資じゃないけどやれることはやりたい・・・そんな生きがいをもって仕事に取り組んでいる訳です。

(リアル過ぎるので若干の加工はしています。何気ない読み物として見て頂ければ幸いです)

あれはさかのぼる事数日前。
ある、オーダーがあって、自分たちのチームにしか出来ないようなアイデアを出しなさい。というミッションがあったんです。例えるならケーキ屋さんで新しいメニューを考えるから、各パティシエ対抗新商品開発コンペみたいな感じ。

Yoshiさんのチームも、いや、Yoshiさんが在籍しているお店にはいっぱいパティシエがいるけど、それぞれ得意分野が違う。ショートケーキが得意な人もいれば、モンブランが得意な人もいる。それぞれ暗黙知として得意な人がいるジャンルには手を出さないという不文律が存在していて、最低限のルールにそってみんな一生懸命知恵を絞ります。

Yoshiさんの所属しているチームでも、これはお店の一大事。今考えないとこの先ライバルのお店にお客さんがとられてしまう!そんな危機感も少しありつつ、出来る事は出来るだけやりましょうね・・・みたいな Yoshiさんのチームには材料メーカーさんと懇意にしている人もいて、今回は、その人のつてを使って、他のチームが絶対に使わないであろう食材を用いてうちの店にはおいてない新しいケーキを作ろうみたいな話になったんです。

ケーキを作るといえども、適当に作るわけにはいかなくて事前に企画書みたいなものがあるんです。もちろん、この企画書を書くのは通常の仕事とは別な部分で作業や時間をかけなけれいけないので、Yoshiとしても通常のオーダでもあるケーキ職人としての仕事をこなし、その間に食材屋さんと交渉したり、同僚のパティシエとミーティングしたり、そんな中で企画書みたいな設計図を作ってたんです。そして、あるポイントごとに試作品を披露して、オーナー的な人も「おお、これはいいじゃん。すごいじゃん」みたいな感じになっていて、計画はどんどん進むわけです。この新作ケーキを作るのにどんどんいろんな人が絡んでくる。アイデアを出してくれる人、食材の調達をしてくれるひと、調理器具の手配をしてくれる人、そんな人達の下支えがあって、ある最終規格書画完成したのが昨日の話。

そして最終プレゼン一歩手前。「これは、なかなかいいね。だったら、最終プレゼンの土俵にのせてみよう。このケーキはいいよ。ただ、ちょっとラッピングとか、改良するところはあるね」

って話だったので、朝から懸念点を払しょくすべく対応をしていて、この時点ですでに仕事はワールドワイドになっていて、アメリカにいる職人さんにまで仕事を発注する1歩手前までの作業を進めていたんです。

この暑い中、ミーティングをこなして、疲れて職場に戻って、残作業をしていた時に、ある人の何気ない雑談で僕らは驚愕の事実を発見したんです。

「そういえば、○○のチームが、○○っていうケーキ作るみたいだよ」

「え?あの、僕らのチームも○○作っているんですけど」

「そうなの?でも、あっちはすでにコンテストの審査終わってるみたいだから、このジャンルのケーキは、あっちのチームのものが採用されると思うよ」

「それ・・・決定ですか?」

「うん。もう決定」

「今更、差し替えとか利きませんよね?僕ら最終プレゼンする余地あるんでしょうか?」

「・・・残念ながらないと思う。もうあっちは発注かかってるんだよ」

みたいな。
(あくまで、あくまでたとえ話なのでYoshiがケーキ職人ではないのであしからず)

まず、情報がどこからか漏れていた。そして、他のチームがまさか同じジャンルで出てくるとは思ってなかった。社内の不文律はあるけれど、客観的に見てもそこのルールは残念ながらギリギリの所で守っている。つまり、自分たちの確認ミス。もっと早い段階で審査員的な人の「うちのチーム、こんなケーキ作るんですけどどうですかね?」って聞いていればまだリカバリーショットがうてたはず。でも、そこの確認を怠ってしまった。

正確に言うと、「ん?いいんじゃない?」って言葉を信じすぎた。

さすがに凹んだ。
目をキラキラさせながら夢いっぱいの仕事だったのに・・・
この仕事を僕らのパンドラの箱から出てきた最後の希望を頼りにがんばってきてたのに・・・

この事実を知った時、思わず、やるせない気持ちいっぱいで心が折れた。
「俺たちは今まで何をしていたんだろう・・・」と。

またもや企画がこれでボツになった。
僕は、ここ半年で何個の企画をボツにしているんだろう。
大切な僕の作品達が日の目を見る事が出来ない・・・本当に悔しい。

もう完全なる負け戦です。
負け戦には敗戦処理がやってきます。

そのご動かした人、物、その処理にさらに凹んだ。
疲れた・・・

あまりのふがいなさに、缶ビール飲みながら家まであるいちゃったよ。
あーあー、もう、何か良い事ないかな。

というわけで激しく落ち込んでます。
だれか優しい人慰めてくれればこれ、幸いです。(なんてね。(T_T)

あー何もやる気起きないけど、
今日はこんな感じ

ではでは。