頭から出血。緊急事態・・・

yoshi-blog2010-08-18

あーあー。今日の日記のネタが最高にたくさんあったんだけどな・・・日記のネタなんて、無い時は全く無いのにある時は重なるんだよね・・・毎日日記を書いている身としては、程度にバランスよく色々出来事があればいいのにと。ものすごい消耗しているYoshiです。こんばんは(@_@;)

頭の中でズッキナーとピュアッキーナが戦ってましてズキズキイライラな日。打合せと称して2時間30分のうち打ち合わせ15分。その後ずっと、ある人生相談話に華が咲き、ある女性が僕のとあるエピソードを聞いて号泣させた水曜日。それ以外にも色々日記的なステキなネタはあったんですけどね、何もかにも全部すっ飛びまして現在に至る。

マジで疲れた・・・ものすごく消耗した。(>_<)

今日はそんな出来事を一つ。

PM6:00
今日は会社が定時退社を義務付けられている日。身支度整えて帰ろうと思ったらいつもはメールの嫁さんから電話が入りました。

「どした?」

「あのね。はるくんが頭ぶつけて血が出てるの」

「あーそう、大丈夫?」

「大丈夫じゃない!血が止まらないの・・・結構出てるの」

若干嫁さんもピンチの様子。電話の裏ではるくんが号泣しています。話を聞くと、ソファーであいちゃんとじゃれていたらしく、その時に勢い余ってソファーのそばにある柱の角に強打。ボタボタと落ちる程血が出ているとの事。

「んな!マジカヨ!!急いで病院連れて行けよ!救急車呼ばなくていいの?」

「そこまでは平気だと思うけど今様子見てる。急いで帰ってきて!」

そんな電話口。マジでビビリました。もうね駅まで猛ダッシュ。電車に飛び乗ります。

「早くつけ!早く駅につけ!」

その間にも刻一刻と嫁さんから状況を伝えるメールが・・・とりあえず出血は落ち着いた。今、救急の病院を調べてもらっている。場所が場所だから、外科じゃなくて脳外科がいいって言われた・・・などなど。どうやら右側後頭部耳のちょっと上?後?そんな辺りらしいです。自分も電車を乗り継ぎ急いで帰宅。全力ダッシュで汗びっしょりでゼエゼエハアハア言ってたけど、家に到着。もう、少し落ち着いたはるくんがいたけど、うわーこりゃすごいね・・・ってくらいTシャツが血だらけ。

急いで車を出して、近所から近い救急指定で今日脳外科の先生がいる病院まで行きました。はるくんは出血のショックと痛みでテンションも低め。まさか、この後病院で色々されるんだろうなあと思うと、なんだかこっちが胸がいたい。血は止まったと言ってたけど、交換した大きな絆創膏が頭に貼ってあったけど、すでに真っ赤。

「これ、止まってねえだろ・・・」

と思いつつ、車の中で。

「はるくん大丈夫?気持ち悪いとかない?痛いところない?」

「うん・・・へーき」

「へーきって、無理しなくていいんだからね?パパになんでも言ってね」

こっちがオロオロしちゃっているのに、はるくんはめっちゃ普通。若干テンション低いけど・・・まあ、嫁さんも一時医療のお勉強をしていた所もあったので応急処置と経過と症状を簡単にまとめたメモもくれたので、それをもって病院に・・・病院行く前に車の中で

「はるくんさ、今日この後病院行くけど、パパがんばれたら帰りコンビニではるくんの欲しいものママに内緒で買ってあげるから、ちょっと痛いかもしれないけど、がんばろうね」

「うん、じゃーアイスが食べたい。でも、俺病院怖くないから平気だよ」

そんな強がりが胸にしみる・・・

病院到着、電話で伝えてあるのに窓口について

「それでは、こちらの診察用紙と問診シートに症状を記載してください」

と言われ軽くイライラ。お前、症状ってさ、目の前でガキが頭から血を流しているのに問診もクソもねーだろ!!と思いつつも、そこはいたって冷静に・・・今日は自分もズッキーナが頭の中にいるので落ち着かないと今度は自分が別の意味で頭が痛くなりそう・・・ほんと、どうにかしてほしいなあと思ったけど、はるくんはものすごいおりこうさんでした。

15分ぐらい待たされ(前の人が処置してたので)看護師さんに

「あーこれ、まだ止まってないかもしれませんね・・・ちょっとガーゼで抑えてください」

そういって待っている間、ガーゼは真っ赤に染まっていきました。大丈夫なの?って思ったけど、実際親が騒ぐような程度で無いんだろうなあとタカをくくりつつ先生の診察開始。

「うーん・・・これ、裂けてますね」

ってコメントで、

「縫いましょう。これは縫わなきゃ直りませんね」

と言われ、即縫合手術開始です。

「お父様は外で待ってますか?」

血が苦手のYoshi。とっても苦手だけど、はるくんがんばってるのに外にいるわけにはいかない・・・はるくんもパパの手をぎゅって握っているので

「いや、ここにいます」

そう言って処置をみてたんだけどさ、先生が髪の毛をそって患部をあらわにした時に

「お父さん、ここが傷口です。こんだけ裂けてますね・・・」

って傷口見せられたけど、血と傷口のグロテスクさに思わずクラッといきそうだった・・・そこから、はるくんは麻酔を3回注射されて、

「ちょっと痛いけど我慢してね・・・」

「縫うからじっとしててね」

って先生が言うんだけど、あんた偉いよ!注射でも泣かないし、縫合中暴れないしじっと耐えてるの・・・まーもう、それを見てるだけでパパがウルウルきそうだったよ。きっと痛いのに・・・なんでお前はがんばってるの??いいんだよ。泣いてもいいんだよ!痛いって裂けん手もいいんだよ!!縫合箇所から血がたっぷり垂れてしたたり落ちているのに、必死に堪えてるのよ・・・もう、辛い。見てるのが辛い・・・出来ることなら変わってあげたい・・・そんな縫合処置ではるくんは5針縫いました。この間泣かず、しゃべらず、動かず・・・君はすごいよ!パパ尊敬だよ!!

そんな感じで処置終了。その後診察があって怪我した時間とか、状況とか、その後の状態とか問診された後に、かるくん瞳孔のチェックとか動きとかいろいろチェックして一応は問題なしって事になったけど、一応場所が場所っていうのと、なんとなく元気がないはるくんに先生も心配になって

「念のため、レントゲンとCTを撮りましょう」

と言われて、頭に包帯とネットでグルグルのはるくんは、そのままパパと地下にある撮影室に行きました。

なんかはるくんも心配そう。

「パパ、はるくんお家に帰りたい」

「うん・・・でも、まだ無理なんだ。ごめんね」

「なんで?はるくん、先生に直してもらったよ?」

「・・・うん。たしかに直してもらったんだけど、先生がね。一応、はるくんの頭が大丈夫か検査してみようって言うんだ。だから、ごめんね・・・もうちょっとがんばろうね」

「・・・うん」

地下の待合室で2人。さすがにこの時間は誰もいない・・・本当に病院の廊下は苦手。トラウマ。こっちが不安になる・・・大丈夫かな?大丈夫かな?って・・・そしてレントゲン技師が

「はるとさん〜・・・あっはるとくん〜こちらへどうぞ・・・」

案内されてレントゲン室に・・・技師のお兄さんが

「あのね、これから頭の所ちょっとお写真とるからね・・・一人で平気かな?」

「・・・パパ、側にいて・・・」

「ごめんね・・・パパは中に入れないんだ。」

技師のお兄さんが諭すようにいいます。そりゃそうだよね放射線管理区画。立会いなんて出来るわけが無い。

「はるくん・・・先生が言うようにパパ、ここにいられないから廊下で待ってるね。大丈夫かな?」

「・・・うん。はるくんがんばる」

若干心配だったけど、はるくんレントゲンがんばって一人で撮影出来ました。その間パパが一人廊下に・・・こっちの方がメチャメチャ不安だよ。心配だよ・・・ドキドキだよ・・・あー大丈夫かな?問題ないかな?とか・・・

10分後、部屋から出てきて抱きつくはるくん。

「ごめんね、今度は隣の部屋で別のお写真とるからね・・・」

技師のお兄さんにいわれ。今度はCT。一人部屋の中で大きな筒の中にはいるはるくん、そこでもパパは廊下。泣かずにじっと耐えてがんばってたはるくん。これも15分くらい一人でずっとがんばってくれました。

無事問題もなく撮影が終わり部屋に戻って先生がレントゲンとCTの結果を元に説明。

「レントゲンの結果、骨折もしてないですし、CT見ても脳内出血もないから大丈夫でしょう。念のため明日の朝様子を見たいので再度きてくださいね」

とのこと。とりあえずキズは表層だったので問題ないみたい。とは言っても、今この状況は脳震盪を起こしやすい状況でもあるので今日1日は安静にさせてくださいって言われたのと、お風呂だの食事だの色々言われたけど、まー寝るだけだから大丈夫でしょうって感じでした。

帰り際。先生が一言。

「でも、はるとくんはすごいね。お注射したり、縫っている間、泣かなかったし、動かなかったし、先生とってもやりやすかったよ。他にもたくさん小さい子先生見ているけど、はるとくんみたいにじっと出来る子ってなかなかいないんだよね」

って言われて本人も嬉しかったのか、ニヤリってしてました。笑

でも、正直ホッとした。
あの出血量みたら、ちょっとヤバいかも・・・って思ったよ。
本当に子供は目を離すと危ない。

なんでも嫁さんもソファーでじゃれているのを見て「ほこり立つとコンコンしちゃうからやめなさい」って軽く言ったみたいだけど、あいちゃんの押した力が予想外に強くて勢い余ってソファーを転げ落ち、柱の角にぶつけたみたいで、あいちゃんもびっくりして心配していたみたいです。家帰ったらカーペットが血だらけでちょっとした殺人事件現場みたいだった。苦笑

病院を出て、入口ではるくんとゆびきりげんまんのお約束。

「あのね。いい?はるくんは今日、頭をぶつけてものすごく血がいっぱい出てるの。だから、明日も病院行くんだけど、まだ直ってないし、明日は、あいちゃんとじゃれたりするのはやめようね」

「うん。でも・・・あいちゃんがはるくんの上乗ったり、頭叩いたりするんだよ」

「大丈夫。そんな時は、ママ助けてーって大声で言ってね。はるくんの頭、今日先生が直してくれたんだからさ」

「うん。分かった」

指きりげんまんのお約束をして無事に終わったので約束どおりコンビニでアイスを買ってあげて

「これ、今日はるくんが、がんばったご褒美。明日も病院行く事になるから、これはパパから明日もがんばれますようにってチョコビをおまけしてあげる。」

と言って明日のおやつも買ってあげました。やっぱり緊張していたんでしょうね・・・帰りの車でふと見たら、はるくん寝オチしてました。

「そりゃ、あんだけがんばれば、疲れきるよな・・・」

なんとなく運転中、そんな寝顔を見つつ、手をぎゅっと握って帰りましたとさ。車降りて部屋まで抱っこして帰ったけど、痛々しいはるくんの様子に嫁さんもウルウルしてたけど、何はともあれはるくん、とってもがんばってね。君はすごいよ。パパの方が君の血を見てガクガクブルブルしてたよ・・・きっと痛かっただろうけど、車の中で

「はるくんさ、あいちゃんもわざとやったわけじゃないから許してあげてね」

「うん。はるくん平気だよ」

って言われると、こっちが申し訳ないくらいだよ・・・なんてこの子はやさしい子なんだろう。自分がこんなにも痛い思いをしているのに・・・

はるくん早くよくなりますように・・・

なんでね、自分病院が苦手なのか・・・
夜の病院に行くのが怖いのか・・・
はるくんに何かあると心配になっちゃうのか・・・

こんな出来事があったんです。

5年前のちょうど今頃のお話。

http://d.hatena.ne.jp/yoshi-blog/20050926

そして深夜の病院の廊下で一人・・・

http://d.hatena.ne.jp/yoshi-blog/20050928

そんな出来事からもうすぐ5年です。
http://d.hatena.ne.jp/yoshi-blog/20050929

はたから見れば、ただのチキンハートの父親かもしれないけど、
それでも、はるくんに何かあると、とっても、とっても、とっても心配してしまう。

とっても心配。

これはトラウマなの。分かってるの。
でも、心配なの。

でも、とりあえずホッとした。
早く直るといいなあ・・・

直ったらちょうど誕生日近いし、はるくんの好きなトランスフォーマーのおもちゃでも買ってあげようっと。

今日はこんな感じ。
終わってみると、パパもものすごい消耗中。
頭の中に忘れていたズッキーナーが2匹に増えました。
やっぱり、イミグランの自己注射キット買おうかな・・・
でも、自分で注射するって行為が、はたから見て中毒患者に見られるのが怖い。

でも、この先、守るべきものがあって、それを考えるといつまでも今の状況がいいとは思えないんだよな・・・