大好きって躊躇なしで言える人に・・・

yoshi-blog2010-07-26

今日は会社を休んだ。

それは、前々からはるくんと約束してたから・・・

最近、はるとくんはサッカースクールに通うようになった。このサッカースクールは、ジュニアユースまで持っている地域で一番大きいサッカースクール。コーチは元マリノスとかJリーガーとかが指導してくれる本格的で、そのサッカーチームと幼稚園が提携して出張サッカー教室みたいな感じで幼稚園の園庭とかホールとかで最近練習し始めていたけど、全然見にいく機会が無くて、でもはるくんから

「パパもたまには見に来てよ」

って言われていたのでなんとかして忙しい合間をぬって調整してなんとか見に行くことができた。

天気は晴れ。暑い・・・嫁さんとあいちゃんは家でお留守番。車で幼稚園まで行って1時間の練習に付き合うパパ。なんとなく嫁さんからはるくんの練習風景は聞いていたけど、なんか新鮮だった。

元々、はるくんって子は、自分と違って?それとも自分に似て?前には決して出て行かないタイプ。何か自分から意見をいう事もあまりないし、一人でいても大丈夫。でも、まあみんなと遊ぶのならそれでも良し・・・そんなどっちかって言うと控えめなタイプで、いつも誰かに流されてしまう・・・自分で何か決めるって事が全然なかったのに、なぜかサッカースクールの生徒募集の際に生まれて初めてじゃなかったかな?自分の意見をはっきりパパとママに言って

「俺、サッカーがやりたい」

「水泳じゃなくていいの?○○くん(親友のお友達)も水泳やるって言ってるよ?」

「いい、俺サッカーやりたいの!」

そんな勇気ある決断をしたからパパとしては「やる気があるならやりなさい。パパは反対しないよ」って答えてた。習い事って半分親のエゴが入ってしまう事もあるけど、自分は「本人の意思に任せる」これに尽きるなあって思ってた。

それは、自分が小さい時の影響かな?

やりたくもない剣道を習わされ、書きたくもない油絵を書かされ、そして泳ぎたくないのに水泳教室に通わされ・・・親からしてみれば、小さい時呼吸器系が弱くて鍛える意味でも剣道とか、水泳とか・・・若干の教養をつけるために油絵でもかかしたんだろうけど、子供心にみんながやっている野球とかやりたかったなあ・・・って思っていた面もあったから、はるくんとあいちゃんの習い事は出来るだけ本人の意思に任せたいなあって思ってた。

だから、はるくんがサッカーやりたいって言ったから、新しくてカッコイイサッカーボールをプレゼントしてあげた。

そんな色々な気持ちがまざって初めて見たサッカースクールの練習。

練習自体は1時間だけど、リフティングの練習、ドリブルでのミニゲーム、シュート練習、チーム別に分かれて試合形式のゲームと、内容は子供が楽しく、バテないように無理のないペース配分でしっかりプログラムされているなあって感じの練習だった。

なんかね、ちょっと涙出そうになっちゃったよ・・・

はるくんは他の子に比べて、正直全然うまくない。

他の子は思いっきりダッシュしてボールをジャストミートして、いいシュートする。リフティングも2-3回は続くし、何より、ボールに対して当たりに行く姿勢とか、同じ親として素直に「ああ、あの子うまいな〜」って思うくらい・・・同じ年中さんでもこんなに違いがあるのか???ちょっと驚いた。チームの中できっと、はるくんのレベルは一番下か、下から二番目くらいだ・・・

ドリブルは最初にボールを蹴って後は放置だし、シュートはジャストミートしなくてコロコロボールだし、そもそもボールに寄っていかない・・・なんとなくダッシュしてついていくだけ、ミニゲームの練習でも、いつも他のお友達に順番譲って自分は最後にやってるの。明らかについていけてない・・・それが良く分かる1時間だった。もちろん、これは事前に嫁さんにも言われている折込済みの事項なんだけね、何で泣きそうになったかって言うと、

【とっても、とっても、とっても、楽しそうだったから・・・】

親から見ると「なんだ出来てないじゃん、楽しいのかな?」って思ったけど、やってる本人の顔がね、ものすごく笑顔で楽しそうなのよ。試合でも全然ボール触れてないし、群衆の中に入っていかないくせに、でも楽しそうなの。コロコロボールでシュートしてさ、コーチがわざとボールをカットしないでゴール入ってさ、それでも嬉しそうなのよ。汗一杯かいてさ、ニコニコしながらサッカーやっててさ、そんなつぶらな瞳のがんばり加減を見てたら、なんかパパウルウルきちゃったよ・・・思わず自分を責めたね。

「ああ、俺は、なんて無駄な、無いものねだりをしていたんだろう・・・ここまで来ているだけで十分だって、なんで思わなかったんだろう」

って。

元々、生まれた時から苦労していたはるくん。他人と比べるなんて、なんの価値も、なんの意味もないくらい圧倒的に差が開いている状況だった頃、あの頃「お前は、お前のペースで進めばいいんだよ」って思っていたくせに、知らないうちに他人と比べているパパは本当にバカだね。君は十分がんばれているじゃん。

練習終わり。

「はるくん、今日サッカー楽しかった?」

「うん!はるくんね、コーチのいない所にシュートしてたの、パパみた?」

「うん。すごかったね・・・コーチがいたのにシュート入ったのはるくんぐらいじゃない?」

「うん。俺ね〜今日4本もシュートしたよ」

「そっか・・・じゃーもっと上手になるように、今度のお休みは一緒にサッカーしようね^^」

「うん。はるくんパパと練習するまでお家の中で風船で練習しておくから!」

はるくんの目はとっても、とってもキラキラしてた。

ごめんね。はるくん、パパ、はるくんのがんばりに気がついてなかった・・・本当にゴメン。

好きこそものの上手なれ・・・

今日出来なくてもいい。
でも、明日出来るように今がんばればそれでいい。
今日がんばらないと明日はこないよね・・・

パパはそんな君のがんばりにそっと頭をなでてあげたい・・・

そんな暑い午前中の夏の出来事。




閑話休題



それから・・・

おてんばあちゃん。

いつも、ママっ子あいちゃん。
パパとママを比べたらいつも「ママ」と答えるあいちゃん。
寝る前もできればママと寝たい。でも、ママは忙しくて一緒に寝れない時もある。今日もそんな日。

外は雷がなり、ゴロゴロと音がする。テレビを見ていた子供達。なぜか、あいちゃんが固まっている・・・

「あいちゃんどうしたの?調子でも悪い?」

「・・・・」

何も言わないけど、一点をじっと見つめている。動かない・・・体温計を出して測ってみたけど熱は平熱。寝る時間になって寝室に移動しようと思ったら

「パパ、抱っこして・・・」

めったにそんな台詞を言わないあいちゃん。いつもならスタスタとはるくんと一緒に寝室に歩いていくのに珍しい・・・

「どうした?」

「・・・・」

「もしかして・・・あいちゃん、雷さん怖いの?」

「・・・怖い・・・」

そう、あいちゃん、雷の音と窓越しの光にびっくりして動かなかったみたい。たしかに一点見つめていると思ったら窓を見てないようにしていただけみたい・・・抱っこして寝室に入ったけど、ゴロゴロはなっている。いつもは横に寝ているだけなのに、今日は激しかった。(笑)

「パパ、ギュってして」

ですって。(笑) 腕枕して、かつ、反対の手を使ってギュって抱きしめないと怖くて寝れなかったみたいです。苦笑

かわいいね・・・パパ、キュンキュンしちゃったよ・・・ホント震えているんだもの、しょうがないから1時間ほど完全に寝付くまで腕しびれたけど抱きしめてあげてた。だって、少しでも離そうものなら目を開けて抗議の目線で、「ダーメ!」って言われるんだもの。いつもはパパ嫌いだの、ママがいいだの、言うのに肝心な時はやっぱりパパなのねえ・・・ってちょっと嬉しかった。

その後自分以外が全員寝ているんだけど、さっきあいちゃんがのどが渇いたのか起きてきたんだけど、しっかり豚さんのぬいぐるみ持ってリビングに来ているの。なんかかわいいね^^ 


今日は色々あったけど、子供の表情は毎日同じじゃないんだなあって思った。
しっかり見てないと見過ごしてしまう。

毎日のさりげない贈り物を大切にするには、
自分もしっかり前向きに生きて行くことかな?

うまい言葉は見つからないけど・・・

はるくん、あいちゃん大好きです。
パパも二人に負けないくらいがんばるよ・・・