悩みました。
今日、この内容を書くべきか、書かないで心の中にそっとしまっておくべきか・・・
でも、やっぱり書く事にしました。
ありのまま、そうありのまま。どうか僕の話に少しだけお付き合いください。
あれは、二年前の春先、季節も穏やかでようやく自分たちにも春が訪れる・・・そんな季節の始まりでした。春というのは新しい季節に期待をこめた何か・・・そう、この先どんなことが起こるんだろう?ワクワクしつつも、ドキドキしているそんな自分達がいました。
そして、その春にあなたと出会いました。
http://d.hatena.ne.jp/yoshi-blog/20050312
そして、今の僕らがこうしていられるのもあなたと出会えたからこそ、僕たちはここまで一緒にがんばる事ができました。
あれからもうすぐ2年。来月の29日で彼は2歳になります。小さな喜び。大きな成長。毎日が目を細め思わずにやけてしまうような毎日。かけがいのない他には変える事が出来ない素敵な毎日を過ごしています。
でも、ここまで来るのに何度かここでも書きましたが色々ありました。だからこそ、僕たちは「次はない・・・」心のどこかで「今回生まれて出てきてくれたのが非常にラッキーな出来事でラッキーは二度続かない」お互い口には出さなかったけど、そんな事を思っていたのかもしれません・・・ましてや先月くらいから要経過観察も取れてようやくホッと胸を撫で下ろすことが出来て、そんな次の事を考える余裕すら正直ありませんでした。
嫁さんは少し前から考えていたそうです。そろそろ・・・と。僕は全くそんな事を思いもしなかったけど、気持ちが落ち着けばなんとやら、嫁さんは
「そろそろ産婦人科で検査してもらうにはある程度基礎体温必要だから測ってみるね」
と1-2ヶ月前から測っていたけど僕としては
「そんな簡単に次なんて・・・」
どこかで諦めた気分。変に期待させてもプレッシャーになるだろうし、まあ時の流れに任せてみようと思っていて
「そうね、一度きちんと見てもらうには必要だね」
そんな言葉をかけて生活してました。普通に、当たり前のように何事もなかったように生活していたのですが、先週とある出来事がありました。仕事をしていると嫁さんからメールが届いていて
「あのね、黙っていたんだけど妊娠検査薬に反応が出たの」
え?嘘でしょ?ただ、ただ、驚いて、家に帰ると嫁さんはもう寝てたけど自分の机の上に妊娠検査薬が置いてあって
「本当だ・・・」
すっごくビックリしました。でも検査薬といっても100%ではないので喜ぶというよりも驚きの方が強くて・・・その陽性反応が出た次の日、産婦人科で見てもらうことになったのです。
当然、仕事中なので付き合う事はしなかったけど近所にまあまあ有名でそれなりの産婦人科があるらしくはるくんを連れて診察してもらったそうです。
「まだエコーにも映らなかったけど、最近の妊娠検査薬の精度は高いので99%妊娠しているよ」
嫁さんはニコニコしながら僕に結果を教えてくれました。僕自身、喜ぶというか驚きが強くて、強くて・・・
「良かったね^^ おめでとう。まあ、でも、本当に喜ぶのはちょっと先にしようか・・・」
そう言ったのは、まだ確信が持てなかったから、万が一これでそうじゃなかったら落ち込むし、どうフォローしたらいいのだろう?そんな事も心の片隅に引っかかっていてまだ、素直によろこべないな・・・って思っていたんです。
それから1週間後の今日。長かった・・・本当にきつかった。嫁さんもつわりじゃないけどやっぱり情緒不安定になる時もあるし、かといって自分も完璧じゃない人間だし、その辺分かってるけどそれでも辛くて、でも、しょうがない。そう、これはしょうがないの。だって大変なの嫁さんだもの。そんな相手をいたわる気持ち。それから、結果の出ない待ち状態の不安定な気持ち。折れそうな心を必死に抑えつつ、普通に過ごすっていうのは知らない間にプレッシャーになっていたりするものです。
昼間仕事をしていたんだけど、嫁さんからメールがまた届きました。
「ちゃんと、お腹の中にいたよ。5週目くらいだって、ビデオと超音波写真とってもらったよ」
たまたま、工事の立会いでとある場所にいたんだけど、その会社の廊下を出たあたりでそのメールをもらいました。
「そっかあ・・・やっぱりちゃんといてくれたんだ・・・」
なんだろう?前回、はるくんの時はすっごく興奮状態の喜び?アドレナリンが出たような喜び・・・でも今回はそんなのじゃなくて、静かな喜び?うまい表現方法が見つからないけど、やっぱり大事な報告はメールかよ・・・携帯片手に独り言をつぶやいていたらうっすらと涙が出てきました。
「あはは、やっぱ俺、感動しているんじゃん・・・うれしいんじゃん・・・」
バカだねえ。俺、仕事中に泣いてるよ。こんな顔誰にも見せれないじゃん。思わず階段の影まで行ってもう一度携帯を見直しました。嘘じゃなかったです・・・本当にいました。本当に、いてくれました。喜ぶというより、安堵。ただ、良かった・・・目から汗ががいっぱいでました。でも気持ちのよい汗でした。だめだねえ、ほんと、涙もろくなっちゃって・・・汗止まらなかったけど
「良かったね。(^−^)おめでとう^^」
メールで返事を書いたけど今、電話しちゃうとバレちゃう。声震えそうだし・・・その後仕事で使えない男になっていたのは言うまでもありません。
帰宅後、さっそく超音波の写真を見せてもらったけど、
「で、どれ?」
「これ、ここのやつ」
「これ?えー全然分からない」
「わかるでしょ、これだよ。」
と言われますが、女性の皆様はなれているかもしれないけど男性は絶対に分からないはず。はるくんの時もそうだけど、ぜんぜんわかりませんでしたもの。
そんなわけで、今日僕は2児のパパになりました。けれども、まだ5週目。普通、こういう話は安定期まで内緒にしておくものだけど、よくよく見直してみたらはるくんもうれしさの余り6週目にしてブログに「出来た!」と書いてしまっている以上、同じ事をしないのはおかしいと思ったので、お披露目する事となりました。
ただ、一抹の不安じゃないけど、やっぱりというか、想定の範囲内というか、はるくんの時こんな出来事がありました。
http://d.hatena.ne.jp/yoshi-blog/20050325
http://d.hatena.ne.jp/yoshi-blog/20050926
今回も、産婦人科の先生にこういわれたそうです。
「早産でお産を経験した人は次も早産になりやすい」
だから、前回以上に注意しなきゃいけません。僕ね、今回絶対しないって心に決めている言葉があるんです。はるくんの時はうれしくて、うれしくて
「早く会いたい。まだかな〜早く出てこないかな〜」
そんな事を口癖のように言っていたんです。だから、それを聞いてはるくん気を利かせてくれたのかな〜ってどこか心に引っかかっていて、今回は絶対、この言葉は口にするのをやめようと心に誓いました。普段どおりに、毎日当たり前のように普通に生活して何も変わらず過ごしていけたらいいかな〜と思うことにしました。まだ、心音が聞こえてないので正直、なんとも言えないんです。心音が聞こえるというのが最初のチェックポイントなのでまずはそこまであせらず、ゆっくり、穏やかな気持ちでいれるようにがんばろうと思います。
というわけで回りくどい内容になってしまいましたが、前回ものすごく苦労した割には今回あっさり出来たのね・・・という気持ちもあるけど、うれしい事には変わりはありません。今日という日を大事にして、また当たらしスタートラインにたったのでがんばります。今の僕の気持ちに合っているなあとこれ、思い出しました。
まだ、見ぬあなたへ
ありがとう。僕たちの所に訪れてくれてありがとう。
まだ、出会いは先になると思うけど、
あせらず、じっくり、がんばってね。
いつか、出会うその時まで、あなたに
この人でよかったと思われるパパになれるように
自分もがんばるから・・・
まずは、あなたにありがとうといいたいです。
最後に・・・
リアルの知り合い様へ
僕に何かを言うのはかまわないのですが、このBLOGを元に嫁さんにお祝いの言葉やメールは控えて頂けるとこれ、幸いです。Yoshi自身毎日ブログを書いているのは嫁さんは知りません。それにまだ安定期にもなっているわけではありませんのでそっと見守っていただきたいと思います。また、引き続きここに経過などはお知らせするつもりですので・・・