あの坂をのぼれば、海が見える・・・

「気の持ちよう」と言う言葉があります。特に最近このフレーズを思い出すことがあります。結局何かあっても、それは自分の考え方とか気分次第でネガティブにもポジティブにも捉える事が出来ると言う事は、嫌な事もメンドクサイ事も自分がポジティブに思っていればあまり痛みを伴わないんじゃないのかなあと思ったYoshiです。こんばんは(*^。^*)

勉強嫌いのYoshiさんですが、唯一と言うか、素直にすうっと入ってくる言葉があります。

相田みつをさんの

「しあわせは いつも じぶんの こころがきめる」

と言うフレーズはとっても大好きで、自宅に柄にも合わず色紙を買ってリビングに飾ってあったりします。たぶん、こんなに言葉を素敵に組み合わせられる人はこの人くらいだろうと思っているんです。

そして、もう一人。

杉みき子さんの「小さな町の風景 」と言う本です。これは、きっと多くの人が記憶にとどめている事でしょう。小学校の教科書に

「あの坂をのぼれば海が見える」

そんなフレーズを覚えている人は少なくないはず。

僕も、そんな一人です。あのワクワク感、ドキドキ感、初めて本が好きになった瞬間は、この本のフレーズに出会ったからに違いない・・・

そんな風に今も思ってます。

だから、自分の中で、ちょっと嫌な事がある度に心の中で「しあわせは いつも じぶんの こころがきめる」と思うようにして、何か仕事で頑張らなければいけない瞬間とか場面では「あの坂をのぼれば海が見える」と思いながら仕事をしている自分がいるような気がします。

今の部署に来て5か月とちょっと。
ここ数か月やってきた仕事の大きな山が今日無事に越えられまして、大きな大きなプロジェクトは今ゆっくりと進み始めました・・・僕なんて大きな大きななんて言ってるけど、船に例えると、ネジ一本くらいの価値しかないけど、ここの所のメンドクサイ調整とか、大きな外圧とか、もろもろ嫌な事もたくさんあったし、これからもたくさんあるけれど、やっと長い長いトンネルの出口が見えた・・・そんな日でもありまして、ホッと胸をなでおろしている感じ。

そんなわけで今日は夜、上司とボスが

「とりあえず山は越えたしお疲れさん会しようよ」

と言われたけど、そりゃ、あなた達は山超えたけど、こっちは今週末に別の山があるし、どーせなら少しでもリスクは取り除きたいので、もっと時間が欲しいから正直飲んでいる余裕なんてこれっぽっちもないんですが何か?みたいな気分で

「なあ、本当に飲みに行けないの?」
「ええ、とてもじゃないけど無理ですわ」
「本当に?」
「はい、本当に・・・」
「いいじゃんーもう今日はあきらめて明日なんとかがんばろうぜー?」
「でも、今日頑張らないと明日がないんですよ・・・」

と冷たくあしらったんだけど(苦笑)途中3回も、まだかーまだ終わんないのかーそろそろ諦めろよーみたいな催促の電話があって、最後は三顧の礼じゃないけど説得に負けて9時から2時間ほど軽く飲んで現在に至る。月曜日だし、お酒も2杯くらいしか飲んでないけど、なんだろうね?この気持ちのいい感覚は・・・きっと自分の中で納得できたんだろうなあ・・・

チームのメンバーにボスがいただけのこじんまりとした飲み会だったんですけどね、色々ボスから話を聞けて、とっても良かった。ボスもうちのチームが頑張っている事も、この山を越えたのも大変だったのも分かってくれていてボス自身も根回しとか、説得工作とか、他の部署からの圧力に耐え、なんとか持ちこたえていたので自分たち以上に山を越えた事で安堵の表情だったけど、やっぱり自分は環境に恵まれているなあと・・・特に人間関係で本当に恵まれているなあと思うわけです。

最近特に7つの習慣を受けているから余計に気が付いているのかもしれないけど、さっき気に入っている2つのフレーズがあると書いたけど、それにもう一つ追加したいなあと思うフレーズがあって、それは

【信頼残高】

と言うフレーズ。それは、何か?と言うのはこの辺を読むとわかるかもしれません。

http://www.franklinplanner.co.jp/learning/monthly7habits/m7h_01.html
http://www.chiringi.or.jp/colmun/7/7_4/7_4.html

簡単に言うと相手を銀行に例えて、信頼を得る行動をしている事を「預入れ」逆に信頼を失う行動を起こすと「信頼を引き出している」と言う考え方で、相手の信頼を増やすことによって相手との人間関係を良くすることが出来るし、相手から引き出してばっかりだと残高はゼロになり、借金生活をしてしまう・・・そんなたとえなんですが、この言葉が身に沁みる事が多いなあと。

やっぱりうまく進んでいる仕事と、うまく行ってない仕事、この間には信頼関係が築けているのか?と言う事に尽きるし、いい仕事をしている時は周りのメンバーも素敵な人達ばっかりだし、逆にこんな仕事はしたくないなあと思う時には周りに信頼残高が自分に対して常に借金状態な人もたくさんいるなあ。つまり、いい仕事をしたかったら良いメンバーが周りにいって、その人達と信頼関係が築けている=信頼残高が高い状態なんだあと気が付いたんですね。

そういう意味でも、ボスがYoshiを褒めてくれていると言うのはボスに対して、上司や周りに対しても信頼残高は高い状態になっているし、Yoshiに答えてくれている人もYoshiに対して信頼残高は高い状態だから今自分は仕事がやりやすく大変だし面倒な事もたくさんあるけど、それでも踏みとどまれるのは結局ベースとなるのは自分の行いでしか変えられないんだなあと思ったり・・・

でも、信頼というのは1日で成り立つものじゃないし、信頼は信用の積み重ねでしかなくて、一気に信頼残高を引き出してしまうと、あっという間に口座は閉鎖されちゃったりもするので、そうなるともうおしまいだよね。表では仕事だから淡々と対応するかもしれないけど心の中では

「お前の仕事はベストパフォーマンスじゃなくて、ベストエフォードで対応するさ」

と思ったり、思われたりするのは不幸だなあと思いませんか?

だから、ここ半年口では文句言ったり、なげやり気味な場面もあったけど、それでも腐らず、焦らず、逃げ出さず・・・求められる事に対して自分なりに最大限ベストパフォーマンスを出したからこそ、今日大きな山を乗り越える事が出来たわけで、それはやっぱり一人では無理で多くの人との関わりで成り立つものだなと思うわけです。

前職でもそうだし、今までの仕事は自分のコントロールが効く範囲の仕事だった気がする。

けれど、今の仕事はそうじゃない・・・正直自分のコントロール下の内容なんて全体の2%あるかどうか・・・

それでも、多くの人が関わり、自分の知らない所で世の中は動いている。

だからこそ、自分が少しでも関われるようにするには、周りに対して信頼残高をこれからも高めていかなきゃいけないなあと思った・・・

少し長かったけど、坂を上れたみたいです。気分的には

「あの坂をのぼれば海が見える」の詩の中にある

あの坂をのぼれば、海が見える。

少年は、今、どうしても海を見たいのだった。
細かくいえばきりもないが、やりたくてやれないことの数々の重荷が背に積もり積もったとき、
少年は、磁石が北を指すように、まっすぐに海を思ったのである。
自分の足で、海を見てこよう。山一つこえたら、本当に海があるのを確かめてこよう、と。

あの坂をのぼれば、海が見える。

そんな気持ちでした・・・でも、今は

あの坂をのぼれば、海が見える。

少年はもう一度、力をこめてつぶやく。
しかし、そうでなくともよかった。
今はたとえ、このあと三つの坂、四つの坂をこえることになろうとも、
必ず海に行き着くことができる、行き着いてみせる。

こんな気持ちです。一つ坂を乗り越えた。つまり、まだこの先に山だったり坂だったり、色々あるけれど、この詩のように乗り越えて見せるさ!

何はともあれ、やっとスタートラインです。
新しい仕事を何か始めると言うのはとっても難しい。
それが、世の中にない、何かを作ろうとしているからこそ生みの苦しみだけど、
やるからには、ベストパフォーマンスで皆が納得できるものを作りたいものです・・・

こんなカッコいい言葉を言ってるけど、明日は朝から、某メディアにすっぱ抜かれた例の件について、「おい!どうなってるんだよ!聞いてないよ!!」と言う激しいクレーム対応ですw

ま、今までも、これからも・・・

「自分は自分らしく、自分のペースで・・・」

をモットーにがんばりたいものです。

まずは自分お疲れ!
そして、周りもお疲れ!

これからも、がんばろーぜ!!

今日はこんな感じ
ではでは。