JRの列車事故の報道のあり方と記者の取材姿勢について・・・

yoshi-blog2005-05-07

こんばんはYoshiです。先日もちょっと書いたけど、やっぱり今回の事故の報道の姿勢については僕だけじゃなくて、いろんな人が疑問を持っているようだ。内容については各々のBlogやサイトにお任せするとして、こんなに違和感を持つのだろうか?そもそも報道記者とはなんなのか?報道記者のあり方とは・・・と色々考えさせられるような気になってしょうがないのです。

最近ニュースといえば「生放送」「現場からの中継」「専門家の意見」の三点セットが柱かもしれないけど、すべては「リアル」というキーワードでつながっているのではないのか?と思う。より臨場感を、より視聴者を引き込む内容を、そういった報道姿勢が今回のような記者会見場で怒鳴るというだけでなく、こんなニュース。

「フラッシュ」記者ら2人逮捕

http://www.daily.co.jp/gossip/2005/05/07/171613.shtml

 神奈川県鎌倉市の妊婦遺体遺棄事件現場の民家敷地内に無断で入ったとして、鎌倉署は六日、住居侵入の現行犯で、光文社発行の週刊誌「フラッシュ」の記者清水一男(42)=東京都豊島区=と、フリーカメラマン木村哲夫(30)=練馬区=の両容疑者を逮捕した。

のような、遺体遺棄の現場の写真を撮影する目的も=よりリアルな現場の様子を知るために撮ったのではないのでしょうか?ショービジネスと言ってしまえばそれで終わりかもしれないけど、最近ニュース報道のテレビは見るのが嫌になる時がある。特に今がそう。だからテレビでニュースは見ないようにしている。人が悲しんでいる時にマイクを突きつける姿を見て、何を思うのか?「かわいそうに」「いたたまれない」と思う気持ちしか浮かんでこない。こんなに気持ち悪い報道は久しぶりだ。毎日開催されている記者会見も、夜中深夜までやって「社長を出せ」とかね。深読みじゃないけど、「明日の朝刊の締め切りに間に合わない」という心理でも働いたのだろうか?正義のペンをいう剣をかざしている気持ちになっているかもしれないけど、君たちマスゴミは冷静にペンを取れ!感情的になるな。そして、一歩引くくらいの気持ちで報道してもらえないだろうか?

それ以外にも揚げ足取りのような、さまざまな重箱の隅をつつくような、問題行動の洗い出しとかね。逆に君たちだって大人だからわかるでしょ?誤解しないでほしいのは、

・事故を知っていて自分の該当エリアにも関わらず宴席、懇親を行ったのは批判されるべき

・事故直後の隠蔽問題は批判されるべき

・事故とは直接関係ないオーバラン問題、JR西日本としてくくられる問題は別と考えるべき

と思うのです。公的とか、私的とか言ってるけど、開かれた宴席の内容がどうこうよりも、自分の受け持ちエリア内の出来事であれば責任のある仕事をするべきじゃないのかな?それが人間として最低限すべき責任だと思う。

でも、逆に考えてみると朝日新聞NHKの問題で朝日新聞は自分に突きつけられた答えを何も回答してないではないか・・・自分の事になるとことさら隠蔽体質になるのに、人の事になると、あっさりこうもあーだ、こうだと書き立てるエセ正義のペン攻撃にはある意味失笑さえ覚える

http://www3.nhk.or.jp/pr/keiei/news/

一連の朝日新聞報道問題に関連して、NHKでは、朝日新聞に対し、平成17年1月21日付の公開質問状への回答、および平成17年1月12日付朝日新聞記事の訂正と謝罪を再度求めるため、下記のとおり4月20日付で催告書を送付しました。

ちなみに、私は当事者ではありませんが、今回の列車事故の報道で被害にあわれたらこちらの所に申し立ててほしいものです。

http://hodohigai.ld.infoseek.co.jp/
報道被害救済弁護士ネットワーク(LAwyers´ network for “Media VICtims” damaged by news coverage)」は、この不当報道による人権侵害の防止と被害の救済のために発足いたしました。LAMVICは、報道被害の救済に積極的に取り組んできた弁護士を中心に設立した恒常的弁護団です。報道被害の事前防止、事後救済を適切に行うことを目指します

個人的な意見ですが、もう被害者の亡くなった遺族を美化してドラマ化するのはやめてほしい・・・そっとしておいて、淡々と事故原因究明の方に取材をシフトすべきではないのかな?深夜の会見を開いても、社長だって頭下げるしかないんだから、記者が頭に血が上ってもしょうがないだろう、見苦しい・・・インパクトある映像ほしいかもしれないけど、すべての視聴者がそういう映像ほしいとは思ってないんだよね。

それにしてもJR西日本はダメね・・・