誰も知らない・・・

yoshi-blog2004-09-01

あっという間に9月1日です。早いですね・・・季節の移り変わりは年を重ねる度にスピードアップしてて、この時間の早さについていけない自分がいたりして、それではいけないと歩くスピードもいつしか早歩きになっている・・・そんな感じがするのです。自分では気をつけているんだけど、どこか早口になったり、足早になったり、「何を生き急いでいるの?」と問いかけてみるも、振り返る勇気がなくて、その場から逃げる様に時間を積み重ねているだけなんじゃないのかな?そんな風に思いました。

今日は会社休みました。いわゆる年休消化ってやつなんですけどね・・・仕事もあるけど( ゜Д゜)マンドクセーって感じだったし、毎月1日は映画1000円なんですよ。と言うわけで全然ノリ気じゃなかったけど嫁さんのリクエストで「誰も知らない」を見てきました。

1日っていうせいもあって、映画館は結構混雑していたけど30分くらい前についたのでチケットは余裕で買えました。時間まではサンデーを読んでいたのでいつもよりもイライラ感もなく自然な気持ちで映画見れましたね・・・でもいつも映画館に来て思うんですけど、今予告編の前に場内の注意事項とかCM流れますよね?あれで、50代の夫婦は割引になるっていう映像が流れるんだけど、アレをいつも見るたびに、

「どこに入ろうとしとるねん!!」

と一人ツッコミをしてるのは僕だけですか?笑 なんかあやしげな所に夫婦二人で入っていくようにしか見えなくて、

「父さん・・・鼻歌歌いながらそんな所入ってるの?」

と、脳内でいつも突っ込みを入れているYoshiなのです。ヽ(`Д´)ノウワァァァン

さて、今日はくだらない事は控えめに、感想を書きたいと思います。誰も知らないを知らない人はまず、こちらのサイトをどうぞ(http://www.daremoshiranai.com/index.htm)第57回カンヌ国際映画祭の最優秀男優賞受賞を取った作品でもあるのですが、最初は「どーせ、ただの泣かせる映画じゃないの?」って思ってたんですけど、冒頭、スクリーンに「この作品のモチーフになった事件を元に、子供の心を描写しています」みたいな事を書いてあって、だんだんスクリーンに引き込まれてきました。ストーリー的には、子供4人の気持ちが如実に表されていて、一言で言うと「せつない映画」ちょっと詳しく言うと「胸が締め付けられる映画」、感想を言うと「子供は大人の犠牲にはなっちゃいけないんだ。誰かがこの子供達に気づいてあげられなかったのだろうか?」と悲しいというより、苦しい映画です。まあ、若干、え?って部分もあるけど、劇場内はほぼ満員に近い観客と、クライマックスではすすり泣く声が聞こえました。自分も、泣かなかったけど、自分の子供時代を思い出して、胸が苦しくなってきたのです。

「あのさ、新しいゲーム買ったんだけど、うちに来ない?」

僕の一番、心に刺さった台詞です。まあストーリーをネタばれするのはこれから見に行く人に失礼なので、詳細な描写は控えますが、最後に流れる曲がコレマタ切ないんですよ・・・実際歌ってる人はタテタカコさんという人みたいですが、家に帰って気になるのでネットで調べてみました。(http://www.tatetakako.net/)そして、映画の公式サイト見て気が付いたけど、コンビニの店員さん役で出てたんですね・・・これから見に行く人はよーちぇけーらですよ。今回この映画も供給元がシネカノンhttp://www.cqn.co.jp/CQN_01.html)なんですけど、変わった映画を配給してくれそうなので今後も期待がもてそうです。ちなみに次みたいな〜って思ってるのは「お父さんのバックドロップ」ですね。タイトルだけで気に入りました。笑 でも今回のはたまたまカンヌで賞をとったから他の映画館で公開されたけど、それ以外は単館系の映画館じゃないとやらなそうですね・・・まあ、簡単にレビューすると

おもしろさ ★
せつなさ  ★★★★
かなしさ  ★★★
泣ける度  ★★
ストーリー ★
総合    ★★★

ですかね・・・ 忍者ハットリくん見に行きて〜ヽ(`Д´)ノウワァァァン