一喜一憂した1年・・・・

カレンダー的にも自分的にも今日は仕事収め。年末年始働く皆様ご苦労様です。皆様のがんばりで僕らがのほほんと休めるのは休みの日に働いてくれている人がいるからです。そう言った意味でも年末年始お仕事される方はくれぐれも体調や諸々お体にご自愛くださいませと思いたいYoshiです。こんばんは(-_-)

正直全然仕事収まってない仕事収めなんですがね・・・
一応仕事収めという節目の日なので、たまには自分の仕事っぷりを真面目に振り返ってみようと思う。

今年、2011年は本当に色々あった。もちろん大災害に見舞われた関係って言うのが大きいけれども、Yoshiにとって2011年は仕事に対する考え方、接し方。そして自分の仕事における人生観とか死生観とか、大きくインパクトがあったような1年だった気がします。

今までの自分の仕事と言うのは、目の前にある事柄に対して、どう取り組むのか?と言う今と、ちょっと先を見た仕事ををしていました。仕事の役割的にもそういうポジションだったからってのもあるけれど・・・だからこそ、積極的に事象が発生している現場や、その関係者の声や思いをくみ取り形に変えていく・・・そんな仕事だったような気がする。だから、現状のありようと、あるべき姿、そこのFit&Gapをどう埋めて行けばいいのか?それを埋めるにはどんな人、物、金、そして時間を組み立てて行けばいいのか?そんな事を考える際に自分の立ち振る舞い方を考えて、自分なりに自分の中で使えるリソースとか協力してくれる身近な人とか、ステークホルダーをどう納得させていくのか?それは時としてお客だったり、会社内の人だったり・・・あまり意識はしてなかったけど、思うほど自分の世界は大きくなかった・・・と言うのが分かった1年だったような気がする。

7月。元々は定期の異動ではなかった。理由は震災とか、自分が携わっていた仕事の延長線上だったり、たまたまお蔵入り寸前になっていたアイデアが何かのきっかけで目に留まったとか詳しい話は分からないけど、とにかく僕は新しい仕事を始める事になった。

何も決まってない。
ゴールが見えない。
どうしたらいいのか分からない。

漠然と、「こんな事が出来たらいいよね?」って思う事が今までのスケールに比べて想像がつかないくらい大きくて、重くて、思い通りにならないスケールだった気が付いた。元々会社で仕事をしていると結局は所詮自分の出来る範囲なんてタカがしれているけれど、でも、自分が想定している以上に新しい物を作っていく・・・それは生みの苦しみなんてものじゃなくて、ただ、ただ、何もかもうまく思い通りに進まないのが仕事なんだなあと凹んだこともあった。

たった一つのアイデア
ちょろっとホワイトボードで書いたアイデア
仲間内で「これいいね!よしやろう!」で済んでいた世界。
でも、今は、それですまない世界に僕は立っている。

あまりにも、あまりにも、関係者が多すぎる。しかも、気が付けば、その大きなうねりの真ん中に立って仕事をしている・・・気が付いてはいたけれども、そこは大人の世界を垣間見るキッカケがあったなあとしみじみ思う。

人?気が付けば、サッカーチームで言う所のJ1とJ2全部のチームですか?くらい?
物?「作る」と言う言葉は魔法の言葉だと思った。「創る」であり「造る」であり、両方が具現化できてこその「作る」なんだって思った。
金?天文学的な金額。たぶん、ぼくはこのお金を一生見る事はないだろうって数字の元に話をしている。ジェラルミンのケース何個分だろう?

そして、時間。
今までは、去年の仕事を受けて、今年の仕事を組み立て、来年の仕事をしていればよかった。
でも、これからは、今年の仕事を組み立てるためには、来年のあるべき姿を決めなきゃいけない。決めるためには再来年のあるべき姿を考えなきゃいけない・・・突き詰めると5年後、10年後、自分たちはどこに軸足を置いて仕事を進めるのか?そんな事を頭の片隅に入れながら仕事をしなければならない。正直今の良く分かってない。

たった1年で僕の仕事のやり方とか、考え方は少し方向転換をしなければならない事も多くなった。
今までは、自分の足で、目で見てきたものを信じて行動すればよかった。
けれども、今は、自分は脳みそを使いなさい・・・そんな仕事をしなければならなくなった。つまり、あまり最前線には出れなくなったって事。

どうやって仕事をこれから進めるのがベストなんでしょうか?
少なくともベターと思われる仕事の進め方をそろそろ見出さないと自分としても効率悪いなあと思う事もしばしば。

でも、この「効率を上げる」=「自分に嘘をつく」と言う事になる事も分かった。

ピュアでいられるのは本当に素晴らしいこと。
自分の思い通りに仕事を進めて形になるのは最高に幸せな事。
行動がすぐ結果や成果に結びつくのが確認できるのはとっても嬉しいこと。

そう思って生きてきました。仕事面では・・・でも、今の自分に置き換えた時

ピュアでいるためには、どこかに人格をもう一つ作らないとピュアではもういられないほど自分は汚れた気がする。
自分の思い通りには5%も出来てない。しかも、形になるのは早くて5年後だ。
結果や成果を確認する前にやるべき事がありすぎて余裕がない・・・

なんだろうねえ・・・どうしたらいいのか分からないや。でも、悲観はしてない。冷静にどうしたら自分は自分の心を壊すことなく自分で納得できる仕事が出来るのでしょうか?

それから、最大の後悔。これはたぶん自分の中で一生心に刻んでいくもの。

311。この数字を僕は忘れない。
何度か少し日記でも書いたけれど、悔やむ。

ある仕事の中身。爪が甘かった・・・自分の判断が緩かった。もし、・・・と今更言ってもしょうがないけど、あれから何度も、何度も何度も、自分に問いかけている事がある。

「もし、あの時、自分が考えた設計思想をそのまま残していたとしたら・・・あんな事にはならなかったのに・・・」

リスクは最悪を想定してかんがえるもの。その基本をプライベートでは心がけているけど、仕事では最後妥協してしまった・・・結果的にあの震災で守らなければいけにない物を守る事が出来ずに、自分の手がけた仕事は木端微塵になってしまった。色んな意味で・・・誰かの時間も奪っただろう余計な仕事を増やしたし、誰かの人生を狂わせただろう、余計に〇〇させてしまって将来の健康リスクを背負わせてしまった。もちろん考えすぎな面もあるけれど、最後の部分で

「しょうがない、予算がしぼられてしまったから、この機能は落とそう」

言ってしまった自分の言葉に責任が取れなかった。本当に申し訳ない・・・
だからこそ、今の仕事はリベンジだと思っているだけに、ふがいない自分が余計に凹む。

色々あった1年だったけど、たくさん仕事の面では考えさせられる1年だった。
ある意味、僕の会社人生で大きなパラダイムシフトになった1年だろう。

人は無力だ。どんなに頑張っても、手を抜いても、結局人は同じ時間を過ごすけれども、必ずしも平等ではない。
その中で自分が後悔せず、精一杯生きて行くために仕事とは必要な物だと思う。
お金をもらうって言う生活だけじゃなくて、何か自分が仕事をするって事は正社員だろうが、アルバイトだろうが、今そこにある仕事に対してどう取り組むのか?考える事は大切だし、考えなきゃ明日は迎えられないなあと思うわけです。

なんか、激動の1年だったと言う事に尽きるけれど、
悪いこともあれば、良い事もあった1年だった。

少なくとも、周りには恵まれているし、まだ言いたい事は言わせてもらっているし、今日なんか仕事の棚卸じゃないけど、辛辣なコメントで年明け早々上司と戦おうとやる事リストを作っておいたし、結局言いたい事も言えないような状況じゃ良い仕事は出来ない。つまり、言いたい事を言わせてもらっていると言う事は仕事の中身は重くて辛くて、メンドクサイ事ばっかりだけど、でも、環境は悪くないって事なんでしょうねえ。

まとまりのない文章になってしまいましたが、結論としては、

・仕事は収まってない。むしろ散らかしちゃって逃げ出した感じ。
・でも、I'll Be Back
・年末年始は思いっきり充電してさ、年明け早々フルスロットルでがんばります。

って感じでしょうかねえ?今年1年の仕事をまとめるとしたら

【一喜一憂した1年】

なんでしょうかねえ?

とりあえず自分お疲れ様。
自分が頑張れたって事は一人で頑張れたわけじゃない。
それを肝に銘じて来年も頑張りたいものです。

今日はこんな感じ
ではでは。