大人のお作法・・・

yoshi-blog2011-06-28

いや〜今日は疲れた。慣れない事をすると、とってもとっても疲れてしまうもので、「なんで俺、こんな事やっているんだろう?」と嘆き切なくなってしまったYoshiです。こんばんは( 一一)

半分どーでもいい話だけど、このどーでもいい話のおかげで1日まるっとつぶれた。
そして、どうでもいい疲労感だけが残った。今日はそんなお話。

元々、今日の予定は午前中軽く事務処理をして午後は某社のセミナーにでも参加しましょうかねえ〜みたいな日。暑いけど、ベンダーのセミナーにでも行けば涼しい空調、冷たい飲み物、眠たくなるような話。そんな感じできっと優雅に過ごせるでしょうって思ってたんですけどね、上司になる予定の上司から一言。

「例の会談の件、今日調整しちゃおうか?」

みたいな話。まあ、そういうならしょうがない・・・元々会談までに1週間を切りそうな予定だったので早めに処理しておいた方がいいな・・・そんな軽い気持ち。

「詳しい話とかはボスの秘書に聞いて」

と仕事を思いっきりブン投げられる。そこはサラリーマンの仕方がない世界。何を調整しているかというと企業秘密的な部分があって書くにかけない部分はオブラートに書きますが、某月某日。ある会社さんのトップと、うちの会社のボスが会って話をするという儀式の日があります。この儀式までかれこれ俺は数か月何をしていたんだ?ってくらいどーでもいい打ち合わせを重ねるに重ね、やっとここまでたどり着いたという今回は完全に黒子。華は別の人持たせてあげるのも結局サラリーマンのサガってやつです。本当は表敬訪問だったのでうちの会社でやる事になっていたのですが、折の節電対策で会談する日がなんとビルを封鎖する日。いくらVIPが来ると言えども全社的に決めた事をトップ自ら破るわけにはいかないので結局うちの会社が使えない・・・でも、表敬訪問なのに、なんで相手の会社に行かなきゃあかんねん!と取り巻きの人々の声高い声にやられ、じゃあホテルでも取るさ!スイートでも、なんでも調整してやんよ!みたいな事がだんだん決まって、どこのホテルにするか、あーでもない、こーでもないとここ数日。こんなものは結局会談する本人の希望が100%採用されるので「麿はテンプラをたべとうごじゃる」じゃないけどさ、扇子仰ぎながら「○○ホテルの〇〇と言う店、前回使ったけど、なかなかよかったからそこがいいなあ」と言うのです。で、前回別の会社と会食したらしく、その時のノウハウを聞こうと朝いちばんで秘書に電話したら

「知りません。私単にお店に電話しただけですから・・・」

と、つれないお返事・・・なんだよ。それ・・・まーしゃあない。お店に電話するか・・・

お店と言うのは、某都内にある高級ピンなホテル内に併設されている和食が食べれるお店。でもね、今回の出席者、通訳を付けるような外国人の方々が来られるのです。外国人さんなので大丈夫かなあ?と思ったんですけどね。まー希望だし、いいや・・・みたいな。早速電話して

「あの。予約をしたいのですが・・・かくかく云々・・・〇月×日の〇〇時から・・・空いてますか?」

「はい、大丈夫です。人数はいかがしましょう?」

「10人で、あと個室を希望なのですが・・・」

「大丈夫です。」

「そうですか・・じゃ、仮予約で抑えさせてください」

「かしこまりました。お食事はいかがしましょう?」

「そうですね〜打ち合わせを行うので、3000円程度の軽食を付けてもらえますか?」

「申し訳ございません。うちのお店は、その値段ではやっておりません」

何?まじですかい〜うちの社内規定で外部の人と会食する際の目安はたしか3000円って内規が・・・・それから、

「お食事だと、どんな形になりますか?」

「そうですね。〇〇円のコースになります。メインは、お刺身か、天ぷらの入った懐石になります」

えーって目が飛び出るような金額。ありえへん。今までそんな会食のセッティングしたことないんですけど、さすが超高級と言われるだけあるわ・・・一旦電話を切って社内を確認した所、今回はVIP、しかも目的も考えたら内規なんてくそくらえ!みたいな話。まーもっとも内規っていうのは社外の人との場合は関係なかったっていうのが答えなんですけど、とりあえずお金の問題はクリア。クリアするために10本くらい社内の部署を電話しまくって疲れた・・・この時点で午後のセミナーで優雅に暮らす事は断念。

そして、食事の内容。さすがに、外国人の方は「にく!にく!」ってイメージがあったり、サンドイッチ伯爵かな?って話もあったんですが、さすがに決めかねていたので相手の某外資な会社さんの担当者に電話してみた。

Yoshi「お前の会社のボスは何食うの?」
相手「うーん。なんでも大丈夫っすよ」
Yoshi「和食でもいい?うちのボスが和食にしろって言うんだよ」
相手「あーいいんじゃないっすか?」
Yoshi「ホント、天ぷらとか、刺身とかでも平気なの?」
相手「ええ、元々ヘルシー志向なので日本食好きみたいです」

なんだ、じゃー通訳なんかつけないで日本語でしゃべってくれよ。こっちは通訳が付かないなら会談しないとか言われそうだったり、もっとも通訳つけても会談内容をどうやって纏めればいいんだい?とか、色々頭抱えて悩んでいるのに〜

ハアハア(-_-)

でね、食べ物クリアしたので、戻って料亭に電話。念のため

「あの、3000円3000円くらいで何かお食事用意するのは無理なんですよね?」

「えー無理じゃないと言えば無理じゃないですが・・・」

「本当ですか、どんな感じですかね?」

「そうですね〜マグロ丼とかにお味噌汁とか・・・」

んなバカなあ〜偉い人同士がさ、初めて会う人同士がさ、個室に呼ばれて、超重要な会談をするわけ、しかも相手はわざわざ今日の為に来日までしてるんでっせ?その席で、だされるメニューがマグロ丼のみ。いくらうちの会社がへっぽこ会社だからって、そこまで交際費ケチったら進むビジネスも進まないぜ?ってうなだれてみた。お互いのボス同士がさ丼片手にマグロ食いながら、「マグロウマイっすね。じゃー今後お互いビジネスを進めましょうか?」って絵になる?ならんでしょ?考えてよ!もうちっとソリューションしてよ。いくら、会談のセッティング不慣れなYoshiだからって、ありえないでしょ?って思って聞いて3秒で却下した。結局、まー文句があるならお前たちが調整しろ!って思ったので

「わかりました・・・じゃあ、一番高いコースで」

「よろしいのですか?」

「ええ、気が変わらないうちに決めちゃってください。聞き直されると心配になっちゃうので・・・」

と言う事で、最高級ぴん懐石のコースにしておきました。あーあー俺しらねwww だって相手の会社はバリバリのビジネスをしに来るつもりで、当初昼飯もいらねwって言ってたけど、まーまーご飯を食べながらゆるりとしましょうよ。みたいなノリに変更した挙句、懐石なんて出てきたら、きっと進む話も進まない事でしょうねえ。なので、事前にレクチャータイムがあったので

「なんでもいいので、最後は後は若い者に・・・じゃないけど、詳細はお互いの事務レベルで協議しましょう」

だけ決めてくれればいいです。って言っちゃったので変な方向にはならないでしょう。これで、終わりかと思ったらお店のおばちゃん、とんでもない質問をしてくるわけ。

「お客様、つかぬ事お伺いしますが、今回上座、下座はどうなりますか?」

「は?上座?」

「ええ、一応個室ですので、ご案内する際に・・・」

「あーそうですねえ・・・」

まあ、今回は表敬訪問。訪問される側はうち、相手は訪問してくる方。単純に考えたら上座は相手、下座はうち。でも、表敬訪問だけどお願い事しに来るのは相手、聞くのはうち、と言う事は上座はうちでもOKって考え方もある・・・うーん・・・少し悶絶。結局相手に失礼にならないように・・・って考えたので上座は相手にしておいたんだけど

「じゃあ、6名の方を上座で下座を4名でお願いします」

「かしこまりました」

「あと、ホワイトボード用意できますか?」

「ホワイトボードですか?」

「はい・・・」

ホントね、懐石食いながらホワイトボードの前でないか書いてプレゼンってありえないでしょ?wwwでも、向こうの会社のから指定なんだもの。なんでも、外国人の方はホワイトボートの前で色々書いてプレゼンするスタイルなんですって、まー有名人だしその瞬間見た事あるけど、和食やさんでホワイトボード使うってありえない事なんだろうねえ。お店の人も

「こちらにはないのですが、宴会場にあるか確認いたします」

ですって。苦笑 まー何とかなる事を祈りたい・・・
そして、決定した後に社内稟議とか決済切ってて時間終了。なんじゃ、今日は・・・

やっと一仕事終わった感でまったりしていたら、上司が

「悪い。やっぱり人数増やして・・・あと2名」

「それ、こっちの人数増やすんですよね?」

「うん。よろしく〜」

あーお店の予約がー
あー社内の稟議がー
あー見積もりの費用がー
あー上座、下座の調整がー

ぜーんぶパーw
もっと早く言ってくれよ!

はあ、明日がんばろ。でも、上座、下座の説明どうしよう。6名様が上座で、6名様も下座です。ってどっちもおなじやねん!!と一人乗りツッコミ。もうさ、めんどくさいから個室にさ中華街である丸テーブル入れてくれないかな?どっちもいいよ。


しかも、今日ありえない事がもう一つ。うちのフロア元々二部屋だったのを一部屋にぶち抜いた部屋らしく部屋の真ん中に、消防法に適合するために煙を抑えるガラスの板が天井からぶら下がってるんです。だいたい天井から50センチくらいかしら?そのガラスの板が急に

バリバリ!めりめり!

って激しく揺れて、はじっごか木端微塵になってビビった。誰しも

「なんだ?地震か???」

ってあわてたけど、なんてことない・・・これガラス製。この板廊下まで続いているらしく、運送屋さんが高く積んだ段ボールコンテナ。天井見ずに台車で運んでいる最中に激突。そして粉々・・・おかげで危険だから付近の人は席移動とか大変だったねえ・・・

なんか、疲れたよ・・・
とりあえず今日はこんな感じ
ではでは。