巡り合えなかったあなたへ・・・

yoshi-blog2007-07-09

誰もが一番最初にかけてもらえる言葉は「おめでとう」だと今まで思ってた。でも、中には「おめでとう」じゃなくて「ありがとう」と声にならない言葉で静かに送り出される時があるんだ・・・だとしたら、その「ありがとう」に対して、どんな・・・どんな言葉をもらえたのだろうか?でも、ありがとうの先には、また、その出会いはいつか、いつの日か巡り合うものであってほしい。そう願わずにはいられなくなったYoshiです。こんばんは

今日僕はこの【巡り合う】という言葉の意味をずっと考えてた。

めぐりあ・う ―あふ 4 【巡り合う/▽回り合う】
長いことかかってやっと出会う。思いがけなく出会う。
[可能] めぐりあえる

goo国語辞典より

多かれ少なかれ、いつか多くの人は待ち望んだ出会いを大切にする日がくると思う。何度も言うようだけど無宗教のYoshiとしては神様はいない、神様とは内なる自分に問いかけているもの。内なる自分に言い聞かせるための自分の中のもう一つの人格に対して語りかけるものと思ってた。だけど、人はどうしようもない苦しみ、どうしようもない悲しみ、わずかな希望にすがりたいから「お願い、神様」と言うだろうなあと考えていたけど、やっぱり早々単純に整理できるものじゃなくて自分の力が及ばない何かに対して解決策を見出す時も「お願い、神様・・・」と無意識に問いかけてしまうものなんだなあと実感した気がする。

ちょっと前から気にしていた事があって、相手から話は聞いていたけど自分もバタバタしていてタイミングが合わなくて、やっと時間がとれそうだと思ったときには、長期にお休みを取っていたので大丈夫かな?と心配はしていたけど、かといってこちらから連絡取る事も悪いと思って、心の片隅でなんとなく気になっていた。自分の出来事が何か助けになればいい、何かアドバイス出来る事はないか?色々考えてはいたけど、今日悲しいお知らせが一通届いた。

仕事中のメールのやり取りの中の1通。1日100通近いメールがくる中の1通。そのメールを受け取った瞬間。しばらく絶句してた・・・嘘・・・まじかよ・・・そうか、そうだったのか・・・・と。

しばらくどう返していいのか分からなかったけど、一生懸命考えて僕はこう返事を返した。

パパもママもがんばってくれたのはわかってくれていると思いますよ。

ちょっと前の自分を見ているようで本当に涙があふれそうだった。何も出来ない自分が本当にごめんなさいと思ったけど、なぜ、神様がいるとしたら待ち望んだ彼らにコウノトリは訪れなかったのだろうか?仕事の合間、ちょっとした移動時間。電車の中ずっと考えてた。なぜ、こんなに待ち望んでいたのに彼らは巡り合う事が出来なかったのだろうかと・・・

詳しい事はメールのやり取りだけなので話を聞いてないし、当事者でもない僕がこれ以上何か出来る事もないけど、本当に残念だっただろう・・・簡単に言葉で片付けられる言葉も出ないし、軽々しく出てくる言葉もない。ただ、世の中にはこうして望まれるべくしてめぐりあえない人達もいる傍ら、望まれない出会いもたくさんある。親の都合でせっかくこの世に光を受けてきたのに安易な都合で光を閉ざされる命もある。それでプラスマイナスゼロだと神様が言うのなら、人は生きている間に背負う業は非常に重くて深いものなんだなあと・・・

生きている重みは亡くなる瞬間に分かると昔誰かに聞いた事を思い出したけど、生きているって何なんでだろう?じゃあ逆にこの世に生を受ける最初のハードルとは何なんだろう?私たちはなんの為にこの世に生を授かり、何を目的として日の光を浴びているのだろう?誰もが同じ状況ではなくて、自分はたまたま平和な世界に生まれたけど、平和な世界とそうでない世界に生まれてしまう違いは何だろう?そう色々考えると自分がこの世に生かされている重みっていうのはとてつもなく重い物で、簡単に「死ねない」し「死にたい」とは口が裂けても言ってはいけないものなんだと思った。

巡り合いとは、長いことかかってやっと出会う。という意味がある。だとしたら、今日彼らの出会いはタイミングがそういうタイミングではなくて今回非常に残念な出来事だったけど、いつか、いつの日か長い時間をかけてまた出会う事ができるんじゃないのかな?と帰り道に一つの答えらしい何かを導き出してみた・・・答えじゃないとは思うけど、これがすがりつく何かだというのならそれを巡り合えるまでに・・・と思う事が人としての「希望」なんだとYoshiは思いたい・・・

そう考えると私は幸せ者なのかもしれない。高熱が出たとオロオロすることも、日々の生活でうんざりすることも、その笑顔に助けられることも・・・彼との巡り合いがなければこの感情は永遠に生まれる事はなかったんだなあ・・・としみじみ思った。

家に帰ると、はるくんは寝室で相変わらずな寝相でスヤスヤ寝てて、幸い昨日までの高熱もすっかり下がり朝から暴れん坊将軍っぷりを発揮して嫁さんがグッタリしてたけど、今日の出来事があって家に帰り寝室ではるくんの寝顔を見ながら今日の出来事をただ、なんと言っていいのか分からないけどせつなくて胸がつまるような気持ちで一杯だった・・・いつか、めぐりあってほしい。そう願わずにはいられない。

神様、どうか小さな天使に安らかな時間と新しいチャンスをお与えください。

いつか、巡り合える時がくるはずだと信じたい・・・