忙殺された方が気がまぎれる・・・

yoshi-blog2007-01-19

過ぎ去りし日々は淡いもの、けれど、思い出はキラキラしててまぶしいもの。まぶしすぎて目を細めてしまうのはあの日に帰りたい気持ちと、いつまでも後ろを振り返っていてはだめだと自分で分かっているから直視できないものだとしみじみ思うYoshiです。こんばんは(-_-;)

明日お休みの金曜日。けれど、休みといえども、どこか休まる時間が今週なさそうな感じ・・・無理もない。一晩空けて実感の度合いがほんの少しだけ増してきたけど、もう後戻りは出来ない。それでも人は生きている。そんな事を思いつつ、今日一日ずっと自分の今まで行ってきた行動を振り返ってました。そんな日。

AM8:00〜 自宅
今日は夜お通夜に参加する事になってて服装とか宗派の関係すっかり聞くのを忘れて親父に電話。

「あのさーお通夜って平服でもいいんだっけ?」

「お前さ、親族が平服っておかしいだろ」

「え・・・告別式だけじゃないの?」

「なに言ってるんだよ。そんなの常識だろ。常識」

「おれ、今日仕事行くんだけど・・・」

というバカにされた会話をしつつ、仕方ないので礼服をスーツケースに入れて出勤。朝のラッシュにこの荷物持つのきついわ〜結局ずっと持ち歩きでしたけどね。

AM9:00〜 職場
午前中は職場にいてスケジュール調整とか方々電話したり。あと月末近いので勤怠管理系のお仕事をしてたり、旅費の請求してました。相変わらずうちのチームは人がいません。チームといいつつ全体で何かこうしよう!と考える事よりも傭兵部隊みたいな物で各々専門分野があってその仕事に忙殺されてる=連携がない。っていう事だけど、チーム8人中、2人しか午前中はいませんでした。途中上司に呼ばれて宿題もらったり、午後の打ち合わせ内容をプレミーティングしたり、あっという間の午前中

PM3:00〜 都内
午後は文京区にある社内のとある部門で打ち合わせ。主にこれからメインテーマになるであろうマーケティングの話を先輩とマーケティング部門の人とミーティング。こちらがイメージしている物とあちらがイメージしていたものが若干アンマッチがあったけどそこをつぶせて良かった。たいていこういう部門の人達は(それを僕は本店の人達というけど)高飛車でやってやっている・・・的な態度の人が多かったり、途中で仕事を逃げる人が多い中、今日の担当者は親身になってやってくれそうなので、この人には情報を流そう。ギブテクの関係が構築できる関係は素晴らしいし、面白い。来月あたりから本腰を入れる案件。来年の夏に本腰を入れる案件の条件定義が出来て良かった。時間もかかったけどこういう打ち合わせは苦にならない。

PM5:30〜 移動
予定通りにほぼ終わってこの後はお通夜に参加しなくてはならない。会場まで1時間。なんとか無事に間に合いそうな時間でほっとした。本当は間に合いそうもなくて昨日親父と言い争い。

「たぶん、俺遅れる」

「遅れるって、こういう日なんだから調整しろよ」

「調整したいけど、無理だよ。前から決まっているスケジュールだし変わりいねーもん」

「俺も同じだけど調整したぞ、それが大人ってもんだろ」

「そうだけど・・・とにかく行かないって言っているわけじゃないので勘弁してくれよ」

そうあくたいついて電話を切った手前、遅れる事は許されない。結果的に少し早めに間に合いそうだったので、一旦実家について着替えた。

PM6:30〜
すでに父親とかは準備で先に行っていたので、葬儀会場まで母親と徒歩で移動。2人で歩いたの数年ぶりかな・・・母親は憔悴しきっていた。道中思い出話。涙ぐむ母親だけどかける言葉が見つからない。

「まあ、それでもみとれたんだろ?それだけでも良しとしようよ。死に目に会えただけでも幸せ物だよ。それに母さんだってもう覚悟してたんだろ?突然じゃなくて、こうやって心の整理の時間残してくれただけでもさ、良かったんだよ。」

「そうね、母さん(Yoshiからみておばあちゃん)も間に合ったし、それが最後の親孝行になったわね」

そういいながら母親は静かに深呼吸した。夕焼けがとってもきれいだった。

PM7:00〜
お通夜。嫁さんと合流したけど、自分は、今日はるくん連れてきているのでお手伝いはなしだったんだけど、あまりの段取りの悪さと仕切り役のいなさで見ていられなくなって途中手伝い始めてあっという間に時間がたった。結構な人数が着てくれたみたいで故人も喜んでいる事でしょう。それにしても、慣れてない人が多いとコントロール難しいな。使えそうな親戚を動かして粗相のないようになんとか切り盛りできて一苦労。あーいう席では母親とか直系は席に座ってないといけないので、本来であれば当事者の会社の人のお手伝いさんがいるはずなのに全然いない・・・まあ仕方なくてこういうものなのかな・・・ちなみに親戚であり、弓道部の後輩であり、おばさんの子でもある彼とも遭遇。全然変わってませんでした。こっちは忙しくてあんまり声をかけられなかったけどね・・・

PM8:00〜
一通りお通夜が滞りなく終わって、親戚としてお焼香をあげさせて頂き手を合わせた。僧侶の経を読み上げる声と鈴の音色が悲しく、どこまでも響く。人が少ない会場でしんみりしてたんだけど、おばさんの息子が

「ぜひ、顔を見てやってください」

そう言われたので顔を拝見した。抗がん剤とか治療していた割にはとってもきれいなお顔でした。昔は故人の体を拭いて死に化粧をするだけだったみたいですけど、今回はちゃんとお風呂に入れてくれたみたいです。そのせいなのかな?よく見るとすぐ目を開けてしまいそうな感じ・・・でも、もう起きてこない。それでも最後にお顔を拝見させて頂いて気持ちの整理がほんの少しだけ出来た気がする。

PM9:00〜
その後、軽くお食事。母親の隣に座ったけど

・思い出話

泣く

エンドレスで若干疲れたのでしこたま酒を飲ませた。何か言い出した時に

「分かった。分かった。とりあえず飲め。」

そういってビール5-6本突っ込んだら、おとなしくなった。苦笑 母さん、そういう時は涙の補給にアルコールにしときな。どーせ明日も泣くんだし。気づかれしちゃうぜ・・・

PM10:00〜
帰宅。嫁さんとはるくんは先に家に返したので自分だけが帰ってきたけどなんかどっと疲れて鼻水が止まらない。風邪を引いたような気がする。こんな感じで仕事もプライベートも忙しかったけど、明日も結構忙しそうです。

追伸
メール、メッセ、コメント、ありがとうございました。あと、明日で暗い日記は終わりますのでそれまで勘弁してください・・・