うわべだけのやさしさだけなら言葉でも出来るでしょう。けれども本当のやさしさはバファリンのように半分だけでは事が足りない。本当にやさしさを必要とする時は言葉よりも受け止めてくれる何かが必要で、それには言葉なんて必要ないんじゃない?と思っているYoshiです。こんばんは(T_T)
今日会社を休みました。理由は、これの続き。
http://d.hatena.ne.jp/yoshi-blog/20060801
はるくんの検診の日でした。普段ならどうって事のない検診の日・・・でも今日は僕は行かなきゃならない。先月の検診から今日まで、ずっと不安でした。苦しかった・・・でも僕にはどうする事もできない。ただ目の前の現実をどう受け止めていいのか?ただそれだけを考えて1ヶ月過ごしてきました。
世間とは非常なものです。これは嫁さんが不妊症の時ににも書いたけど、世間の人はピュアな心の持ち主です。これは自分も気をつけようと思ったけど、やっぱり本人は全然その気がないセリフでも相手にとっては心を砕いてしまうセリフがあるんだなあ・・・って、例えば子供のいない夫婦に「子供はまだなの?」っていうセリフや、子供が出来たら「二人目は?」ってまあ当たり前のセリフだと思うけど抱っこしている子に
「あら、何歳?あーそう。もうすぐ1歳なの。歩けるのかしら?」
なんて言われると言われる度に凹む。それは相手は世間話だから別に怒る気も何かする気もおきないけど、でも、やっぱりバカな親は成長の度合いを尺定規に他人と比較してしまうものなんだなあと自分に対して凹むんです。
一般的にお座りができる時期は6〜8ヶ月って言われてます。
月齢・種類別赤ちゃん発達状況(誕生〜24ヶ月)
http://www.toy4baby.com/unchiku/month_development.html
もちろん、成長は赤ちゃんそれぞれ、寝返りが出来てないからと言ってもしないままいきなりハイハイに入る子もいるし、すべてそのとおりになる訳じゃないけど、それでも赤ちゃんが必ず通る道っていうのがあって、首が据わる、ハイハイする、お座りができる。これはそれなりにクリアするんですよね。けれどもうちのはるくんは、今日の段階でおすわりは出来てない状態です。早産だったので正規産での換算は出来ないので、実際の修正月齢は9月半で計算します。つまり遅れてるわけです。
お座りができる条件
http://www.yuchan.net/yuchan/dictionary/new_ikuji/body006.html
こんな事はっきり言って親のエゴです。けれども、「遅れてる」のと「できない」では意味合いが全く違ってきます。遅れているならまあそれはそれでいい。けれどもできなかったらどうしよう?そんな不安の中にいるんです。また遅れると言っても、遅れているのにも理由があります。だから不安なんです。先月の検診で先生に脳のダメージの話もされていたものだから何か問題があるんじゃないのか?大丈夫かな?もしそうだったらどうしよう・・・そんな不安と葛藤をここ1ヶ月ずっと繰り返してました。それは自分だけでなくて嫁さんも同じだったでしょう。特に嫁さんは地域の赤ちゃんが集まるセンターとかに顔を出していて他の赤ちゃんと比較してします。あっちの子供はもうつかまり立ちしてる、こっちの子はもうハイハイが完全にできてる。でもうちは・・・まあそんな事お互いどこか話す事もなかったけど、昨日夜話ししました。
「明日、検査だね。どうなるかな・・・」
「そうだね・・・」
「検査と言ってもさ、すぐに結果でるわけじゃないし、今からさ色々考えても疲れちゃうから悩むのやめよ」
「そうだけど、でも、やっぱり気になるのよね。たしかに遅い子もいるって言うけどそれにしては遅すぎるし・・・」
「そうだね。まあこればっかりは検査してみないと分からないからね・・・でさ、もし・・・はるくんにさ、何か障害とかあったとしても・・・それは受け入れような」
「うん。私たちの子供に変わりはないからね・・・」
そんな会話をして寝たけど、長い夜でした。嫁さんはどっか不安で気になっちゃって全然寝れなかったようです。でも、どうせならちょっとでもハッキリしてほしい。そして問題ないという結果になってほしい。ただ、それだけしか考えられませんでした。ここ1ヶ月ネットで色々調べたり、本屋さんの医療コーナーで本を読んでみたり、図書館の医学書コーナーでそれなりに調べては見たものの、はっきり該当する病気とか症状とかがなくて素人判断では「この症状、この病気だ」っていう事は分からなくて、余計に不安になってる自分がいたりして、まあ本当に親になるって些細な事でも不安になるこの重圧を自分の両親はずっと受けていたのかと思うとただ、尊敬の念にとらわれて仕方なかったのです。ただ、すっごく元気に部屋をハイハイ(といっても、ずりハイだけどね)して、すっごく笑って声を出して、自分の感情を表現できるようになって、成長している姿がハッキリと出ているのにこの子は本当に何か病気があるの?それだけが今も納得できないでいるんだけど、何か出来ないって事には理由がある。その間の矛盾に気がつかない自分がいるのです。
そして、今日、
検診は14時から。少し前に出て軽く食事をとってから病院に行きました。いつもはどうって事ない小児科への道のりがすっごく気が重くて、診察室の前で抱っこしながら待っているだけで鼓動が早くなるのが分かる。はるくんもどことなく両親の異変に気がついてたのか不安になってるのか、落ち着きなくて抱っこしてないと泣いてしまうそんな状態でした。
「はるとく〜ん。診察室へどうぞ」
看護師に呼ばれてまずは、基本的な検査身長とか体重とか・・・ここで今日始めて親から引き離されたのと不安ピークだったのか突然おお泣きしちゃって、その泣き声は病室中にこだましてた。涙流しながら必死に抵抗しているけど、こればっかりは我慢してもらうしかない・・・暴れるはるくんを抑えて身長と体重を測定。少し先月よりも大きくなっていたそうです。検査後に戻ってきたらひきつけ?ってくらいヒックヒックして涙めいっぱい流していてしばらく興奮状態で治まらなかった・・・まわりの赤ちゃんもあまりの叫びっぷりに動きが止まりちょっと恥ずかしかった。
そして、先生に呼ばれて診察室へ。カルテ見ながら先生と一問一答。その後に反射とか動きの検査をした。色々テストして、そしてお座りの状況も確認してた。やっぱり完全にはお座りは出来なかった。
「うーん、まあ70%くらいですね」
先生はそういってカルテにメモしてたけど、お座りさせてから横方向の反射はうまく出来ていてちょっとバランス崩すと自分で体制を立て直しているけど後ろ方向にバランスを崩すと体制も立て直せないまま倒れこんでしまってた。
「そうね〜まだお座りは出来てないかな・・・もうちょっと様子見ますか・・・」
「お座りができてないって事は何か異常がやっぱりあるんですか?」
「遅れる理由ってのも正常で遅れているのか何か異常があって遅れているのかっていうのはハッキリとは今の段階では分からないんですよね。元々頭がちょっと大きめなのでそれが理由かもしれないし・・・」
そう先生は言ったけど、なんだろうちょっと不安だったけど先月に比べれば遅いけど進歩はしているようで先月は横方向のバランスも取れずじまいだったて考えるとやっぱり考えすぎなのかな?とも思ったりして・・・その後に今の時点で出来ている事とか出来てない事を整理してなんか成長に合わせた出来ることのリストみたいな紙が出てきて一個一個確認していった。どんな感じかっていうと
・言葉が発声できているか?
・人の区別がつくか?
・自分を認識しているか?
・感情を表現できているか?
・物をつかむ、触るなどの動作
この仕草とか、状況を先生に説明していった。
「まあ、不安になるかもしれないけど、はるとくんの場合お座り以外は標準的に出来ていると思うのでちょっと様子見ましょう。」
そう先生に言われて少しホッとした自分がそこにはいました。まあ、とりあえず大丈夫かな?そう少しだけ思えるようになってきたけど、やっぱりたいした事ないと思われるかもしれないけどもうちょっと長い目で見てあげようと思いました。いつもより長い診察だったけどついでに1歳検診を受けてきました。次の検診は2ヵ月後です。それまでに先生にはお座りとつかまって立つ事ができるといいね・・・って言われたけどゆっくりがんばるしかないようです。ついでにつかまり立ちをさせる練習とか、お座りの練習とか簡単なやり方を聞いてきた。最後まではるくんはヒックヒックしながら涙浮かべていたので担当の看護師さんに
「はるとくん、いつもはニコニコなのに今日は最後まで笑顔見せてくれなかったね」
とか言われたし・・・泣きたいのはこっちだよ・・・と思ったけどまあ、とりあえずうーん。まあ仮に本当にやばかったらきっと先生もそんな事言わないだろうし、すぐ検査に入るだろう。だから自分ももう少し様子みるか?そんな感じで終われて少しホッとしました。
その後、ホームセンターでちょっと買い物した後に近所のHobbyOFFに行ってきた。目的は自分のお目当てのガンダムのガチャガチャの新作が出てないのかチェックするつもりだったけど、店頭のワゴンセールにかっこいい車のおもちゃが150円でセールになっていたので
「はるくん、今日がんばったからおもちゃ買ってあげるよ。このかっこいいおもちゃでおうちに帰ってパパと遊ぼうね^^」
と言って結局自分のフィギュアも買って帰って着ました。ご飯食べて買ってあげたおもちゃで遊んでいたら150円の割にはしっかりした作り出し、細かい部分まで再現しているなあ・・・と思って何気に裏側見たら、書いてありましたよ
Made in ITALY
オイオイ・・・そんないいおもちゃなのか?これは・・・ネットで調べてみると、そこそこ有名なミニカーメーカーのモデルみたいでこっちでいうとトミカみたいなものですかね?
http://www.macchinacity.com/shopping/burago1.html
まあサイトはなさそうなんですが、実際に手に入れた車はこれです。
http://cgi.ebay.it/B-burago-MIG-GEORGIA-centenair-cod-4140_W0QQitemZ180018957968QQihZ008QQcategoryZ2485QQcmdZViewItem
この価格いつの価格か分からないけど、本日の為替レートで計算すると750円くらい。それが150円で買えたって事はお得なんでしょうね。
そんな訳で今日という重い重圧から少しだけ逃れる事ができて安心したけどそれは結果の先送りだけであって基準通りでないって事と遅れているって事実は変わらないのできっとはるくんがこのままうまくいっても歩き出す時期とかは人並みより遅れる事になると思います。でも、それでもいいと自分が納得できたし、そんな事で悩んでいてもしょうがない・・・最後はなるようにしかならないし、今はただ、当たり前の事だけど愛情たっぷり注いでいくしかないんだなと改めて思い直しました。
子供いない人には分からないだろうけど、仕事帰ってきて着替えて寝ているはるくんの横にごろんとしながら寝顔見ている事がどんなに幸せな事で心の洗濯できているかけがえのない時間なんですよね。子供出来てから自分が笑う時間が増えた気がするんですよね。どことなく、にやけている自分がそこにいる。その時間を大切にするためにもこれからありのままの生活をするだけです。
あと2ヶ月。まずはいっしょうにがんばろうね。この事があって夏休みどこに行くか全然決められてなかったけどこれでYoshiの家の旅行計画を立てられそうです。
#もう仕事の方がやる事一杯で逃げ出したい・・・(笑)
そんな感じでとりとめのない文章でまとまらない=無駄に長くなるという悪い癖が出てますけど、今日の写真はこの前お台場に出かけた時のはるくんです。ちょっときょとんとしてますがね^−^;