情緒不安定・・・

yoshi-blog2005-07-21

今日は辛い事が二つあった。

一つは、仕事の事、数ヶ月前からある案件のお手伝いをしていて、いわゆる競争相手のある仕事。仕事だから当然勝ち、負けの世界がある。仕事って言うのは簡単に「はい、やりますよ」と言えども、自分の気持ちが入らない仕事はつまらないし、充実感なんて絶対に味わえない。だから良い仕事する=自分の思い入れのある仕事 だと思って仕事をしています。当然中にはつまらない仕事や出来レース、どうしても思い通りにならない仕事だって山のようにある。それは分かっていても「ああ、この仕事面白そうだ」そう思った時には自分のポジショニング、自分の会社のポジショニングっていう位置に対して求められている物は何なんだろう、そう考えて仕事をするわけです。今回もとっても大きなプロジェクトに将来なるであろう仕事。当然自分だけじゃなくて会社のチームで「さあやってやろう。自分たちにしか出来ない仕事を!」そういうノリで考えてきてて、先週なんて結構忙しかった。週4でタクシーで帰ってたし、ある会社の言う事は当然こなしてきた。むしろこなして当然、自分たちは求められている物以上の要求内容をその会社にフィードバックしてきた。

けれども、今日色んな理由でほぼ採用がボツになりそうだと言う事が分かった。理由は一つ「スタンスの違い」コレに尽きる。詳しくは書く事は出来ないので例え話になるけど、「ケーキを作りなさい」とお題があった時に僕らはこう考えます。「どういうケーキを作ったら皆が喜ぶだろう」「こんなケーキがきっと必要じゃないのかな?」「こんなケーキを作れば喜ばれそうだ」そう考えた上で、じゃあ苺は必要だよね。生クリームはこのくらい必要だよね。デコレーションはこんな風にしないとだめだよね。と発展的思考みたいなポジティブ論から仕事を始めてたのです。でも、相手の会社は「小麦はこれだけしかない」「生クリームは用意できない」「焼き釜のサイズはこれだけしかない」だったらチーズケーキしか作れない。どうしてもショートケーキを食べたかったらチーズケーキを食べた上でおかわりしてくれよ。と言うネガティブ論のストーリーだったのです。正直何回か打ち合わせを重ねてきたけど残りの時間と工程を考えるとショートケーキ案はボツになり、チーズケーキになると言うのが分かったのです。当然食べる人はどんなケーキが来るんだろうとワクワクして待っているのに、ふたを開けたらただのチーズケーキが出てくるのです。

別にチーズケーキがダメだって言ってるんじゃないんです。きっと他のお店も最低チーズケーキは出来て当たり前、その味は知っているから他のケーキが食べたいんだよって言ってるのです。(うーんたとえ話が通じているのかな・・・)その為に僕らはこのお店に臨時雇われたさすらいのパティシエでパティシエのお試しケーキはお口に合わなかったらしく、店長さんは「うーん、味はいいんだけどね。これ材料費かかるんだよな。だったらお店にショートケーキ始めました。ただし受注生産しますと張り紙をしよう」みたいな感じなんです。田舎の一軒家のケーキ屋さんであれば別に関係ないけど、ここは新宿の一等地、ほしいケーキがなければお客は他のお店に行くだけです。さすらいのパティシエさんはそれが分かっているのに、店長さんはお店をどう飾っていくか、いくらにすれば儲かるかしか考えてなくて食べる人の事を考えてないお店はどうなるんでしょうか?

そんな話が分かって、仕事もやる気が起きなくなり軽く飲んできた。飲んできたと言っても自分はワイン一杯につまみ程度で、後は愚痴と言うかこの先の話をしてたけど、きっとこの勝負勝てない。後はどうかかわるかとか、軽く議論してたらお店の最後の客になってた。(笑)久しぶりに後味悪い仕事はこれからクロージングに向かって進む事になるでしょう。

二つ目の辛い事

家に帰るのが遅くなった。「今日は早く帰れるか分からないけど家でご飯食べるよ」そんな会話をして朝出かけた。そんなに遅くなるつもりはなかったけど、結果として遅くなった。ご飯食べると約束してたけど家に帰ったらご飯の準備はきれいに片付けられていた。連絡しなかった自分も悪かったけど(飲みに行くと連絡はしたけど)嫁さんも機嫌悪くて感じ悪かったのと、自分が仕事で嫌な事あってちょっとイラついていたので、半分八つ当たり的な対応をしてしまったので、ちょっと喧嘩みたいな状態になってしまった。言い合いになって、嫁さんが感情こらえきれず見たいな感じで泣き出してしまったんだけど、それを見てハッと我に返って自分のした事の愚かさですぐなだめたんだけど、人間って分かりやすい生き物で嫁さんのお腹に何気に触れたらお腹の赤ちゃんもビクビク反応してて、ヤバイって思った。お母さんの反応もダイレクトに赤ちゃんに伝わるんだ・・・そう実感した瞬間でした。その後、お腹さすりながら、嫁さんを落ち着かせて、よくよく話を聞いたら、ちょっと胃が痛くて、やっぱり始めての子供だし、ここまでくるのに苦労したし、そればっかりはいくら昼間平気でも、たまに不安の波が押し寄せてくるらしくて、そんな事も考えずに頭ごなしに怒ってしまった自分は本当にバカだな・・・って思った。

「ごめんね〜別に喧嘩してるわけじゃないよ。お母さんちょっと疲れてるだけでもう平気だからね。心配かけてごめんねー安心してね」

そう言いながらお腹をさすってみるとこれまた不思議なもので、お腹がビクンビクンしていたのに、うんともすんとも言わなくなった・・・今まではお腹トントン叩いても自分のたたきじゃ反応鈍かったけど、意外とコイツ分かってるんだな・・・そんな風に思えてちょっと半分うれしかった反面、ちょっと注意しよう。そう思った一日だった。

俺大丈夫かな・・・今は神経張ってる気がするから大丈夫だけど、自分の体の事、嫁さんの事、膨らんだ不安のガス抜き出来ているのかな?嫁さんも心配だけど、自分平気かな・・・また、あの嫌な感覚の頭痛だけはもうなってほしくない。