ポーラーエキスプレスを見て何かを思い出した日・・・

yoshi-blog2004-12-18

すごく怖い夢を見て、明け方泣きそうになった土曜日、当然寝起きも悪い。目を開けて携帯の電源を入れる。まだ時間は9時ちょっと過ぎ、隣を見てみると嫁さんはすでに起きていて、物音がする・・・まだ寝よう。そう思って携帯の電源を切って寝返りをうった。

「はい。まだ、全然考えていませんので」

「結構です。予定もないですから・・・」

「主人もまだ時期じゃないって言うので・・・」

なんだか誰かに電話しているようだった。眠い目をこすりながら、もう寝付けないな・・・そんな風に思ってメガネをかけて扉を開けてみた。

「おはよう」

「おはよう」

「今のだれ?」

「マンションのセールス、しつこくて・・・」

「そうなんだ・・・」

そういいながら席に座って紅茶を飲んだ。やっぱり朝は何度起きても苦手、だってスッキリ目がさめて起きたなんて事は年に1−2度しかないし、朝は機嫌悪い。

「今日はどっか行く予定だっけ?」

「特にないけど、できればホームセンターと電気屋さんいきたいね」

「ああ。電球?いいよ。どうせだったらついでに映画見ない?」

「何?」

「見たいのは3つあるんだけどな」

「そんなに?今月はあと2つにしときな」

「なんで2つ?」

「スタンプがたまったら1回無料で見れるから」

「そうなんだ・・・じゃあ、クリスマスまで見ないと意味がないから今日はポーラーエキスプレスみたいな」

「いいよ、じゃあとりあえず朝ごはん作るね」

そんな感じで、朝行く所を決めたんだけど、映画までは少し時間あったので、自分はご飯を食べてからまた布団にもぐりこんだ・・・こういうのができるのってやっぱ休みなんだよね。1−2時間寝たら目がスッキリ覚めて、テンション高めで車の中でも歌を口ずさんでいたら、

「なんか今日ノリノリだね」

「そう?いつもと同じじゃない?」

「昼寝したから?」

「うーん・・・わかんないや」

会話も弾みながらホームセンターへと直行。ここでいくつかお買い物して、その後に映画館に行ってチケット購入した。今日の席は後ろから2番目の席でポジションはよかった。時間までにMrドーナツで夜食を買って時間3分前に劇場に入場した。

今回見るポーラエキスプレスは吹き替え版しかやってなかったので、トムハンクス役を唐沢トシアキがやっていたんですよね。

http://www.polar-express.jp/

汽車に乗ろうと決めたときから、旅は始まる。
そう、決めるのは、キミ自身――!

クリスマスイブの夜、少年はベッドの中でじっと耳をそばだてていた。クリスマスなんて、もう信じない。サンタがやってくるなんて……。それでも去年のように、待ってみた。やっぱり鈴の音は聞こえない。真夜中まであと5分――。時計の針が11時55分を指した、その時だ。少年は突然の轟音を耳にした。思わずベッドから跳ね起き、窓辺に駆け寄ると、そこには信じられない光景が!降りしきる雪の中、サーチライトを夜空に向け、もうもうと白い煙をあげながら、黒光りする巨大な蒸気機関車がこちらに向かって近づいてくるのだ。その機関車は、少年の家の前まで来ると、ぴたりと停まった。パジャマのまま表に飛び出した少年を待っていたかのように、車掌が問いかけた。
「キミも、一緒に来るかい?」北極点行きの急行「ポーラー・エクスプレス」。車掌はそう言ったが、目の前の出来事も、車掌の言っていることも、すぐには信じられない。早く乗車するようにとすすめられても、まだ迷っていた。「乗客者名簿にはキミの名前が載っているけど、キミの好きにすればいいさ」車掌の一言を残して動きだした汽車に、少年は飛び乗った。車内にいた大勢の仲間たちと一緒に、そのとき、少年の旅が始まった――!知ったかぶりをする男の子、何かを言いかけてはやめてしまう女の子。最後に乗り込んできた男の子は、ずっと黙り込んだままだ。そして少年は、いまだに自分の身に起こっていることが信じられずにいた。それぞれの思いを乗せて、ポーラー・エクスプレスが走る!期待に胸を弾ませている仲間たちも、汽車の行き先が気になる少年も、その先に何が待っているのかは、想像もつかなかったけれど……!

ネタバレにもなるので見てない人は見ない方がいいけど、クリスマスを信じない子が半信半疑で乗車したポーラーエキスプレス号、サンタが住むという北極点に向けて進みながらさまざまな出来事があったり、というストーリだけど、何がいいって最近のディズニー系のアニメもそうだけどクオリティがすっごく高い。髪の毛の質感、雪質、影、どれをとってもぱっと見「あれ?実写版?」って思うような映像ですっごくきれいだった。ストーリーも最初はいかにも現代の子供って感じの表情だったのが、だんだん夢希望にあふれる子供の表情になっていく姿などリアルに表現されていて、子供の気持ちとかよくわかるストーリーだった。サンタクロースは本当にいるのか?子供の永遠のテーマになると思うけど、それを見事に解決してくれる作品で、小学生の低学年くらいの子供に見せると効果的だと思う。

ちょっと発見したのは、吹き替え版って声だけ吹き替えと思ったら、劇中で出てくるチケットも日本語表示していて、作品の作りこみの深さを味わえたり、エルフがコンサートをやってる所はボーカルがエアロスミスのボーカルそっくりだったり、と、まああきさせない面白い作品だったけど、映画を見終わってからは、心の何かに問いかけられたようなぼーっとした気分になれた。自分の子供時代もこんな事考えていて、もしかしたらサンタクロースって本当にいるのかも?って思えた作品だった。というわけで・・・

ストーリ:☆☆☆☆
映像:☆☆☆☆☆
心への響き:☆☆☆☆

忘れていた何かを思い出した作品でした。

映画を見た後は電気屋よって、ラーメン屋で飯食って帰りました。ひさびさに休みを満喫した日。明日は家でゆっくりしてようかな・・・