あしながおじさんになる勇気・・・

今日は、珍しく悩んでいること書いてみようと思う。多分、こんな事はリアルで口にすることでもないし、自分の心のよりどころに従って行動すればいいだけなんだ・・・と思っているけど、自分の気持ちの整理も含めて書いています。

生きている上で人それぞれ必ずしも平等ではないわけで、おかれている立場も境遇も異なるわけで、たまたま自分はものすごく何か秀でているものは全くないんだけど、そこそこの生活をさせてもらって上を見たらきりがないけど、でも、「まあ、こんなものか」と思える毎日を過ごさせてもらっているという面では本当にありがたいことだと思う。

けれども、必ずしも「まあ、こんなものか」と思えない人も世の中にはたくさんいるけれど、そんな人に何が出来ますか?手を差し伸べるっていうのは実はとっても覚悟がいるものなんだなあとふと思った。

誰とは言わないし、何がおきているとも書かない。
今日、とある連絡があって、簡単に言うと「名前を貸してほしい」と言われました。

彼女は僕も嫁さんも彼女がそれこそとっても小さい時から知っている子。それこそ彼女が小さい時から僕達が結婚する前、付き合っている時から知っていて時には一緒に手をつないで遊園地に行ったり、一緒に遊んだり、昔嫁さんがなぜ自分を結婚してもいいのか?と言うのを思ったのは、この子の面倒を一生懸命見てて一緒に遊んでいる姿を見て、「この人なら大丈夫」と思ったらしいんだけど、子供好きな方だったので肩車したり手をつないだり、結構遊んでいたので、半分父親的な感情も入ってしまっているのは事実。なにより僕と嫁さんが結婚するのもとっても喜んでくれた子。何かとたまに会ってはいるんだけど、そんな彼女も今年高校を卒業して自分の進路を真面目に考えている頃でもあるのです。

当然進路を決めると言っても何かとお金はかかる。やりたい夢があるのは昔から知っていた・・・それに向かってがんばっているのも分かっている。この子がちゃらんぽらんな生活をしていて、どうでも良かったら僕もこここまで悩まない。彼女はある夢に向かって勉強をしたい。けれども家庭環境はそこまで完璧な状況でもなく、まずは奨学金をもらって、その学校に通いたいというのです。

もちろん回りにサポートしてくれる大人がいないわけではない。日々の生活に困っているわけでもない。ただ、残念なことにそのサポートしてくれている人の奨学金をもらえるための条件が足りなくて困っているということ。だから困って僕に相談してきたというわけなんですけどね。

「本当にやる気あるの?」
「うん・・・」
「そっか・・・」

そんな電話のやりとりをしたけど、正直難しいよね。だって依頼されているのが連帯保証人なんだもの。ただの保証人ならまだしも債務の責任が発生する連帯保証人になるっていうのは悩むよね。でも、実際は奨学金って言ったって今の自分が払えない金額じゃないのは分かってる。彼女が社会人になってコツコツがんばって返す方式だから彼女は真面目にやってくれるはずというのは頭では理解しているけど、自分の子供でもない子にそこまでするのか?って考えると正直悩むんだよなあ・・・もちろんNoって言うのは簡単。でも、これをお願いされたのは当の本人でもなくてこの子をサポートしている大人から「金銭的な面はちゃんと責任持つから」と言われているからリスクは少ないのは十分理解しているんだけど・・・

でも、正直彼女にはがんばってほしいという気持ちも強いわけ・・・
この話嫁さんから相談されていることもありYoshiに全ての判断材料を任されているわけ。

こんな話、絶対に普通なら受けない。悩んでいるのは「あの子のことだから・・・」ってだけ。ネガティブに考えると、彼女が途中で学校やめたり、ばっくれられたらそれこそ自分に債務が発生する。割りにあう話じゃないのは分かっているだけど、反面絶対にそんな事をしないってのも分かってる。

きっと、ここで自分が「ごめん無理」って言ったら彼女の夢はそこで終わるだろう。
昔から、それこそ小さい時から、なりたい・・・やりたいと言っていたことも自分が知っている。
彼女は正直すごく頭が言い訳じゃないけど、でも、何事にも真面目に一生懸命やっている子なのは理解している。

さて、どうしたものか・・・

ま、ここまで書いたけど、実際は「しょうがない。あなたのあしながおじさんになってあげるか」と思ってはいるけど、そこは嫁さんにも

「ごめん、俺お金が絡む話で書類や何も見ない状態でYESとは口が裂けても言わないから申し訳ないけど軽い相談でOKする男じゃないから、まずは書類関係見せて、それみて決めるわ」

と言ってあるけど、そもそも俺審査通るのか?家のローンも持ってるし、そんなに稼ぎが多いわけでもないし子供2人抱えているんですが・・・苦笑

色々思う所はあるけど、

「人に何か良い事をすれば、その人からじゃなくても回りまわって自分の所に返ってくる」

って言葉を信じて今回は彼女の背中をそっと押してあげようと思います。

そんなたいそうなことは出来ないけどがんばりなさい。
あなたなら、自分の夢は叶えられると僕は思います。

今日はこんな感じ
ではでは。