印象と心象・・・

何か人に「伝える」時は「話し方」「タイミング」はとっても大事で独りよがりの自分前面の説明はやっぱりよくないなあと相変わらずたくさんの反面教師を元に前向きに謙虚に学習させて頂いているYoshiです。こんばんは(~_~;)

最近、なぜかお付き合いと言うべきか、単なるエスカレーション先と言うべきか、「なぜ俺この打ち合わせに出るの??」そんな打ち合わせが多いんですが、あのー私、それどころじゃなくて来週6コマもある先生タイムのプレゼン用の資料がぜんぜんできてにゃいんですが、時間もったいないなあと思う事も少々。だいたい偉い人同士の打ち合わせなんて、お見合いみたいな物だから

「後は、担当者同士細部を詰めて進めましょう」

と言う感じでシャンシャンで終わってしまうのですが、いやー今日は辛かった。

某社さんと打ち合わせ。なにやら新しいビジネスについてぜひ提案をさせてほしい・・・そんな中身だったので、正直何のために、何を提案してきて、どうするのか?そんな事前の下ネゴもないので「とりあえず話を聞いてみよう」という出た所勝負みたいな感じなんですけどね。なんとかいろんな人を調整して時間作ったわけですよ。うちの会社も自分以外は偉い人ってなぜか超場違いな場に呼び出されちゃったものだから居心地が悪い悪い。(笑)

元々1時間の打ち合わせ。
だから、1時間なんてあっという間だし、1時間越えたら「あーこの会社はタイムコントロールもできてないのよね・・・」と思ってしまうけど、相手の会社も方も3名くらい。だいたい、初めての会社の打ち合わせなんて

・名刺交換をする。
・最初はとりとめのない雑談
・今日の趣旨を説明
・今後どうするか・・・

みたいなストーリーが王道なんですけどね。名刺交換してさ、まー雑談は、雑談で特に中身もなくていいのよ・・・で、本題に・・・って中身が、なんていうか、その、さっぱり・・・みたいな?心の中で「うーん、これ使いまわしの資料でうちの会社をリサーチして持ってきたワンオフの資料ではないよな」とぺらぺらめくってみたけど、案の定がっかりな資料。

でも、営業さんは、はりきってまー一杯しゃべるんです。言葉を文字数で言うとすげえしゃべってる。でも、この人のプレゼン心に響かないなあ・・・なんでだろ??と思いながら聞いていたし、見ていたけど、気がついたらしゃべっている人のお付の若い女の子が眠そうな顔して、あくびをこらえて睡魔と闘っている・・・あー昨日この打ち合わせの為に深夜残業させられたのかしら?そっちの方が気になってしょうがない・・・苦笑

一通り説明があって

「いかがでしょうか?何かご質問ございますか?」

あまりにも、こっちが無言で下向いていたので沈黙が怖かったんでしょうねえ・・・だいたい、そういう沈黙があるって事は、こちらが興味を持てなかったのか、もしくは本当に難しすぎて意味が分からないかどっちか・・・もし、心に響いたりしたらそんなこと言わずとも聞いている人は質問してくるんですよね。申し訳なさそうに隣のチームのボスが当たり障りのない質問してたけど、なんていうか、あー今日のこの話はないな〜って場の空気が・・・

自分も、昨日に引き続きゴールデンワードを

「あの、この製品のすごくいい所は理解できました。逆にこの製品の苦手な所とか弱い所あってありますか?」

「はい。ありません。この製品は、今までの苦手な部分を改良して作ったので見劣りしません!」

超絶笑顔。うん。君失格ね・・・ワタクシそういうタイプの人は基本信用しないんだよね。なので、ここで聞く気が完全にうせた。

でね、まあ、ご本人様は今日のプレゼンうまく言ったと思ったんでしょう。こっちもそれなりに偉い人がいたので・・・そしたら

「別の部署のキーマンを教えてください」

と言うわけ、まあむげに断ることも失礼なのでOKしたら

「あと、他の部署のキーマンもお願いできますか?」

と、お願いのお願いをさらに重ねてきて・・・ないな〜この会社はないな〜って思ったよ。

仕事はギブアンドテイクだし、付き合いもあるけれど、ギブばっかりだと印象もよくないし、なにより何もこちらは恩恵にあずかってないのに要求ばっかりしてくるっていうのは心象もよくないなあと。一杯しゃべって一杯言葉を重ねたけれど、中身は何も心に響かず、心を開けず1時間無駄にした・・・と思わせてしまったのはある意味失敗のプレゼンだと思うんだけどなあ・・・

打ち合わせ後。

「結局、あの会社は何をうちに期待して何をしたかったんですかねえ・・・」

と参加者と雑談しつつ、Yoshiさんは基本用事のない資料は、即効でゴミ箱に捨てる人なので今日のプレゼンの資料も内容も価値がないなあと思ったので、打ち合わせ終了後、席に座る前にシュレッダーにポイ。これでもYoshiさんの目に引っかからないものは、うちの部署で目がないと思っていただければなあと、実行面は必ずしも偉い人が仕事を回していくわけじゃあないというものを学んでほしいものです。

逆に自分はそこが気になってしまうので、プレゼンしている時は相手の顔とか表情とかしぐさを気になったり、途中で怪訝そうな顔していたらプレゼン止めて「何か分からない部分とか気になる部分ありますか?」とか聞いちゃうし1回目は、会ってくれただけでありがとう。話を聞いてくれてうれしいです。だから次がなくてもそれはしょうがない・・・と思って極力1回目から色目ギラギラにはしないようにしているんですが、今回は典型的なケースを見させてもらったので勉強になりましたわ。

下心が透けて見えると、足元みられてしまう。だから武士はくわねど高楊枝じゃないけど、まずは本当の意味で相手とつながることを意識しつつ商談をしたいものですな。

今日はこんな感じ
ではでは。