アバターin貸切映画館・・・

yoshi-blog2010-02-03

やっぱり週2回の出張はきついな〜そして風邪。体調を完全に壊しているのですが、それでも電車に乗り今日も一人旅を満喫しなきゃと思いつつ、実際は貧乏性なので遊ぶ事すらせずに長旅をすごしているYoshiです。こんばんは^_^;

今電車の移動中です。漫画も読み終わったし少し早めにブログアップしようかと思いまして・・・昨日から熱、のど、頭が痛くてフラフラです。別に休めればそれに越した事はないけどそううまくいくわけにもいかず結局出張してます。午前中2つ打合せをこなして、明日の準備をしてから出かけているのですが今日はいつもと違って一人旅。一人は別件で別の場所に出張する事になり、本来であればそこから移動する予定が経費削減のあおりなのか、体調面の心配をされたのかそのまま帰宅することになり、もう一人の方は18時まで打ち合わせ後移動なので実際はYoshiが一人早く移動しているってわけです。

裏話的に文句を長々と書いた仕事の件なんですが、先日「君たちもう来なくていいから、俺すげーって言ってくる・・・」とキーマンがはしゃいでいる件があったとここで書きましたが、その続編。

その後、僕らを連れて行かず打合せをしたらしいです。本来なら担当している営業さんも同行する事になっていたけど営業さんにもそっぽ向かれやっつけ仕事的に何の準備もせず、今までの資料も読まず、何をしに行ったのか微妙で当然話すネタもないということで根掘り葉掘りお聞きしたらしいんですよね。そしたら、当然そんな話はすでにYoshiさん達とお話をしている訳でお客さんから見るとまた、同じ話をするの??ってなりますよね?で、大問題になったらしく、

「東京のメンバーを連れてきなさい!あなた達じゃ話にならん。違和感がある。」

と営業さんがきつくお叱りを受けたそうです。だから言わんこっちゃない・・・で、結局営業さんからもこんなんじゃ困るよ!とクレームが入ったそうです。

そりゃそうだよね。今までのメンバー全員来なくてさ、急に新メンバー来ましたって挨拶しても、お客さんからしてみれば「は?なんで??」って事になるでしょう。しかもろくな引継ぎも受けておらず、望まれてない訪問者扱いになっているから、正直時間の無駄。思わず前回あった時に

「訪問して、何か得られるものはあったの?」

とその人に言いたかったけど、それはぐっと堪えましたがきっとプライドと自信は完全に粉々になったでしょう。でもYoshiにはごめんなさい言いたくないらしく、その辺は無言でしたね・・・

結局政治的な判断入りましたけど、Yoshi自身は「ごめんなさい」って言われるまではド無視してます。こんな事して良くない事自体分かっているんですが、変なスタンドプレーのおかげで仕事が数週間伸びてヤバい事になってますがYoshiは超淡々モードです。そこにいない物として仕事を始めると気分もなんとか保てるような、でも、抗議の意味もこめて完全裏方になろうとずっと堪えて黙ってます。まあ、

「自分で切ったカードは自分で始末しなさい」

と。じゃないとかわいそうじゃない?報われない人たちがさ。でね、この仕事の件である人に

「YoshiさんってドSでしょ?」

「なんで?」

「こうなる事分かっていたんでしょ?」

「ああ、まあね。」

「どうしてだまっているの?」

「だって、自分警告したもの。無駄だと。それでも実行したんだから自分で責任は取るべきだよ」

「そんな事言わないで助けてあげればいいのに・・・」

「やだ。そんなに人間出来てないから。ごめんなさいするまで絶対に何もしない。でも、お客に迷惑は
 絶対にかけないように見えない形でフォローはしますけどね」

「そんな裏方にならなくても・・・」

「いいんだよ。変に助けて俺がんばっているぜ!って大きな顔されるなら一回へし折った方が仕事しやすいんだよ。だいたい、何もわからねーのに文句ばっかたれるなつーの。」

って言ったらドン引きされました。笑 はい。気をつけます。

とにかく、世の中には自分と合わない人はかなりいるものなんです。にっこり微笑んで何事もなかったように仕事するのが大人だというのなら私はまだまだアマちゃんなのかもしれませんね・・・でも反面、お客さんにそう言ってもらえるというのは気持ちの良いものですな。自分たちのやってきた事、仕事のやり方は間違ってなかったと。それが判っただけでもこの遅れは挽回しようとがんばれるものです。

ま、そんな話もあり移動しているわけですが、明日は午前中打合せなのでホテルにお迎えの車が来るまでは実質暇なんです。でね、調べたらホテルのそばに映画館があって、なんと19時からアバターやっているじゃないですか!しかもどうやらレイトショー扱いで1000円っぽい。でも、残念な事に3Dではないので見るか悩んでいる所なんですが、見た方がいいんですかね?その前にさっさと部屋で寝てろと言う意見もありますが、どーせ明日チェックアウト9時で良いから楽なんですよね・・・うーん。悩む。

とりあえず、夜のホテルの暇つぶし方法をご存知の方いたら教えてください。

もうすぐ駅つきそうなので、続きは夜にでもアップしますね。
ではでは。

(ここから追記)

18:00いわき着。
駅を降りたらやっぱり一段階寒さの度合いが違うような気がします。ひえええ寒い〜なんか今さっき天気予報みたら明日−5℃とか言われているんですけど、無理。無理〜寒いの嫌い〜(ーー;)とりあえずホテルにチェックインしてやっぱりやることないしいつもより早く到着しているし、一人だし・・・そして甲斐性もないので「映画見るかね〜」って思ってやっぱりアバター見てきました。

なんかね、アバターって色々騒がれたり、週末一杯人入っていたりするわけでしょ?地方の映画館と言えどもそれなりの混雑を予想するじゃないですか?まず、入り口でチケット自販機の前で

「お客様。今日はなんの映画を見られますか?」

「えっと、アバターです」

「では、レイトショーなので1000円のボタン押してください」

1000円www たしかに3Dではないけどちょっと得した気分。特に買いたいものも、飲みたいものもなく、時間になってシアターに入りました。

「・・・・なんじゃこりゃ!!」

そう、そうなんです。アバターなのに・・・最新作なのに、ヒットしているのに・・・


お客がYoshiを入れて3人!!!


しかも、Yoshiさんの前には誰も座ってません。いやーびっくり。一人はおばさん、一番後ろのかどっこに座り、もう一人はきっと仕事帰りのお姉さん。その人もたぶん僕の2列後ろくらい。なのでYoshiはド真ん中のポジションをゲットして前に誰もいない。もちろん小さな映画館だけど、でも列はたぶんアルファベットのAからZまではあるんじゃないかな?なにせ駅前の映画館ですからね・・・

でも3人。ものすごい笑劇です。笑

まず、一人で映画館行ったのはたぶん10年ぶりかも・・・だって映画なんてデートコースでしたからね。映画行く→ご飯を食べる。その後「今日何をしようか?」って言うのが定番コースでしたからねえ。裏定番コースは内緒。でもって、こんなに人がいない映画館もたぶん、20歳くらいの頃、弾けていた若かりし頃、電車もなく、当時漫画喫茶なんてまだそんなに出来てなかったし、かといってカラオケで時間つぶすほど一人でカラオケ入る勇気もなかったし、という事でしょうがなく入った某男性しか入れない映画館、そこで寝ていた時の事を思い出しましたね・・・後にも先にもあんな映画館行くのはもう一生ないでしょう。苦笑

まあ、地方の映画館なのでスクリーンサイズもそこまで大きくないし、昔ながらの映画館だったので座席もいつもの映画館のようにフカフカはしてないけど、この広さを独占できる心地よさ?貴重な体験です。もしかしたら、この方式で前日レイトショーを見るというパターンが定番になりそうな予感です。

さて、肝心の映画の方ですがYoshiさん辛口コメントの人なので半分程度に信じてほしいのですが

「この映画はお金を出して見る価値はある」

と思いました。細かい話を書いたらこれから見に行く人に申し訳ないけどさらっと書くと

・リアルもののけ姫+ライオンキング(でもデイタラボッチは出てこない)
・映像は前評判どおり綺麗だと思う。
・コミュニケーションの仕方がIT的
・インディペンデンスデイとか苦手じゃない人は見てて苦にはならないと思う。
・出てくるロボットはぶっちゃけアーマードコア

って感じです。映画館って予告編が最初に挿入されてますけど、気がついたら物語が始まっていて「え?これ本編?」と最初は戸惑ったけど、十分見ごたえある内容だと思います。

でもね、よくネットやテレビとかの評論で

・あれを見ると美しいものを見すぎて現実世界に戻れなくなるかも・・・

というのは真っ赤な嘘。さすがにそこまでは入り込まないけど、アクションありーの、ちょっと人間の立ち位置について考えさせられーの、少しラブロマンスありーのって事で、泣きもしないし、ドキドキもないけど、素直にすうっと入っていける映画でした。

残念なことは非常口のサインが消えなかったこと。あれが邪魔だったのは言うまでもない・・・

今回当然3Dで見てないので3Dは評価しようないけど普通の映画でも十分見ごたえあります。ただ、動きは結構激しいシーンが多いので乗り物酔いする人とかは3Dで見ない方がいいかもしれませんね・・・機会があったら次は3Dで見てもいいかも・・・と思った。

本編の随所に仮想と現実(リアルとバーチャル)の境をさまようようなシーンがあって、バーチャルの方に陶酔してしまう所もあるんですが、そこを見ると昔のYoshiを思い出します。

今はこんなに結婚して、子供もいて週末パパがんばってまっせ・・・みたいなYoshiでも一時期、現実(仕事)よりも仮想(ゲーム)を優先していた時間がありました。リアルはパッとしない、思うとおりに動かない。でも、バーチャルの世界は自分を必要としてくれる。自分の居場所がある・・・そんな事を思い出しました。見ず知らずのネットの先にいる赤の他人に

「お前が来てくれてよかった。今日の戦争はお前なしでは勝てないからな・・・」

そんな言葉に涙をしていた自分と重ねちゃったりもしていたので気持ちとしては複雑な面もありました。

バーチャルはずっとそこにいれない。いつかは必ずリアルと向き合い時がくる。バーチャルにのめり込む時間が長ければリアルへの復帰時間も長くなる・・・まさに「廃人」と呼ばれていたYoshi。仕事もそっちのけでゲームに没頭し、手が腱鞘炎で痙攣するほどマウスを握り締めて、昼も夜も関係なくパソコンの前のバーチャルな人たちとのコミュニケーションを優先させたが故に失ったリアルな人たち。当時の相方さんとの約束よりもゲームの約束を優先していた最低な男でしたね。そうやってリアルはかなり木っ端微塵に崩壊していくのですが、まさに病気だったと思います。睡眠たって寝るじゃなくて気絶
することが睡眠だと思っていた壊れていた頃、寝れないじゃなくて、当時の心境は「起きていられない」そんな過去を思い出しては「ああ、俺は戻れて良かった・・・」と、個人的には考えさせるような映画でしたね。それにしても人間というのは生きているだけで罪な生き物だ。だからと言ってそれに対する最適解は見つからないけど、物質文明が豊かになっていけば行くほど大事な何かを失っているような気がしてなりません。

今、リアルとバーチャルどっちがいいか?って考えてみると当たり前ですがリアルで必死にがんばる方が生きている感じがしますよね。ゲームに限らずコミュニケーションはメールとか電話とかチャットとか色々あるけど、会って、ぬくもりを感じて、相手の表情を見て理解するのに勝るものはありませんね。

長々と思い出話を書きましたが、Yoshiの評価点数は

「80点」

です。これは、素直に人に勧めても失敗しない映画だと思う。ただし、これに共感できる人はきっと限られてしまうのかな?とも思うので万人受けするものではないと思います。先日のオーシャンズを見るなら間違いなくこっち。3Dかどうかは任せます。そうそう、あの、今日TUTAYA行ってブラブラしていたあなたのオーシャンズの熱気をを覚ましてしまったお詫びにオーシャンズ見るならこれをお勧め

ディープ・ブルー(DEEP BLUE)
http://www.deep-blue.jp

くれぐれも1998年に同名で映画があるけど、あっちは人食いザメに食べられちゃう映画なのでそちらじゃないのでご注意を・・・こっちはサラウンドなければヘッドホンつけて見ることをお勧めです。まさに癒しといればこれなのでお試しあれ。これがダメというならきっと海系の映画はやめたほうがいいかもしれませんね。

結構長かったけど、いい気分転換になったわ。
熱あるっぽいし、鼻水とまらないけど、今日はさっくり寝て明日は
気合を入れなおしてがんばります。

今日はこんな感じ。
ではでは。


追伸
おめでとうございます。素直にとっても、とってもうれしいです。
何か出来る訳ではありませんが、何かあったら何でも聞いてくださいね。
あせらず、ゆっくりと・・・