しろかばさんとの思い出・・・

yoshi-blog2009-03-25

風邪をこじらせた挙句、病院で点滴を打ってもらってドーピングをしたものの、完全調子には戻れなくて少し予断を許さない状況ではあるかぜっぴきYoshiです。こんばんは(@_@;)

午前中会社休んで病院でもう限界だったので薬を点滴でいれてもらった・・・すこしは良くなったけど、ああ、ドーピングが切れて頭が痛い。熱があがってきた・・・

でも、そんな状態でも今日は職場の送別会に参加してきました。飲めないのでカメラマンとして行ってきましたけど結構失敗がおおいな・・・だめだ。自分の腕がヘタレすぎる。室内のさ、夜の暗めの場所で撮影するのってちょー難しいね。家に戻ってきてみたらピントが別の所にフォーカスされていたり、フラッシュ足りなすぎとか、逆に多くて飛んじゃったり・・・でも、ここで失敗しておいて良かった。この後の本番でもあるはるくんの入園式ではもうちょっとマシな写真が取れそうです。

今日覚えたこと

・9点ピントがあるけど、狙いのピントをあわせる動かし方
・室内はどのくらいの設定でいいのか?
・何気にウマく取れた気でいても油断はしない。

そんな感じで送別会に参加したのですが、今日はその主賓でもあるしろかばさんとの思い出を少しだけ語ろうと思います。
(本人リクエストっていう意味もあるのですが・・・)

少し昔話にお付き合いください。

しろかばさんとは僕が都内に勤めていて数年ぶりに地元に帰って来た時からのお付き合いで、最初は同じ部署だったんです。そして、同じチーム。今はなかなか珍しい体育会系のチームの中で下っ端で新人のYoshiさんは当時ものすごく使えなくて、出来ることといったら

「現場事務所の掃除」

くらい・・・本当に当時の現場事務所は汚かった。しろかばさんは入社年次で言えば後輩に当たるけど、年齢はほぼ同じなのであまり後輩として意識はしたつもりはなかったけど、最初から「僕システム系やってます。」みたいな人でものごしがやわらかく見えて、第一印象は悪くは無かった。

でも、後にYoshiが伝説となる現場事務所の掃除をすることになり、その日は別件の工事があって立会人としてその場にいなきゃいけなかったけど、システムの中身も分からず、何をしているか正直分からず、ただつったっているでくの坊であったYoshiなので、

「しゃーない、この汚い部屋を掃除するか・・・」

そう思って、朝の9時から夕方まで一心不乱に現場事務所を掃除していたんですよね。今まで大手町のこじゃれたオフィスとか、喫茶店にパソコン持ち込んでビジネスライクに仕事をしていたYoshiとしては、お客様の先にある常駐型の現場事務所って?え?こんな所なの??と驚くくらい汚い。作業着は脱ぎっぱなし。ホコリまみれ。待機中なのか、休憩中なのか分からないけどすんごく意味不明なマンガたち。そして、食べかす、飲み残し、平気においてある。これはなんだ???ってカルチャーショックを受けたんですよね。そんな所で日々何事もないように仕事をしている人達の中にしろかばさんがいてね。すんごい出来る人っていうのはどこか神経回路が腐っているか壊れているのかな?ってちょっと初めは思っていました。

「ここで泊まって作業とかしているんですよね」

そういわれたときに、え?ここで?君たち、ここで寝ているの?あー信じられない。絶対にダニがいる。ゴキブリがいる。こやつらには美的感覚とか、清潔感とか、そういうのはないのか?って新人のYoshiさんは内心「やばい、ここにいると病気になってしまう」と恐怖におののいていた新入りの時間。だから、どーせなら掃除してしまえと、数時間かけて大量のゴミを処理してピカピカ。本当に床が見えてきたよ。ホコリがなくなったよ・・・ある意味感動するくらい部屋を掃除した後に彼に言われた言葉が

「獅子神さまが歩いた後のようにお花畑じゃないのか?ここは?」

と部屋がピカピカになったのを見た驚きの目。今でも覚えています・・・それ以来、獅子神様と言われてましたけどね・・・

が!!!

1週間後。しばらく現場事務所にやってこなくて、久しぶりにきたら

「なんじゃこりゃ!!!元にもどってんじゃん!!」

そう、あんだけ綺麗にした部屋が元通り。当時、若干火曜サスペンス劇場のこの音が聞こえてきてね・・・

[注:音が聞かせたかっただけなので中身に意図はありません。20秒くらい聞いてもらえばそれでOKです。]

こいつらはおかしい。なんで、こうなんだ・・・と愕然としたのが本当に懐かしい・・・

結局、そのお客の担当が半年くらいでYoshiさんはしばらく、別の某そこそこ有名な会社の関係で、土建屋のおじさん達と更地から新しいビルを1個立てるまで長期にいなくなる生活をしていたけど、このチームに関わった事で接点が増えていましたね。

そして、この人は完全な下戸。お酒が全く飲めないので酔っ払った所を見たことが無い。いつもコーラー。でも、酔わずに楽しそうにしているのが印象に残ってます。時には某焼き鳥屋さんでこれまた酒豪だといわれているhenlyさんとホッピー飲みくらべ対決をしている時もみんな半分酔っ払っているのに一人冷静にその場を楽しんでいましたね・・・

なんか気がついたら仲が良くなっていたというか、仲良くさせて頂いたいうか・・・今でもきっかけはなんだったのかあまり思い出せないけど、たしか偶然同じネットゲームをやっていたからかもしれませんね。当時はみんな廃人だったので、

「今日戦争あるから会社休む!」

「イベントがあるから残業しない」

とか言ったり、一緒に明け方近くまでネトゲにはまり、次の日寝不足の目で会社に出社したり、特に印象に残っているのが

「あれ?しろかばさんのキャラ動かなくなった・・・」

そうチャットで言ったら

「奥さんが急にこっちきたから動けない・・・」

みたいなこともあったり・・・今思えば、この人は奥さんにゲームやっていて肩身の狭い思いしているんだなあと少しかわいそうな気持にもなったけど、共通の話題があり、お互い同じジャンルに興味を持っていたので話も弾むとっても心地よい感じでした。

趣味も多才であんな顔(ごめん、変な意味じゃない)からはとっても走り屋だと思えず、彼の車はものすごく加速のいい車で、生まれて初めてスタートの加速で座席に押し込まれるような感覚の車に乗ったのは彼の車が初めてでした。人物像とのギャップに驚いたり、エビを育てているとか、パソコンばらしてこまめに調整してたり、はたまた絵を描く才能があったり、ほんとこういう人を多才な人なんだと思う日々だったんですよね・・・

逆に、あまり仕事の接点はなかったんですけどね。でも無駄話は多かったのかな?その後自分が隣の部署で全然違うジャンルの仕事をする事になったのですが、今だから話だけど、自分がスリッパ異動した時の候補は実はYoshiかしろかばさんかで上司と先輩が悩んでいたみたいだったんです。でも、自分が

「あーオレがいった方がいいと思うので俺が行きますよ」

って当時の鬼軍曹な先輩に言ったのでそうなったけど、もしあそこで自分が手を上げなかったらきっと今の人生はなかったでしょうね・・・人生とは色んな所でタイミングとかそういうのに振り回されているものだなあと・・・

その後、紆余曲折はあるけど、2年前にしろかばさんが今の部署に転勤になり、その1年後にYoshiが今の部署に転勤になって久しぶりに同じ部署になったわけですが、そこはYoshiもしろかばさんもお互い持っている仕事の積み残しが多かったので一緒に仕事する機会はまったくなかったんですよね・・・

そんなしろかばさんだけど、僕とは全く違って、ものごしがやわらかく、面倒見がとっても良いので後輩からはすごく慕われていて、まさに「いい先輩」を地で行くような人でした。多分、僕に足りないものがたくさんあるけど、それを全部もっているのはしろかばさんだと言っても過言ないくらい優秀な人だったと思います。

普通ね、仕事をしていると合う人、合わない人って必ずいるもので、Yoshiは合わない人がたくさんいるので、「あいつはダメなやつだ」とか「あいつとは一緒に仕事したくない」って言われているのは分かっているけど、ことしろかばさんに関しては悪い事を言う人がまったくいないんですよね・・・そして言葉に説得力があるので後輩に教えていたり、相談に乗っている側で仕事をしている時なんかは「すごいなあ」と思う事ばっかり・・・

別にわざと褒めようというつもりはないけど、でも逆にダメな部分って正直見つけられないんですよね・・・なのでつまり、元々持っているものがかなりハイスペックなんだなあって最近思う事があって、3ヶ月前くらいかな?初めて一緒に仕事をする案件があって、Yoshiがすんごい無駄な時間をつかって、ゼエゼエハアハアいいながら作ったヘタクソな書類をたくさん振り出した時なんかは、ものの10分くらいしかみてなくても、

「ここはこうしたほうがいいと思う」

と的確にアドバイスをくれたり、今までやってきた経験がすばらしいので、

「ああ、この人には絶対太刀打ちはできない・・・」

と思える数少ないうちの一人だと自信を持っていえる人なんですよね・・・

今回、しろかばさんは非常に素敵な縁があって人生の転機を迎えるわけですが、その話を直接始めて聞いた時は

「すごい・・・やっぱりすごいなあ・・・」

と素直に感心してしまいました。だって、そんな出来事なかなかないんですもの。やっぱり見ている人はちゃんといて、しろかばさんの努力とか、やってきた事がようやく評価されて報われたんじゃないのかな?って思うわけです。同じチームにいる身としては、彼が抜ける穴は非常に大きく、正直いてくれた方がチームも会社も助かる人財(人の財産)だと思うけど、同じ年代のYoshiとはやっぱり人生のアクセルの開け方が違うんだなあとしみじみ思っちゃいました。

よくよく考えてみたら、何かコレと言ってしてあげてたことは皆無だし、むしろ足を引っ張っちゃった感があるのは否めないけど、こんなYoshiとも嫌がらず普通に接してくれて本当にうれしかったです。たとえ話で戦場で背中を預けられる・・・みたいな話があるとしたら、彼は間違いなく背中を預けられる信頼できる同僚でした。そして、たぶん今のチームの中で一番冷静で、客観的に周りを見ることが出来るすばらしい人でした。

ご自身の今まで積み重ねてきたものがようやく評価され、新天地でご活躍されると思いますが、一緒に仕事が出来て幸せ者でした。どうやら家庭ではしいたげられて、あまり満足のある立場ではなさそうですが(笑)自分のためにも、家族のためにも、がんばって頂きたいものです。(と、本人が言っているわけじゃなくフィクションです・・・そう書かないとまずいよね?w)

さようなら。もう二度と会うことはないと思うけど、あったらどこかで軽い会釈くらいはしましょう。
(といいつつ、彼の送別会があと1回残ってます。(笑)

春は出会いと別れの季節。でも、なぜか僕はこの時期あまり悲しい気持にはならないんですよね・・・世間は意外と狭く、またどこかで何事もなく仕事をすることもあったりするので今生の別れではない限り「またね」と言えるようにしておきたいものです。あまりかざるような言葉は見つけられないけど本当にいろんな意味でありがとうございました。新天地でのご活躍をお祈りします。そして自分もしろかばさんに後ろ指さされないように、人並にがんばりたいと思います。

なんか、もしかしたら、そのうち接点がありそうな予感がしてなりません。
そうだとしたら、それはそれで楽しみですけどどうなることやら・・・

今日は、かなり個人的な内容になってしまいましたが、
こんな感じ。

ではでは。


追伸 あーあと、「らにぃさんとの思い出・・・」もやる?正直メンドクセww (嘘
 やってほしかったら言って下さい。ただし、あなたとの思い出はここまで綺麗に書く自身はないのであしからずw