我が家に詐欺がやってきた・・・

yoshi-blog2011-02-21

むなしいな・・・不毛だ。自分が乗り気じゃない事に真剣に脳みそのCPUとメモリを使わなければならないと思うと、なんだか、なんのために僕は悩んでいるのだろう?中原中也の「汚れちまった悲しみに」という詩が妙に響き渡るなあと思った病んでます症候群一歩手前のyoshiです。こんばんは( 一一)

あのさーどうでもいい話だけど、絶対にFaceBookははやらないと思う。

セカンドライフはやった?

プッシュトークはやった?

イクメンはやった?

どうも作られている気がするブームは無視でOKだと思う。だって、全然FaceBookやりたいと思わない。まあ、映画は面白うそうだけど・・・だって、実名でしょ?日本文化(ネット文化)には実名はやってないよね。実名で良い事よりも、デメリットの方がまだ大きすぎると思うんだけどなあ・・・どうなんでしょ?別に知り合いに会えるとか、自分の意見を堂々と閉じられた空間で議論できるとか、そんなの別にFaceBookじゃなくてもいいじゃんと思ったり・・・あんだけ大流行になると言われていたセカンドライフをものの1時間で断念したYoshi。だって、あれ、始め日本語マニュアルない頃にダウンロードしてやってみたものの、真っ裸のキャラに洋服も着せれず、まっすぐ歩いて海にドボンでやり方すらわからないまま終わってしまった時に「今日本で大流行!」とか言われて思いっきり違和感あって、それと同じ匂いがしてならないのですが・・・

どうも最近「流行になる」=「誰かが儲かる」とゲスな考えをすると実態の伴わないサービスにおいてはすぐ手を出す必要もないなあと思ったりして・・・なんでも、勢いとつられるのは後で失敗するってのが今日の話。

さて、我が家のマンションに1通のはがきがやってきました。なんでも、とある雑誌の創刊記念だか、なんだから日帰りバスツアーが1名様無料との事。そりゃありがたい・・・嫁さんも、無料につられて

「タダだし、これはいいかも。行ってみてもいい?」

「あ〜別にいいんじゃない?たまには一人で羽目を外してきたら?」

「温泉だって、同伴しても安いから友達といけるか聞いてみて、行けなくても一人で行ってくる」

そんな会話をしていたんですね。

でもね、Yoshiさん思ったわけ、世の中タダより高いものはない。きっと、これにはわけがあるはずだ・・・と。

はがきだけど、表面には温泉名と、無料の大きな文字とでかく旅行日程とかいろいろ書いてある。そして、ぺりっとしたものを何気にはがしてみたんです。

・真珠工場を見学 90分。
ワインセラーを見学 70分
・須玉温泉で昼食と入浴 120分
・神社に行って、どっかでチーズケーキを食べて 70分。

目玉の温泉が120分で、他の所が余計に長いんだよって思って、やっぱり疑問。この旅行会社名で検索してみました。ドンピシャ。

http://toki.2ch.net/test/read.cgi/chance/1225812281/

真珠工場で最初にめっちゃ高い宝石のフロアに案内。そして、そのあとちょっと安い所に案内され、「これなら買ってもいいかな?」って雰囲気にさせて買わせる手口。ついでに、建物は逃げる場所はないとのこと。

主な手口。(カラクリ)
*ネットのサイトから転載
http://tsubakiakai.blog12.fc2.com/blog-entry-260.html

からくり
1、スーパー・ホームセンター・スパ銭・電機屋・飲食店・商店街などで、「××円以上を買えば、抽選で国内バス旅行に招待」との告知
2、応募者の40〜70歳までの女性は全員当選(同じ電話番号は不可)
男性、外国人、携帯電話での応募者は全員落選
3、当選者のみを日帰り国内バス旅行に招待。同伴者は10,000円
特賞の海外などは実際に存在しない釣りエサ
4、日程のうち1時間半を、毛皮や真珠、宝石販売工場に軟禁
※販売商法やSF商法の疑いがあるものの、招待券には事前に
こういった施設へ立ち寄る旨を記載しているので、社会問題にはなりにくい

今回は自分の場合は応募じゃなくて、雑誌の特典だったけど、これと全く同じ。おかしいと思ったんだよね。聞いたことない会社だったし・・・でも、調べてよかった。

ウキウキルンルン気分の嫁さんに申し訳ないなあと思いつつ。

「あのさ、バス旅行の件だけど・・・」

と言ってこの辺のサイトをいくつか見せてみたら、嫁さんガッカリ。

「だよね・・・タダより高いものはないっていうけど、やっぱりそうだよね。」

「だね・・・まあ、そうかもしれないけど、強靭な精神力があれば大丈夫じゃない?」

「うーん・・・一人で行くとなおさら無理かも」

「じゃあ、別に無料なんて言わないで素直に、はとバスとかそういうメジャーなので行ってきなよ。」

って言ったけど、さあ、問題はコレを送ってきた雑誌の会社。
とりあえず、あんた達、こんな評判が悪い会社の旅行パックを紹介して調べているの?バックマージンもらってるの?ホントにかんべんしてくれよ。俺が情報弱者じゃないんだぞ!と言いたかったけど、ま、自分だけまずは被害がなかっただけでも良しとしよう。

閑話休題

最近仕事で、そんなごむたいなあ・・・みたいな事言われて悩んでます。
例えるなら。


・僕は、売れないリンゴの担当者。
・この品種はとっても癖があって、万人受けするわけじゃないけど、マニアには非常に生唾物のプレミアがついてます。
・でも、プレミアといいつつも普通のリンゴより高い品物です。
・その代り、このリンゴを食べた人は、普通のリンゴを食べる人よりもお肌がつやつやです。
・一生懸命担当のYoshiさんはこのリンゴの良い所をアピールしています。
・いろんなお客さんから「Yoshiさんの言うとおり良い商品だというのは分かったけど、ちょっと高くて手が出せない」

と言われてます。そんな時どうしたらいいのでしょうか?

案1:値引きをして売る。
案2:小分けにして売る。
案3:値段以外のアピールポイントを納得してもらう。

案1はライバルの会社もいるのでコレ以上の値引きは不毛な戦いです。案2は結果的にお客さんに高い買い物をさせる事になる可能性がある。(いわゆる分割損)案3は今の売り方。

そんな商品に爆発的な魅力がない物だけど、みんななぜか周りは目をキラキラ輝かせてます。まるで、何かの宗教に染まってしまったような根拠のない「これはいけるぜ!!」的なネズミが大集団で海に落ちていく瞬間を垣間見そうなYoshiがいます。

なんでしょうねえ・・・
本来の趣旨は、いかにこのリンゴをよくPRして、結果的にYoshiさんの会社に利益をもたらす事。
でも、今はそうじゃなくて、まずはリンゴ売ってこい!的な宗教みたいな感じで無理やり案をひねり出している状況。

そんなさ、ちょっと考えて、もし売れているならだれも苦労しないって・・・
隣の先輩がこの仕事を10年かけて積み上げてきた言葉と、そうじゃない人の安易な作戦が言葉に響かないって・・・

うーん、悩む。

明日、それなりのレポートをまとめなきゃいけません。
でも、今(23時現在)真っ白です。こりゃ、徹夜だなあ・・・

・真っ白で出すべきか?いや、出したいと思っている自分がいる。

・でも、一応頭の中で、とりあえずやっつけ的なプランはもっているが、絶対に成功しないというのもわかっている。
 (なぜなら、自分で納得してないけど、きっと、決裁権者が見れば、なんとなく形になってそうな資料だから)

・なんのために作るのか?現場レベルの人が納得できる作業指示書的な物を作りたい・・・自分が現場サイドの時にはそう思っていた自分がいたし、少なくとも、とりあえず的なプランは現場の職人さんが見れば一発でやっつけ仕事だってばれる。

そう考えると、超乗り気じゃない・・・自分で納得できるクオリティを出せない自信が180%ある。

だから、真っ白で出して、明日の会議で

「何もない。ベストな案が出せないならやらないほうがマシだ!!」

と叫ぶべきか・・・葛藤中。

サラリーマンってつらいねえ・・・
下を見れば現実を見て仕事しなきゃいけない。でも、上を見れば理想を突き詰めて夢を語らなきゃいけない。間に挟まれているのは、もがかなきゃハイハイって言って時間が過ぎればいいだけの話。でも、それは、結局自分の心を汚しているだけの無駄な時間というのもわかっている。さあ、どうしたものでしょうねえ・・・

そういう意味で、冒頭書きましたが、中原中也の「汚れちまった悲しみに」の詩を見返してると、「なすところもなく日は暮れる……」というのがまさに今の自分だなあと思うわけです。

・自分に正直になって出来ませんと言うべきか?

・自分にウソをついて、これでどうでしょう?と言うべきか?

答えがわかっているだけに悩むねえ。

・自分が納得して、「妥協した案はこれです」

と言えるひらめきの女神よ僕に微笑んでくれたまえ!!


さーて、煮詰まったからゲームしよ。
もう、今日寝るのはあきらめた。

今日はこんな感じ
ではでは。