口コミよりも早いツール・・・

yoshi-blog2004-12-01

師走の季節になりました。街も自分もどこかせわしなく、あっという間に年が明けてしまうんのではないか?そんな風に思う12月。テレビから流れるglobeのDEPARTURESを聞いていると「時間って気にしてないときほど流れるのが早いものだな」と思うのです。3-4年前はこんなにネットが流行る時代なんて誰もが思わなかった時代です。僕も入社当時は28.8k(にっぱっぱ)のモデムでパソコン通信でチャットが全盛期の時代、それがインターネットという物が出始めて、32Kのモデムでのインターネット通信を始めてみては

「すげえ!!!」

と興奮していた頃の僕。ISDN64Kでものすごく早くなったってめちゃめちゃ感動して、インターネットすげえ!と思っていたものです。今じゃ、ネットワークは無限の可能性を秘めた一つのコミュニティへと進化しています。今じゃ、どっか行くのにも、何かするのにもネットが必須になった時代。アニメでいう攻殻機動隊の世界なんてあながち夢物語じゃなくて、すぐそこにある世界だったりするのです。パソコンだけじゃなくて、携帯でもネットはつながるようになり、ネットを持ってる物と持ってない物の情報格差「デジタルディバイト」が深刻に検討され始めています。今まで以上に知らない人が損をする時代になってきると思うのです。

今まで情報を得る手段は、テレビ、ラジオ、雑誌の三種の神器でした。だから情報通になるにはテレビを良く見ていたり雑誌を買い込んでないと話のネタなんて少ないし、広がりなんてないけど、今では、ネットでちょっと調べるだけで想像以上に必要な情報が出てくる時代になっています。例えばどっか旅行行く時は、ネットで宿を調べ、その宿について、その観光地について情報収集して、予約も済ませちゃう。後は経路検索を行えば大体それなりの旅を満喫する事ができたりするものです。雑誌とかで今まで「オススメ」と書いてあって実際行ってみたら最悪だった。そんな思いをする事が少なくなってきてると思いませんか?今までは情報が片方向だったのが、ネットワークを介することによって双方向になりつつあります。自分の情報を気軽に発信できて、受けることも出来る。だから自分の表現の手段としてのネットという武器はある意味最強の自己表現ツールだと考えても良いのです。

けれども、それはちょっと昔の口コミ以上に強烈な効果を持っていて、かつ、情報があふれる時代になってきているのです。誰かがどこかで何かをした情報はすぐ伝わります。それが良い意味でも悪い意味でも、広く知られるようになった功罪でもあるんじゃないのかな?と思うのです。例えば、昨日も触れたこのニュース

安倍なつみが盗作、紅白にも影響?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041201-00000030-nks-ent
安倍は気に入った他人の作品をノートに書き留め、詩を書く時に参考にしたところ「人の詩やフレーズに勝手に手を加えて発表してしまった」と認めた。盗用した作品は明かしていないが小室哲哉aiko相田みつを氏らのものもあるとみられる。NHK紅白歌合戦への出場も決まっており、波紋を広げそうだ。

これがちょっと前のネットもはやらない時代だったら単なる噂話ですんでしまったでしょう・・・でも今ではそれを検証する場所、環境、そして多角的な捉え方を大勢の人が議論できる。そんな感じで今回も発覚してしまったんじゃないのでしょうか?今日のFNS歌謡祭を見てたらハロプロの集団に彼女はいませんでした。中沢裕子が謝罪をしていました。誰かが幕引きをせざる状況を作ったのもネットの力なんだな・・・と思ってしまったのです。きっと後浦なつみは紅白にでるか微妙な状況ですが、個人的には保田圭がいたのはびっくりでした。(笑)

そんなテレビとか雑誌の大本営発表みたいなのにみんな嫌気がさしているんでしょうね?今まではそれを信じて疑わなかった人も多かったと思うけど、最近は懐疑的な人多いんじゃないのでしょうか?例えば凶悪犯罪などでも、テレビニュースなどでは良い悪いは別にして、実名報道を行います。けれどもこれが身内の話になれば全然報道しないのが次のネタです。

TBSアナが酒気帯び事故、32歳って誰?
http://www.zakzak.co.jp/gei/2004_11/g2004113006.html

TBSの男性アナウンサー(32)が今年6月、東京都世田谷区の路上で酒気帯び運転をして物損事故を起こし、書類送検されていたことが30日、分かった。アナウンサーは謹慎となっている。

このニュースの本人の実名は未だに出ておらず、普通の会社だったら一発クビ宣告が出てもおかしくないのに、謹慎扱いなんですよね。他人に厳しく自分に甘いマスコミの垂れ流す情報に信憑性はありません。よーく見てて下さい。特に報道ステーションNEWS23を見るくらいなら、よっぽど2chを見てた方がましですよ。

結局、情報を自分で「整理」する能力って必要だと思うのです。よくなんでも「いけません星人」がみなきゃいいんだろう。みせなきゃいいんだろう。そんな考えだから最近はコンビニで売られるエロ本にもシールが張られるし、ちょっとしたネットワークで子供が使うシステムは有害情報をコントロールする仕組みも出来ています。

それでいいのでしょうかね?

どーせ家に帰れば両親の目を盗んで見る事はできるし、隠すから余計みたくなるのは人間の本能だと思うんですけど、なんか親の方が準備できてないんじゃないのかな?って思うのは僕だけなんでしょうかね?正しい情報なのか、良い情報なのか、それが精査できない人最近まわりに多くないですか?

自分も気をつけてるけど、調べごとをする時はかならずデータを残します。例えば説明書に

「この包丁はくだものが切ることができます」

と書いてあっても、本当にりんごが切れるか、ミカンは切れるけど、マンゴーは切れないなんて、その説明書には書いてない事もたたあるんですよ。

「切れないじゃないか!」

って文句を言うときは「ちゃんと書いてあるか、ちゃんと説明をしてくれたか?」が重要になります。

「この包丁は果物が切れますが、硬いものは切れません」

と言う風にかいてあるといいんですけどね。なんか話の収拾がつかなくなっちゃったけど、いろんな情報があふれているこの世の中、フェイクも多いから最終的には「自分で判断する」ってのが重要で、あんまり変な事すると簡単に分かっちゃうから気をつけないといけないですね・・・

PS 今度の車はこれかいたいな・・・