お世話になったあなたにささげる1日・・・

会社人生何十年、これほどまでにショックを受けて、コレほどまでに言葉が出なくて、そしてコレほどまでに心の中で表現できない事があるんだと実感したyoshiです。こんばんは

 

 

今日の日記は見る人にとっては不快な内容かもしれないけどご容赦いただければと思います。

 

仕事中1通のメールが届いた。差出人は元同僚。まだ公になってないけど、と言う前提で元職場の同僚でもあり先輩でもある方がなくなったというニュースだった。色々忙殺されている時でもあったけど、思わず

 

「え・・・嘘でしょ・・・」

何度も、何度も読み返した。どうやら事実らしい。でも実感沸かない。ただ、事実として亡くなったという連絡だった。

言葉にならない。何を発していいのか分からない。ただ、周りは知っている人ではないので自分はメールをうつすディスプレイをただ、ただ、見ているしか出来なかった。

話を総合すると仕事中に体調不良により救急車で運ばれたと・・・もうどうしようもうない出来事だったらしい。それは昨日の夕方。

 

実はこの人僕にとって大先輩なんです。大先輩であり、職場の同僚。若かりし頃横浜で働いていた時の部署の直属の先輩でさホント色々教えてくれたのよ。よくこの人の言う口癖は

「とりあえず、やってみないと分からないからマニュアル読んで分からなかったらやってみようか」

そんな言葉で狭い検証室に篭って色々教えてくれたし新しい事にチャレンジする仕事を始めて教えてくれたのもこの人だったなあ・・・

そんな素敵な先輩。でも、めちゃくちゃ仕事が出来るっていうわけでもなく、エリートってわけでもなく、最高に素敵な人で真面目、とにかく真面目。コツコツやる事が大好きで、今僕がここにあるという基礎を教えてくれた人だったかもしれないなあってふと思い出した。

 

数年後。自分が都内の部署に転勤になっていた時、その部署に転勤されてまた同僚になった。同じチームではなかったけど隣のチームでこれまたコツコツと仕事していたのを覚えている。ただその頃に求められるスキルと立場に対してご自身のスペックというか環境というのが追いついていかなくて苦労されているのを横目で見ていて、大変だなあと思いつつも、心が壊れそうなのを横で見て、そっとではないけど結果的に手を差し伸べるような場面も何度かあった。

その後別の部署に転勤になり、今度は自分のうまの合う仕事だったらしくのびのびといつも通りコツコツと仕事をしているというのは知っていた。

 

ちょうど1年前。飲み会の席でばったり会った。

「俺、この前人間ドックに言ったらガンが見つかってさしばらく入院していたんだよ」

「え!!大丈夫なですか?」

「ああ、もう手術して取ってしまったし、今は平気」

 

そんな事を話したのを覚えている・・・そして昨日。実はこの先輩と一緒だった最初の部署の上司が引退されるというお祝い会が開催されて当時のメンバーが何十人もそこに集まっていたのね。写真もみんなでとってさ・・・

自分も二次会から合流したんだけど今思い返してみればいなかったなって思ったけど、後で知ったのは元々来る予定だったのが急遽これなくなったのかこなかったとのこと。

 

その時にはもう・・・

 

なんだろうね。こんなに人って言葉悪いけどあっさりいなくなってしまうんだ。会社の廊下でちょっとすれちがったり、自分が別のフロアに行った時に端っこのミーティングコーナーで打ち合わせしている姿を見たりしていたけど、なんか、それがもう現実ではない・・・実感が全くわかない。

 

でも、悲しいのは事実。

少し後悔もしているし、それはもう解消できない。

苦労されている時、もうちょっと手のさし延ばしかたが合ったんじゃなかったのかなと。俺もうちょっと言える言葉、かけられる言葉あったんじゃかったのかなって・・・

 

今気持ちの整理は正直できないけれども、

思い返してみると、今自分の仕事のスタイルのいくつかは、この大先輩である同僚から得たもの少なくないなあって思った。

 

でもね、故人のプライベートだから細かく書かないけど、子供いるんだよ。子供がさ、自分よりまあまあ年上だけどさ、子供もきっと当時に比べたら大きくなっているだろうけどさ、まだ逝くの早いよ。だって、娘さんのウエディングドレスも見てないんだぜ?一緒に習い事しているとかさ、キャンプに家族で行っているとかさ、スマホに課金して俺はヒーローになっている家庭ではなんてことない父親だけどさとか、色々思い出してしまうじゃないか・・・子供持つ親として、その年齢では早すぎるよ・・・

 

色々考えたけど、予定全部キャンセルして最後のお別れには行ってこようと思いました。当日部下の転勤祝いの飲み会があるんだけどさホントごめんって言って・・・

 

なんだろうねえ~人は亡くなるってのは理解しているけど、人が今なくなるっていうのは理解できないよね。こんなに言葉にならない、言葉に出来ない気持ちってなんだろう・・・

 

でも、思い返してみても、僕は貴方にお世話になりました。大変お世話になりました。正直大変失礼な事もいっぱいしているし今、後悔している。

恩をあだで返す事になってしまった。本当に申し訳ないです。

でも、心の底から、あなたの下について仕事が出来て楽しかったです。自分の為に惜しみなく手を差し伸べてくれた事は忘れません。

 

でも、やっぱり寂しい・・・

酔っ払った時にけらけら笑いながらビールを頼んでいる貴方の姿が忘れられません。

 

最近、少し悩んでいたり、凹んでいたけど、あなたに言われた言葉を思い出しました。

「結局、悩んでいるならやって失敗するしかないんだよ。じゃないといいか悪いかわからないじゃん」

この言葉、胸に刻んでこれから僕はコツコツ腐らずがんばろうと思います。

 

どうか、どうか、安らかに・・・

心よりお悔やみ申し上げます。

 

本当に、本当にありがとうございました。