心臓の手術・・・

このくらいの年齢になってくると両親の健康にも気を使う年齢ではあるものの、なんとなく老いていく現実を見出すには勇気がいるものなんだなあと思ったYoshiです。こんばんは(-_-;)

今日の日記は面白くも、楽しくもない見る人によっては不快な表現が含まれている可能性がありますので、そういうのが苦手な人は見ない事をオススメします。


お盆明けなのに今日と明日まで夏休みです。年休消化の意味合いが強いけど、今日は父親が心臓にメスを入れる手術をするので、その立会いをするためにお休みにしてました。

いつも不思議に思っていた父親の体。酒を飲み、タバコを吸い、そして夜更かし、仕事はモーレツ世代なのにこれと言って体にがたが来ない。そんな父親も、不整脈が出て心臓をカテーテルで手術するという事になったんですが、原因はストレス。仕事リタイアしているのにストレスっていうのは介護ストレス。

今、僕から見ておばあさん、父親の母が月単位で親戚をローテーションで回っている。もう90歳を超えているんだけど、足腰も弱くなり、少し痴呆が始まっている。父親の兄妹間で老人ホームに入れるという話も祖母はかたくなに拒否をしている。だから兄妹で月単位で面倒見ているわけなんだけど、自分の実家にも数ヶ月に1回、泊まりに着ている。

それが原因なのは明らか。だって、痴呆が始まっているのに頑固で、老人ホームには行きたくない。でも一人では何も出来ない。一人にするのは危険。結局リタイアして余生を過ごす父親と自分の母親が実家に泊まっている時は面倒みている。

これが、なんてこない関係だったら問題なかっただろう。でも、昔から嫁姑問題というか、若い頃散々、うちの母親をいじめておいたくせに、老後になった瞬間、面倒見ろって虫が良すぎないかい?って僕自身は思っている。僕自身も小さい頃、同年代の親戚と比較されて、やれあーだの、こーだの、言われ直系の長男なんだから・・・みたいなアホな事も言われて正直、存在自体も好きじゃないから、実家に泊まっている時は極力いかないようにしている。

そんな祖母。痴呆が始まっているから、余計な事を言う。母親に対して、母親の兄妹がいる前でも

「しっかりお世話してくれないと、うちのお墓にいれてあげないからね」

と。父親もびっくりしてたみたいだけどさ、介護で世話してくれている人の向かっていう言葉じゃないよね?

そして、毎回実家に行くたびに、父親のいない所で僕に愚痴を言う。まあ、それはしょうがない。黙って聞いているけど・・・母親も偉いもので、「お父さんが大変だから、面倒みているだけ」「今は正直嫌な気分はないけど、結構大変」と言うから、

「だったら、そんなの拒否しなよ。拒否する権利あるよ。」

というけど、父親の事を気にして黙っている母親もすごいと思うんだけどさ、それを身近に感じている父親がストレスたまるわけないよね。結果自分の息子の寿命を祖母は短くする原因を作っている。

手術前日
「明日手術だからね」
と言うと「そんな大変だったら変わってあげたい」
「じゃあ、変わらなくていいから楽させてくれ。老人ホーム入ってくれ」

と言うと黙ってしまう。祖母。親戚の家でも伯母さん、叔父さんも脳梗塞の後遺症でサポート大変な時に

「大変ねえ。サポートで疲れてしまうでしょう」と言うので伯母さんが
「ホント大変。それにお母さんの世話まで無理だからホーム入らない?」

と言うと、黙ってしまう。親戚一同手を焼いている。老人ホームの見学会も行かず、行ってもすぐ帰りたいといい、入りたくない。でも、世話はして欲しい。というわけ。もちろん、僕は当事者でもないし、口を出す気もないけど外から聞いているとなんだかなあと思う。

親戚一同。疲弊しているのが見えると、介護ってなんだろう?って思う。

冷たい言葉に聞こえるかもしれない。でも、自分の中で納得、消化できないのは、人は老いるもの。人は一人で生きていけないし、自分も将来誰か身近な人の世話になるわけ。だから、それをちゃんと考えていたのか?って話。

母親側の祖母はもう亡くなってしまったけど、小さい時からよく面倒みてくれて、このおばあちゃんのためなら、なんても手を差し伸べたい・・・と思うけど、父親の祖母にはその気持ちがみじんも浮かんでこない・・・

そんな状況だから父親もストレス溜まるよな。

親戚一同に迷惑をかけているのにそれを分かってない祖母。そして、

「もうせっかくなれたと思ったら次の家に連れてかれて、親戚中で私をたらいまわしにしている」

と言うのを母親の妹が聞いて

「おばあさん、そんなにたらいまわしが嫌なら老人ホームに入ってゆっくりすればいいのに・・・みんなお見舞い的に行くっていってるんだから」

と言うと、「それは。みんなで決めたルールに従っているだけだから」

って変なところだけ痴呆が出てないのが余計にめんどくさい。

結局、今日の手術。4時間くらいかかったけど、先生も問題なく終了しました。大丈夫です。っていわれるくらいの問題ない感じで終わってホッとしているけど、麻酔で意識朦朧としている父親を見ると、そんなになるまで苦労して面倒見る意味あるのかね?って思ってしまう。もちろん本人は自分の母親だからだろうけどさ・・・

手術に立ち会う前に、実家に荷物を預ける予定があって寄ったとき、母親の妹が母に代わって面倒みてくれていたんですけどね。

「おばあさん、こんにちは」

って自分が言ったら無視されちゃったよ。もう存在自体も記憶にないらしい・・・

なんだかなあ・・・

人は良い事をされても忘れてしまうけど、嫌な事をされたらそれは忘れない。

自分は小さい時、この人に相当嫌味を言われ、いじめられ、そして母親が目の前で嫁姑でいじめられていたのを目にしてきた。だから、この人に何か特別な感情も、愛情も、互助的な気持ちも芽生えないけど、この人から教わったのは一つだけ。

どこかで誰かに助けれもらうこと、世話になることあるかもしれない。だから、できるだけ、相手に対して年齢、性別、社会的身分に関係なく、真摯に素直に向き合うべきだと。


何はともあれ、今日父親の手術が無事に終わってよかった。