さよならコヴィー博士・・・

さて、今日は色々日記ネタには困らない1日だったんだけどな・・・
でも、これをふれずにはいられまい・・・

2012年7月16日午前2時15分、『7つの習慣』の著者である、スティーブン・R・コヴィー博士は、米国アイダホ州アイダホフィールズの病院でご家族に見守られて安らかに息を引き取りました。享年79歳でした。著書『7つの習慣』が44ヶ国語に翻訳され、世界中で2,000万部というビジネス書としては異例のベストセラーになり、コヴィー博士も世界中の国を講演で回られたわけですが、とりわけ日本人の持つ謙虚さ、人格を重んじる国民性に「7つの習慣」の持っている原則との共通点を見出していたようです。

私の人生に影響を与えたと思われる本。「7つの習慣」の著者、スティーブン・R・コヴィー博士が亡くなったとニュースで知りました。本当にショック今年一番驚いたデ訃報だったのかもしれません。今はただ、安らかにお休みください・・・そんな気持ちで一杯。

僕と、7つの習慣との出会いは日記にアホみたいに書いているけど、会社が無料で受けさせてくれるトレーニングのコースの1つで会社の同僚が、「このシリーズのトレーニングは本当に為になる。そして素敵な手帳がもらえるぞ」と手帳欲しさと仕事が忙しくて喧騒から離れたい・・・そんな気持ちで受けたトレーニングが始まりでした。

この手のトレーニングは、コーチングとか、ロジカルシンキングとか受けているので、よくある自己啓発セミナーなんだろうなあ・・・と半分懐疑的に参加したけど、トレーニングを受けて、ファシリテーターでもある上條さんの話、コヴィー博士の考え方、本当に良い意味で洗脳されていった素晴らしい2日間だった気がする。

そして、テキスト代わりに貰えた1冊の本。それが、この7つの習慣だった。

普通の人は本を読み、フランクリンプランナーを手にする人が多いけど自分の場合は認定コースを受け、本を読み、そしてフランクリンプランナーを使い始めたので、すごく自然にそして、素直にこの7つの習慣という基本的な考え方が身に入った・・・とにかく、自分の考え方が真逆になるくらい変わったもっとも影響力のある本であったと言っても過言ではないな・・・

どっかって言うと、やっぱり出来てない人間なので、何かネガティブな事があると、それは人のせいにしたり、何か言い訳したり、そして何よりも自分を研ぎ澄ます・・・そんなライフサイクルが必要だって思ったのは子供との接し方。

「○○をしなさい!」
「○○をしなければだめでしょ!」

当たり前のように怒っていたし、時には怒鳴り気味に怒る事もあった。でも、本に書いてあったように

「○○をしてくれないと、パパは悲しいな」
「○○出来たんだ!すごいね!やればできるね!」

そんなネガティブな対応から、よりポジティブな対応を心掛けられる事によって、子供も自分もイライラしたり無理を通さなくなったり・・・もちろん完璧な人間ではないので時として感情的になる事もあるけど、心の中で素直な自制が出来るようになったってのは本当に良かったと思う。片づけろ!と言うのは簡単だし、怒鳴れば子供もやるでしょう、でも、子供は納得してない。気づきがない・・・だから

「片付けてくれるとパパうれしいな。それに今ここで片づけないと、次遊びたい時にどこにあるかわからないよね?」

そんな言い方が出来るようになったし、仕事面で役に立つのは「信頼残高」という言葉。

人は、それぞれ心の中に信頼銀行を持っている。人に対して何か信頼を得られる行為をした時、その人の心の銀行に【信頼を預ける事ができる】逆に、その人に対して何か信頼を失うような事をしてしまった時、それは【信頼を引き出す】と言う事になる。だから、いかにその人の心の銀行に対して【信頼残高】を高められるか?そして、相手も自分にどれだけ信頼を預けてもらえるのか?信頼残高の積み重ねが結果としていい仕事をする土壌を生む・・・これを知った時、自分の中で何か損得勘定では埋められない物を見つけられたような気がするのです。

人を出し抜いて結果的に何か良い事があったとしても、長い目で見れば、その瞬間に得られたものより失う物の方がはるかに大きい・・・信頼残高を引き出してしまった後は、信頼預け、残高を高くしておかなければダメなんだなあというのも気が付きました。

この「信頼を得る」それが大事だと気が付かせてくれたのは、この7つの習慣だと言っても過言ではありません。

参考までに、こんな動画があります。

信頼がもたらすスピード
http://www.youtube.com/watch?v=i290ocdvL7I

信頼って、本当に大事。この言葉がもたらす意味を教えてくれたのは、僕の人生にとってものすごく影響を与えてくれたと思う。


7つの習慣自体色々習慣があると言われているけれど、自分の中で参考になった習慣は

第三の習慣・重要事項を優先する
・重要でかつ緊急
・重要でないが緊急
・重要でもないし緊急でもない。
・重要であるが、緊急ではない。

この違いを正しくとらえプライオリティを付けて仕事をするためにはどうしらいいのだろう?という気持ちが芽生え段取り良く仕事出来るようになった。

第四の習慣・Win-Winを考える
・自分が得をし、相手も損をしない。そんな仕事の切り盛りはやっぱり大事で自分だけが得をする仕事のやり方はよくないなあって思った。

第七の習慣・刃を研ぐ
・いい仕事、良いプライベートを築くには肉体、精神、知性、社会・情緒をバランスよく保ち常に更新続ける必要がある。

こんな事を理解しながら、それをコンパクトにまとめフランクリンプランナーを使い始めて今度の10月で3シーズン目です。少々悩みどころですがリフィルをWeeklyにすると書きたい事が足りない。Daylyにすると書かない日もある。それは毎日の出来事をこのブログに書き溜めているってのもあるので致し方がないけど次のシーズンはどっちにしようか悩み中。

それから、7つの習慣の上級コース「マネージャー」と「ヘルピング・クライアンツ・サクシード」「ビジネスシンク」のトレーニングも受講して、自分の血となり肉となり、とってもいいトレーニングを受けさせてもらった。今年も1つ受講する予定だったけどスケジュールの都合がつかないのでこれはちょっと保留。

そんな状況ですが、色んな人の話を聞く機会があるし、色んな人の本を読むけれど、この人の話とお坊さんの説法はなんのストレスもなくすうっと心に響きます。特に、311直後に見た、この映像にはちょっと感動しました。

日本の皆様へ by スティーブン・R・コヴィー(日本語字幕版)
http://www.youtube.com/watch?v=DZHRAhDoPLI&hd=1

日本にいると気がつかない日本人の誇りを素直に表現してくれたコヴィー博士に感謝したいです。

コヴィー博士本当にありがとうございました。