あれから1か月・・・

yoshi-blog2011-04-11

月日の流れは早く、そして静かに何か音を立てて崩れていくものを見つめながら生きている毎日。ありきたりの幸せと、あたりまえの幸せを天秤にかけながら僕は生きていたんだ・・・今までの何かの欲も、この当たり前というキーワードには勝てないものなんだなあとしみじみもの思いにふけるYoshiです。こんばんは(-_-)

東日本大震災から1か月がたちました。
幸いYoshiの家族、親せき、知人に大きな被害にあわれた方はいなかったけど、遠い知り合い、仕事先のお客さん、自分の今まで積み上げてきた仕事、色んなものに影響が出ている事は否めない季節の移り変わり・・・今年ほど、桜を見て悲しくなったのはいつ以来なんだろう?と車窓から見える桜の淡いピンク色もどことなく薄くなっているような気がするなあと思う週明けの月曜日。

今日から同僚でもある後輩が被災地支援の為に宮城に旅立ちました。
先週から岩手に入っている同僚も、停電や余震に耐えながら黙々と被災地で作業を続けてます。まだ海側じゃなくても余震はあり、停電もある、エレベータに乗っていて、あと数分降りるの遅かったらエレベータに閉じ込められた・・・なんて話を聞くと被災地支援と言うのも命がけなんだなあと実感するわけです。

そして、原発がらみで放射線の脅威という見えない敵と戦っている同僚は今も避難エリアギリギリで戦っています。
みんながんばっている・・・現地で避難している人はもちろんのこと。Yoshiの仕事先のお客さんも何度も避難場所を変えてます。安住の地にはまだほど遠く、一時の安らぎだけは与えられてほしい・・・そんな気持ちでいっぱいです。
日々、刻一刻と状況は変わっているけれども、追加派遣の段取りとか、社内はバタバタしています。でも、今自分はその喧噪の中からは若干距離を取る事が許されているけれども、でも、影響はある。仕事の影響がかなりある・・・先の事を考えると本当にお腹痛くなりそうだけど、誰かがやらなければ、何も先に進まないんだ。与えられた仕事をこなすことが今僕に出来る事なんだと心に呟きながら仕事しています。

離れている所の災害だけれども、Yoshiには身近な人がその災害の為に全力を出してがんばっている。「がんばれ」と言うのは今は被災地の方に対して言うのではなく、被災地の方には「大丈夫」そして支援に行く人には「がんばれ!」と言う言葉をかけたくなってしまうなあと思いませんか?

岩手の同僚からも被災地の様子がリポートされてます。
送られた写真を見て言葉が出ない・・・まさに、未曾有の大災害が起きたんだ・・・
そこにある現実。そして、それとは全く離れた所にいるYoshiが向き合うのも現実。
どちらが本当なの?と思うけれど、どちらも本当。今日も余震があったけど、日本人ってすごいのか、バカなのか・・・もう慣れた感が世の中には浸透しているんじゃないかな?って帰りの電車で思った。あんだけ余震が連続してても普通に電車が止まらない。女子高生は普通に渋谷でプリクラ撮ってる。そして自分も激しい揺れの中普通に打ち合わせをしている。

1か月で大きく変わったなあと思いませんか?

Yoshiはカバンの中にサバイバルグッズが入ってます。相変わらず・・・そして会社の行き帰りはスニーカーはいてます。気にしすぎと言えば気にしすぎだけれども、しばらく落ち着くまではこのライフスタイルは変えないでしょうねえ。

とにかく1か月。早いようで、まだ先は長い1か月。
早く少しだけでも気持ちが落ち着く季節が来ることを願わずには言われません。

そんな日。
今日は元々端数みたいな休暇が残っていたので午前中休みにしてたまにはぐうたらしようかなあって思ったら、はるくんお熱。ダルダルしていてこりゃ風邪だねえって話。でも、あいちゃん初登園の日だし、はるくんいなくて大丈夫かなあ?って思っていたんだけど、彼女は朝からやる気満々。いつもはお着替えもママかパパにやってもらうのに寝間着を脱いで一生懸命お着替え。

「あいちゃんね、もう幼稚園行くから一人でお着替え出来るよ〜♪」

って言いながらズボン1本の所に足二本入れてた。苦笑
でも、幼稚園行くようになってから、「幼稚園入ったから出来るよ」って色々チャレンジしているのは良い事だと思う。

その間、朝いちばんで病院にはるくんを連れて行っている間にあいちゃんはバスで登園。はるくんの時はバスに乗ったら大泣きして絶叫のままバスは走り去り両親としては心が痛んだ記憶があったけど、あいちゃんは、ニコニコ笑顔で手を振って乗っていったそうです。すごい違いwww まあもっとも同じバス停にはマンションが同じ子もいるし、はるくんの同級生もいるし、副担任の先生は元地区センターで遊び相手になってくれてた人で、その人が今日お迎えバスに乗ってたってのもあるけど、病院から帰ってきてその話を聞いて唖然とした。(笑)

その後会社に行ったんだけど、あいちゃんは午前保育でニコニコして帰って来たそうです。そしてバスを降りて開口一番

「ママ、おなかすいた。おやつは?」

ですって。(笑) この子はやっぱり図太いなあ・・・( 一一)

そんな事もありつつ、自分は会社についてミーティングを2個こなしてから、赤坂見附にある某会社さんでミーティング。途中首相官邸の前を通ったので石でも投げてやりたい気持ちを抑えつつ、あるシステムのミーティング。

まあ、説明が長くて眠くなりそうだったけど、話の途中で揺れ始め、結構大きな地震
「これは揺れてますね」
「そうですね」
「机の下にもぐりますか?」
「あーまあ、そうですけど、こんな薄い机の下にもぐってもしょうがないので話進めますか?」

って何事もなかったように打ち合わせしていたけ何度か揺れて帰りの電車が心配だった。

打ち合わせ自体は相手のエンジニアさんとガチでディベートしてたけど、結局の所

「まあ、とっても良い製品だと思いますけど今の時期は厳しいですね。正直この手のジャンルにIT投資つくとは思えませんし、CAPEXやOPEXを考えると十分アドバンテージがあるとは思うのですが、ROIに対してエンドユーザがどこまで理解してくれるか次第ですねえ。今世の中のトレンドは情報資産を守る前に、生命、財産を守る事が優先されてますからねえ」

と時事ネタを織り込みながらやんわりと否定してましたが、何分時期が悪い打ち合わせだった。先輩と1時間くらいで終わるかと思ったら結局3時間も小さなビルにいて地震くらったから怖かったよ。

「結構揺れますね。このビル免震構造ですか?」
「いや、本当に揺れてるだけで脆弱なビルなんです」
「あははは(心の叫び;ぎゃー!!早く逃げたいー!!!」

プライベートでも引きこもりですが仕事でも引きこもりになりそうな予感。今度は耐震構造のうちのビルで打ち合わせを調整しようと思った。

帰り道。電車に乗ってたらアナウンスが
「先ほど、地震がありました関係で電車が15分遅れてます。大変申し訳ございません」

って・・・車掌さん誰も怒ってないよ。むしろ、この余震が続く中がんばって動かしてくれているだけでも感謝ですわ。でも、さすがに空調止まっている地下鉄っていうのは、この時期からムシムシしているから夏場の電力需要が足りない時はやっぱり在宅勤務制度を申請しますかねえって思ったり・・・

今日も余震が一杯あったけど無事に家に帰ってこれた。
もう太平洋沿岸に地震はゆるしてやってくださいな。
明日は大きな地震がありませんように・・・


今日はこんな感じ
ではでは。