僕は本当に無力だ・・・

yoshi-blog2010-03-12

久しぶりに鼻につめたティッシュが真っ赤にそまり、ぽたぽたと垂れる出血のおかげでお気に入りのシャツが台無しになってしまって少々ガッカリしているYoshiです。こんばんは(-_-メ)

あーあー、そんなさ、まさか鼻につめてたティッシュがさ、吸収しきれないほど出るとは思わないじゃない・・・ポタって垂れた1滴のおかげでシャツ台無し。これ、洗濯で落ちるのかな?だめならクリーニングだなあと思いつつも出来の悪い自分に八つ当たり出来ないでいる週末金曜日。

今日は仕事の話はこれと言ってネタなし。色々忙しくて午後から遊びに行こうと思っていた展示会にいけなくてずっと書類とにらめっこしていたくらい。だから書くことないんだけど、それ以外で少々。

とある、人の話。

仕事終わりに小一時間くらいある人と会いました。正確に言うと近くに来たついでに・・・という世間話をしたかったのか、とにかくものすごく珍しい方だったので、自分もたまたま職場にいたから良かったけど、何年ぶりなんでしょうね。

話と言うのは、とある人のお子様が今日から病院で入院だそうです。
その病院は、とある小児科系の病院だそうです。

どういう理由で、なぜそこに・・・は、プライベートの話もでもあるし、わざわざお伝えするのも気が引けるのであえて書かないけど、ただ普通の病気ではないって事です。その子と同じ病室には薬の影響で髪の毛が抜け落ちてしまっていつも帽子をかぶっている女の子と同じ部屋。別にめずらしい光景じゃなくて、そういう子供達がたくさんお世話になっている病院だそうです。

Yoshiも実は、はるくんがもしかしたら、ここにお世話になる可能性もありました。幸い、はるくんの場合は手術云々ではなくて、発達系の話だったけど、主治医として生まれた病院でついていた小児科の先生がとってもよくしてくれていたので、「もし、本当に心配ならここの病院の先生を紹介するよ。でも、はるくんはそこまでしなくて大丈夫だと思う。それは私が保証します」って卒業見極めを頂いたので大丈夫だったけど、なのでどんな病院で、どんな子が集まるか知っていたんですよね。

そんな病院で手術&術後の経過を見守る事になるのですが色々話を聞いちゃってね。胸がものすごく詰まる。

都会の喫茶店で泣かれちゃってさ・・・思わずもらい泣きしちゃいそうになったけど、生きているって本当に幸せだなあって事もたくさんあるけど、残酷だなあって事もたくさんあるんだなあって思った。

そして、僕は無力だ。

かける言葉が見つからなかった・・・どんなに頭の中を検索しても、かける言葉が嘘っぽくて、リアリティがなくて、さも他人が心にもないような言葉をかけるようで、ただ、黙ってそこにいるしか出来なかった。

他人の子供でさえ、そう思う。もし、これが自分の子供だったら・・・そう思うだけで怖い。

最近ね、子供を虐待したり、辛くて悲しいニュースを見る度に胸が本当に痛む。なぜ、そうなってしまうんだろう・・・と。

残念ながら、そんな話。Yoshiのものすごい身近な所にも同じような境遇に置かれている子供がいる。詳しくは知らされてない。ただ、はるくんと近い子が、今愛情を受けれずに生きている悲しい現実もある。

偽善者といわれるかもしれないけど、もし誰もいなかったら・・・もちろん、嫁さんにも親にも相談してない自分の胸の中にしまっている感情だけど、本当に何かあるなら手を差し伸べようと考えた事もあった。でも、世の中は非常にドライに出来ていて、こんな一時の感情を受け入れてくれるほど世の中本当に甘くないんだよね・・・その事実を知って未だに凹んでいる自分がいる。

その後の話は聞いてない・・・いや、きっと、耳に入れないようにしてくれているんだろう。でも、かたや自分の目の前にいる、はるくんと、あいちゃんはパパがいて、ママがいて、そして言葉では言い尽くせない愛情を注いでいるつもり、でも、そうではない子供も現実に、確実に存在している。

こんな事考えたらきりがない。別に日本だけじゃなくて、世界に目を向けると貧困、災害、戦争・・・いくらでも辛い思いをしている子供はいる。それはエゴかもしれないってのは十分わかっているけど、こんな出来事がないと普段こんな事は考えないじゃない?

同じ子供なのに・・・
望まれべくして生まれてきたはずなのに・・・
生まれた瞬間は絶対に笑顔で迎えいれたはずなのに・・・

それも、運命だと言ってしまえばそれで終わってしまうけど、

だったらなぜ望んだのだろうか?

世の中には望んでも、なかなかチャンスに巡り合う事が出来ない人もいる。

そして、巡り合ってチャンスを得たとしても、途中で小さな大事に大事に暖めてきた出来事を失ってしまう人もいる。

なんども、「大丈夫、大丈夫」っておなかをさすって生まれてくる待望の子を待ち望んでいる人もたくさんいる。

同じ、子供なのに・・・たまたま生まれてくる場所、タイミングが違うだけでこうも人生変わってしまうって事を考えるとものすごく胸が痛くなる。そして、むなしくなる・・・

かたや、生きたいと思っている人がその願いを叶えられない人もいる。

そう考えると、最近安易に親になってしまう人多くなった気がするよね。

もちろん全否定するつもりもないけど、親になるのって、子供を育てるのって、こんなにも苦しくて、悩み事が多くて、些細な事にドキドキするものだと思わなかったよ。良い事もある。プラスマイナスにしたらプラスだろうけど、背負う物って本当に重いものだって思うわけです。

親は子供を選べるのかもしれない。
しかし、子供は親を選べない。

もちろん、親も完璧な人間にはなれないから、子供から見たら僕は完璧な親ではないだろう。
だから、もっと今まで以上に「僕をパパにしてくれてありがとう」

今日の話を聞いてそう思う事にした。
そう思わないとやってられない。

世の中本当に不公平だ。
同じ親という立場で、こんなにも違いがあるなんて・・・もし、自分が同じ立場だったらきっと生きてられないよ。

あんな話聞かされちゃってさ・・・ただ、ただ、心の中で
「どうか、無事成功しますように・・・」

としか、思えなかった。

なんか、まっすぐ家に帰れなくて、一人いつもの場所でお酒を少し飲んでカウンターで小一時間ぼけっとしちゃったよ。
たった2杯のMatadorしか飲んでないけど、久しぶりに少し酔っ払ったかも。

そんな感じで家に帰って寝室に行って思わずあいちゃん抱きしめちゃったよ。
目覚めちゃったみたいで泣かれちゃったけどさ・・・

でも、ごめん、今日パパ、君たちがいる事を確認したかったんだよ。
こんなに君たちの寝顔を見て涙が出てくるとは思わなかったよ。

こんなダメなパパだけどさ、でも、パパがんばるよ。もっといいパパになるよ。
パパは、あいちゃんとはるくんがいつも笑顔で楽しい毎日で
いられるようにさ、がんばるよ。
だから、あいちゃんとはるくんさ、パパの背中もうちょっとだけ押してよ・・・

それでね。

今日聞いた話。
僕に何か出来る事はあるだろうか?

正直何も出来ない・・・ただ、ただ、「僕は無力だ・・・」
そう感じずにはいられない。

でもさ、それでも、何か出来る事はないんだろうかね?
人間万能じゃないけど、こういう時こそ奇跡と言うキーワードに託したいものです。

最近思うんですよね。
「僕は生きているんじゃなくて、生かされている」

と。

だから、安易に妥協して人生ピリオド打ってしまったり、自分の行末を絶望して自暴自棄になるにはまだ早いと思うわけです。
もっとも、なんかのキッカケで折れてしまったら自分も奈落の底だって言うのは十分理解しているので自閉している部分もあるけどさ、
親になるって言うのは涙もろくなって、心が弱くなって、余計な心配をする生き物なんだなと思いました。

色々あるけどさ、どうせ涙を流すならうれし涙でありたいものです。

本当に僕は無力だ。
改めて実感した日だった。

今日はこんな感じ。
ではでは。

追伸
昨日まで連続で見ていた夢の話。
今日もまた見てしまった。
どうしよう。これはなんの前触れ?
怖いよ・・・