僕の代わりが見つかりますように・・・

yoshi-blog2009-11-13

胸が締め付けられるほど、切ない話。


今日家に帰ると1通の手紙がYoshi宛に届いてました。

拝啓 この度はお忙しいところご返送ありがとうございました。

ご記入頂いた内容を慎重に検討させて頂きましたが、「○○○○○○○」とのご記入があり、骨髄バンクの基準により残念ながらコーディネートを進めさせて頂くのは難しいとの判断になりましたので、ご連絡申しあげます。

骨髄バンクでは、ドナーの方の安全を守るという観点から、直接骨髄の提供とは関係のない○○○であっても、○○○のお体にご負担をかけ、悪影響を与えてしまう可能性が否定できないため、コーディネートを進めない事としております。貴方様の日常生活にはほとんど問題がないと思われますが、ボランティアでご協力いただく場合、少しでも危険性(リスク)があれば考えざるを得ないことをご理解いただければと存じます。せっかくのご意思を頂きながら、誠に申し訳ございません。

(中略)

なお、今回適合されました患者さんにおかれましては、他のドナー候補者の方が進行している可能性もありますし、今後もドナー候補者を検索する作業を続けてまいります。

ご協力いただき、本当にありがとうございました。

骨髄バンクから先日意思表示した物に対する返信がきてました。ワープロで上記の文面はもちろんのこと、コーディネートの担当者さんからも自筆で「せっかくご返送頂きましたのに申し訳ございません。どうぞお体にご自愛ください。お気持ちありがとうございました」ともお手紙には添えられてました。

つまり、ドナーは適合したけど、リスクがあってドナーにはYoshiはなれなかったという事です。

まあ、半分予想はしていたんですけどね。

なんだろ。なんか悲しい・・・

何が悲しいって、もちろん自分のせいで、誰か助かるべく命を救えなかったということ。

ものすごく申し訳ない。

「俺の体が、そこまで悪いのか・・・」

とも思ったけど、まあ、それは覚悟しているし別に今更この件で流す涙は一滴もない・・・でも、もし、自分がもうちょっとまともな体で問題なければ、このHLAが適合した患者さんは別の人生がまっていたかもしれないのに・・・ただ、それだけが悔いが残ってしょうがない。本当に申し訳ない。ごめんなさい。

どんな人だったんだろう?見つかったのは当然まだ知らされてないはず。でも、この先もしかしたらYoshiの骨髄液が提供されたとしたらまったく別の人生が待っていたのかもしれないのに・・・

そんなチャンスを僕は奪ってしまったんじゃないんだろうか?ただ、悔いが残る・・・僕はあなたにはHLAが適合してもどうやら提供できないらしい・・・だから、僕じゃない他の人と適合して欲しい・・・でも、もし見つからなかったらどうするんだろう?
ただ、その点だけが非常に気になってしょうがない。

手紙には、1年保留し、その後状況の変化があったら再度ドナー候補者として再度検索対象になる旨が記載されてました。ですが、大変残念な事にたかが1年でYoshiの体が今の状況と変わる事は悪くなる事はあってもよくなる事はない・・・つまり、それは自分にとっても、相手にとってもよくない状況なんです。なので、本来手紙のやり取りはこれで終わりだけど、僕は担当者の方に手紙を返送しました。

ご担当者御中

この度はご丁寧にご回答頂きましてこちらこそありがとうございました。
せっかくのHLA適合になったのにも関わらず、ご期待に添えなくて申し訳ありませんでした。

ご回答にも記載してありましたが、○○○は1年後に症状が治まるもしくは完治するというものではありません。自分が自分をコントロールしていくものであり、つまり、現状保留にしておいても状況が変らないのであればご期待に沿える事は現状の基準では難しいという事であれば大変残念ですがドナー対象から取り消しをしていただいた方がご迷惑かからないと思います。

ですが、HLAの適合のチャンスは少ないというものも少しは理解しているつもりです。

特に私としては、私がドナーとして骨髄を提供をする際のリスクはこちらで許容してもかまわないと思っていますが、基準やご検討頂いた結果だと思いますので今回の結果を尊重したいと思います。ただし、もし他の適合が見つからない場合や切迫した状況になったら再度その際はご相談いただければと思います。待っている患者さんのチャンスがなくなってしまうのは非常に忍びない気持ちで一杯です。

よろしくお願いします。

残念でならない・・・
ただ、ただ、申し訳ない気持ち。

出来る事を出来る範囲でやればいい・・・

そう思っていたけど、

でも、出来ると思っていた事が出来なかった。

助けられなかった・・・

 助かる事が出来たのに・・・

そう考えると、頭を抱えて涙が止まらなかった・・・


僕にこれ以上何か出来る事はないの?

もうこれで終わりなの?

そんな事務的に終わらせてしまっていいの?

大丈夫なの?

色々考えちゃうと、今日は寝れそうもない。

せめて、僕が骨髄を提供すべきだった患者さんに僕とは違う人とのHLAの適合者が

どうか、どうか、僕の代わりの人がみつかりますように・・・

願わずにはいられない。