取り越し苦労でありますように・・・

yoshi-blog2007-12-03

不安な時ほど独り言は多くなる。誰と話しているんだろう?何を話しているんだろう?ただ、ただ、不安をかき消す時は独り言が多くなるんだ・・・帰り道、一人悲しくないのに涙で前が見えなくなってしまったYoshiです。

今日と言う日が僕の思いすごしであってほしい・・・出来ることならホッと胸を撫で下ろす出来事であってほしい。けれど、いつかはこんな日が来る。覚悟はしていたけど、やっぱり覚悟だけじゃどうにもならないんだ・・・何も出来ない自分に悔しくて、ただ、切なくて、どうして神様は、こう意地悪なんだろう・・・ずっと悩んだけど、やっぱりここは僕の心の拠り所。ここに書くから日常の生活のバランスが保たれている・・・であるなら、今日感じた事はどんな事になろうとも、キチンと記録に残しておくことにしようと思いました。どうか、僕の不安を紛らわせる時間と、ほんの少しの勇気と希望を与えてください。

週初めの忙しい日。外出したり打ち合わせしたり、いつもと変わらない日。あわただしく時間が過ぎるも、目の前の事に追われていました。そんな夕方。とある仕事の件で一通のメールが嫁さんから入りました。

「明日、会社休めない?なんか、急にお腹がはってきたんだけど・・・」

とりあえず打ち合わせが終わってから凄い気になりドキドキしながら、震える手で電話をしました。きっと、声とか上ずっていたかもしれないけど、勤めて平静に冷静に、落ち着いて・・・と自分で言い聞かせながら、嫁さんの話を聞きました。、痛みとか出血とかはないけど、前回のはるくんの時と同じ、お腹の張りが出てきてしまったそうです。

「大丈夫?今から病院行かなくてもいいの?」

「うん。出血してないし、そこまでしなくても平気だけど、一応不安だから明日病院行こうと思うの」

「そっか。わかったちょっと調整するよ」

幸い、明日はお客の所に行くとか、社内で打ち合わせとかそんなのはなくて資料整理に当ててた時間、一緒に仕事しているメンバーには大変申し訳ないけど、今の僕には優先順位はこちらを優先にしなきゃいけないのでなんとか調整して休暇申請を出しました。なので、明日は午前中嫁さんの産婦人科に急遽付き添う事になりました。

そう、もしかしたら・・・という可能性が出てしまったと言う事です。

正直、まだ先生に診てもらってないし、素人判断だし、ただの腹痛かもしれない。でもね、普通の人なら、そのくらいで済んじゃうかもしれない。でも、うちは別。前回のはるくんの時は2ヶ月早く生まれてきてしまっていて、先生からも「次も早くなるかもしれない」そういわれている中、出産予定日である4月なのに、もしかしたら・・・そういう不安が出てきてしまいそうだという状況に不安で、不安で、胸が苦しくて・・・夕方からそんな事を考えながら仕事もあんまり手につかない状態でした。とりあえずみんなに迷惑をかけないように今日やれるべき事は最大限やって、明日に出来るだけ穴を開けないように調整はしたけど、いないって事は最大の迷惑をかけてしまう事には変わらないけど、時間一杯やるべきことはやったつもりでした。

でも、自分もね、覚悟はしていたんです。たぶん、こうなると・・・でもね、早い。まだ早いよ。今のタイミングは安定期と言えども、非常に神経を使う週数なんです。今、週数にして22週。医学的には22週前を流産、22週後を早産というみたいです。(間違っていたらごめんなさい)それにしても、22週は・・・なんとも言えない虚無感と何もできない自分にただ、ただ、心の中で「どうしよう・・・」という言葉だけがずっと繰り返されてました。取り越し苦労であってほしい・・・何もなかったという出来事がほしい。でも、でも、自分のこんな不安で、不安で、胸が苦しくて張り裂けそうな気持ち。自分がそんな風に思えているなんて嫁さんに言えるわけないし、そんな気持ち表に出せるわけないじゃない。きっと本人はもっと不安。そんな時に一緒に不安になってもしょうがないじゃない・・・

まだ、病院に行ったわけじゃないので結論を急ぐつもりもないけど、どこかで悪いケースを想定してしまう自分と、なんともなかったね。と喜ぶ自分。どっちを思いながら自分は明日病院に望めばいいのだろう。自分、起用じゃないからばれちゃうよ。この気持ち・・・

どこかで、余談は許さないし楽観視できない。だから、素直に喜べない自分がいた。早くなるのは覚悟していたけどこのタイミング。どうなるのかわからない。どうしていいのかわからない。でも細心の注意はしていたつもりだし、前回の教訓を糧に色々対策してきたつもりだったのに・・・それでも、不安要素が出てしまいました。誰のせいでもない、この気持ち。どうしたらいいのだろう・・・

「まあ、大丈夫だと思うけど一応ちゃんと検査してもらおうね」

電話口ではそう答えたけど、嫁さんが・・・というより自分が怖くて、不安で、胸が苦しくて、この気持ちをどうにかしてもらいたい、助けてほしい・・・自分、考えすぎなのかな?ただ、心の中で、たった一つだけ

「もし、私の願いが叶うとしたら、どうか、何事もなく無事に健やかなる時間をお与えください」

それだけでいいんです。

そんな事考えながら仕事終わって家の帰り道。全然悲しくないのに、右目から涙が落ちてきた。止まらなかった・・・何に泣いているんだろう。何が涙腺を刺激しているんだろう?自分の非力な結果?それとも、今まで嫁さんがんばってきたのに・・・お腹の中の子もがんばっているのに・・・という状況?分からなかった。俺、何に泣いているんだろう・・・

とにかく、右目から涙がしばらく止まらなかった。ほほを伝わる涙が、夜の空気に触れて温度が下がったけど、吐く息と僕の胸の痛みは治まらなかった・・・

考えすぎであれば、それでいい。馬鹿が勝手に泣いていた。それでいい。ただ、そうじゃなかったら・・・いや、今そんな事は考えたくないけど、でも、整理がつかない。やっぱり僕の覚悟はまだ全然足らなかったようです。

家に帰ったら嫁さんはすでに布団に入っていたのでじっくり顔を見てたわけじゃないけど、良かった。こんな目を真っ赤にしている自分が見られないでよかった。

そんなわけで、色々書いてまとまりのない文章になっちゃったけど、明日、朝病院に行ってきます。






どうか、神様。お腹の大切な私の子供が無事でありますように・・・

もし、その対価を払う必要があるというのなら。

僕の何を持っていってもいいです。

お願いします・・・






まだ見ぬ愛しのあなたへ


今日、あなたとあなたのママががんばっているというお話を聞きました。

大丈夫かな?どうしたの?

もう会いたい?会いたくなっちゃったかな?

それは、もしかしたら、パパがママと名前の話とかしちゃったから、

あなたは、会いたくなっちゃったのかな?

それとも、何か苦しい事があったのかな?

今日、ずっと、あなたのこと考えてました。

あなたはどんな顔しているんだろう?

どんな目をして、パパに微笑んでくれるんだろう?

こんな自分をあなたはどんな風に受け止めてくれるんだろう?

考えたらきりがないけど、まだ見ぬあなたという存在は

もう、僕たち家族の一員です。そんなあなたを愛してます。

今、パパはあなたのためにどんなことがでるきのかな?

大丈夫、大丈夫だから、まだ、おなかのなかで

ゆっくり、ゆっくり、あせらなくていいから・・・

もう少しだけ、みんなでがんばろうね。

パパはあなたにまだ伝えてないことがあります。

それは、あなたという存在を見つけた日からパパは

あなたのことを愛しているということ。

逃げないし、側にずっといます。

あなたには頼りがいのないパパだけど、

がんばりやさんのママと妹思いのおにいちゃんが

あなたのことをずっと、ずっと、大切にします。

まだ、見えなくても、触れられなくても、そこに

あなたが存在している事を温かく見守っています。

今日、パパね、あなたの名前を決めました。

色々考えたけど、あなたにふさわしい名前を見つけました。

きっとあなたは喜んでくれると思います。

あとは、あなたが無事に生まれてくるだけです。

なんの心配もいらないし、急ぐ必要もないよ。

だから、安心してください。


あなたの、パパより。愛をこめて。








そして・・・
ほんの少しだけ、僕に事実を受け止められる勇気をください。